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子どもの描いた「雨や雲」──不安・休息・変化のサインを読み解くガイド
雨や雲は、子どもが絵に描くとき、とかく「悲しい気持ち」と結びつけられがちです。
でも、実はそれだけではありません。雨は心を洗い流すような癒やしを、雲は安心して身を委ねられる毛布のような役割を持つこともあります。大切なのは、量・形・色・組み合わせを総合的に見ること。ここでは「雨」と「雲」から、そのときの心模様をやさしく読み解く方法をまとめました。
ワンポイント早見表
- 強い線で描かれた大雨:緊張・不安・怒りなどの強い感情。
- 小雨ややわらかな線:落ち着き・癒やし・内省モード。
- ふわふわの雲:安心感・安定した心。
- 重く垂れ込めた雲:心配事や疲労感。
- 虹や太陽とセットの雨雲:希望・変化への前向きな受け止め。
注)その日の天気や最近の出来事も、描く内容に影響します。
◆ 同じ絵ばかり描く子ども
👉 「太陽を毎回同じ場所に描く子もいれば、何度も同じモチーフを繰り返す子もいます。」
➡ “同じ絵ばかり描く”のはなぜ?子どもの心に寄りそうヒント_
雨の量と線の描き方(緊張か穏やかさか)
- 強い筆圧の縦線がびっしり:強い感情の放出や緊張状態。
- 細い線でまばらな雨:穏やかさや静かな時間を好む気分。
- 斜めの雨:動きや変化の途中。外部刺激の影響を受けやすい。
雲の形と位置(安心か不安か)
- ふわふわ・丸みのある雲:安心感、守られている感覚。
- ギザギザ・四角い雲:ストレスや不安、イライラ。
- 高い位置の雲:視野の広がり、自由な発想。
- 低い位置の雲:心配事や重たい感情。
色づかい(心の温度)
- 青や淡いグレー:落ち着きや静けさ。
- 濃いグレーや黒:強い不安や怒り。
- ピンク・黄色などカラフルな雲や雨:楽しさや想像力、遊び心。
- 虹色の雨:変化をポジティブに捉えている。
他の要素との組み合わせ
- 太陽+雨雲:困難の中にも希望や安心感を見出している。
- 虹+雨:変化のあとの喜びや達成感。
- 人物や動物が雨の下にいる:その存在との関係や守られたい気持ち。
◆ 家族の絵に現れる子どもの心理
👉 「太陽と同じように、“家族の描き方”も大切なサインです。」
➡ “家族の絵”から見えてくる、子どもの本当の気持ち
年齢別の読み方のポイント
- 2〜3歳:雨や雲はまだ形よりも色や線遊び。心理判断は慎重に。
- 4〜5歳:雨や雲の量や位置が安定。感情とのリンクが出やすい時期。
- 6〜7歳:雨雲+背景や物語の組み合わせが増える。意味が多層的に。
- 小学生中学年以上:象徴表現としての雨・雲が増える。
観察のポイントと声かけ例
- やさしく気持ちを広げる声かけ
「この雲、何を見てるのかな?」
「この雨は冷たい?あったかい?」 - 活動例
- 雨の日アルバム:実際の天気と描いた雨雲を見比べる
- 雲の形あてっこ:空を見て自由に名前をつける遊び
まとめ
雨や雲は、不安だけでなく癒やしや変化のサインでもあります。量・形・色・組み合わせに注目し、その日の天気や出来事と照らし合わせながら解釈することで、子どもの心の天気予報をやさしく読み解いてみましょう。
ホーム » 子どもの絵の「雨や雲」からわかる気持ち|心理と心のサインを読み解くヒント
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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