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「もしも、自分だけのペットを飼えるとしたら?」
この質問をすると、
子どもはだいたい現実を一瞬で置き去りにします。
・ドラゴン(火を吹く)
・ユニコーン(なぜか空も飛ぶ)
・足が12本あるタコ(名前は“たこまる”)
……うん、まず飼えません。
でも、そこが最高におもしろい。
この「空想のペットを描こう!」お絵かきワークは、
飼えないからこそ、なんでもアリな遊び。
想像力が暴走しがちな子ほど、
びっくりするくらい生き生き描き始めます。
なぜ「空想のペット」なのか
ペットは、子どもにとって特別な存在です。
・守ってくれる
・そばにいてくれる
・言うことを聞いてくれる(※ここ重要)
空想のペットには、
今ほしい安心感や願いがそのまま乗っかります。
だからこのワーク、
ただ楽しいだけじゃなく、
子どもの心がちらっと見えます。
対象年齢の目安
4〜10歳くらいがおすすめ。
- 4〜6歳
動物を合体させがち。
色も多め。サイズ感はだいたい大きい。
→「大好き!」「強い!」「こわくない!」がテーマ。 - 7〜10歳
設定が細かくなりがち。
性格・ごはん・必殺技まで決める。
→ 空想と現実を行ったり来たりできる時期。
お絵かきワークのやり方
テーマ
「空想のペットを描こう!」
用意するもの
- 紙
- クレヨンや色鉛筆
- 想像力(忘れたら取りに戻ってOK)
声かけ例(ここ大事)
- 「どんなペット?」
- 「名前は?」
- 「なつく?なつかない?」
- 「一緒に寝る?寝ない?」
- 「これ、飼うの大変じゃない?」
※最後の質問、わりと盛り上がります。
ポイント
Yes/Noで終わらない質問をすると、
設定がどんどん増えていきます。
あるある|だいたいこうなる
このワーク、やってみると…
- とにかく大きい
- 強そう(守ってくれる設定)
- ごはんが謎(虹・石・雷など)
- でもなぜか、やさしい
空想なのに、
性格だけはリアル。
これ、
子どもが「こういう存在がいたら安心」
と思っている姿です。
絵からちょっと見える、心のヒント
あくまでヒント。
決めつけ禁止で。
- やたら大きいペット
→ 守られたい気持ちが強め - 体の一部をすごく細かく描く
→ その部分が“自慢ポイント” - 暗い色が多い
→ 落ち着きたい/静かな安心感を求めている - いつも一緒にいる場面
→ ひとりはちょっと苦手かも
※1枚だけで判断しないでね。
親がやりがちなNG
- 「それ飼えないよ」
- 「現実的に考えてみよう」
- 「もうちょっと普通の動物にしたら?」
今日は、
普通を置いていく日です。
代わりにおすすめなのは、
- 「それ、一緒にいたら楽しそう」
- 「このペット、どんな気持ちかな?」
- 「大事にしてるの、伝わってくるね」
このワークで育つもの
- 創造力(現実を一度忘れる力)
- 表現力(言葉+絵)
- 自己肯定感
「こんなの考えた自分、ちょっとすごい」
そしてなにより、
親子で笑える時間。
🌈 こんなテーマも、描かせてみると意外とおもしろい
空想のペットが描けたら、
こんなお題もそっと投げてみてください。
正解も、ゴールもありません。
- 「空想ののりもの」
空を飛ぶ?地面を食べる?
速いけど遅い、みたいな矛盾も大歓迎。 - 「最強だけど、ぜんぜん役に立たない道具」
世界を救えるのに、今は使い道がない。
そんな設定、子どもは大好きです。 - 「だれにも見せたくない宝物」
高価じゃないけど、大事。
説明しにくいけど、なくなると困るもの。
どれも、
子どもの「今の気持ち」や「大事にしている感覚」が
ふっと絵に出やすいテーマです。
「描いてみる?」くらいの軽さで、
反応があったものだけ拾えばOK。
まとめ|飼えないけど、最高の相棒
空想のペットは、
家には来ません。
ごはんもいりません。
トイレの世話も不要です。
でも、
子どもの心の中では、
ちゃんと生きています。
ちょっと変で、
かなり自由で、
でもとても大切な存在。
「空想のペットを描こう!」は、
そんな相棒に出会う時間です。
🔗 親記事はこちら
子どもが夢中になる!家庭でできるアート活動と親のサポート術
(※このワークは「育てる系お絵かき」の一例です)
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