「お母さんばかり大きく描く子ども」そこに隠れた“安心”のサインとは
「お母さんばっかり大きく描いてて、他の家族が小さいのが気になって…」
子どもが描いた家族の絵を見て、そんなふうに驚いたことはありませんか?
お父さんやきょうだいは小さめなのに、お母さんだけが紙いっぱいにドーン!
実はその「大きさ」には、子どもの心理が映し出されていることがあります。
心理学的には、絵は子どもの心を映す鏡として知られており、心理学の世界でも「投影法」として分析されています。
お母さんが大きく描かれるときは、自己肯定感や親子関係の影響が関係していることも。
子どもの絵を通じて、安心感や愛情の深さを読み取ることができるのです。
たとえば、絵を見ながら「ママをこんなに大きく描いてくれたんだね」と声をかけることで、自己肯定感をさらに育てることができます。

「なんでこんなに大きく描いたの?」と笑ってしまう一方で、じんわり嬉しくなる瞬間。
その大きさには、実は子どもの心が映し出されているんです。
絵は子どもの“心の鏡”|心理学的な見方とは?
投影法とは何か
心理学の世界では、子どもの描く絵は「投影法」と呼ばれる心の表現とされています。
まだ言葉でうまく気持ちを説明できない子どもが、絵を通して無意識の思いを表すのです。
絵で見える心の位置づけ
その中でも「人物の大きさ」は、とても重要な手がかり。
大きく描かれる人は「子どもの心の中で存在感が強い人」や「安心・信頼の対象」であることが多いのです。

つまり、大きなお母さんは「子どもにとっての安心・愛情の象徴」。
ただの偶然やバランスの悪さではなく、心理的な意味が込められている可能性が高いのです。
🔗お絵描きでわかる子どもの気持ち|ママ・きょうだい・特定家族ばかり描く理由
お母さんを大きく描く子の心理4タイプ
心理学から見た「ママだけ大きい絵」の理由
「うちの子、ママばっかり大きく描いてて…他の家族は小さくてちょっと気になる」 こんな声をよく聞きます。でも安心してください。実は、これは心理学的にも自然なことなんです。
子どもが絵に込める気持ちは、言葉よりも正直。ママを大きく描くのには、いくつかの心理的な背景があります。

1. 安心感が強いとき
子どもは、お母さんを「困ったときに助けてくれる安全基地」と感じています。 泣いたら駆け寄ってくれる、話を聞いてくれる――そんな安心感が、自然と絵の大きさに表れるのです。
2. 甘えたいとき
「ママに甘えたい」「自分をまるごと受け止めてほしい」という気持ちから、ママを大きく描くこともあります。 心理学的には「大切な人を大きく描く=自分を支えてくれる力の象徴」とも言われます。
🔗「叱る」より「導く」へ。心理学でわかる子どもの自己肯定感を守る言葉
3. 自信や感謝の気持ちを表したいとき

「ありがとう」「大好き」の気持ちを、まだ言葉で伝えきれない子どもは、絵で表現します。 だから、ママを大きく描くことで、自分の気持ちの存在感を示しているのです。
4. 不安を確かめたいとき
「ママがいないと不安」「ママがいれば大丈夫」 子どもにとってこんな気持ちはとても大きく、臨床心理学でも「心のヒーローを大きく描く傾向がある」と言われます。 ママはスーパーマンのように見えているため、自然と大きく描かれるのです。
お風呂でお絵描きが楽しめる安全なキットパス。水に濡れても大丈夫で、子どもたちの創造力を引き出すお絵描きツールです。
解釈における注意点
ただし心理学の描画テストでも「大きく描かれた=必ずこうだ」という単純な診断にはなりません。
大きさにはその時の気分や画用紙の使い方の癖も影響します。
大切なのは、絵を“子どもの心を知るヒント”として優しく受け止めること。
「うちの子は私を大きく描いた。きっと安心できているんだな」と温かく感じ取ることが、一番の意味を持ちます。
やっぱり伝わると嬉しい
自己肯定感を育てる声かけ日々子育てに追われていると、どうしても「ちゃんとできているのかな」「愛情は伝わっているのかな」と不安になることがあります。
でも、子どもの絵の中にドーンと大きなお母さんが登場するのは、その答え。
「私にとってお母さんはすごく大事だよ」(愛情の表現)
「お母さんがいるから安心なんだ」(安心感のあらわれ)

そのメッセージを絵で表現してくれているのです。
だからこそ、その姿を見ると自然に笑顔になれる。
それは、育児の中で最高のご褒美だと思います。
どう受け止めればいい?
絵を見たときのリアクションは、とてもシンプルで構いません。

「ママをこんなに大きく描いてくれたんだね、ありがとう!」(気づきと感謝)
「うれしいなぁ、すごく大事に思ってくれてるんだね」(共感と受け止め)
「ママもあなたのことが大好きだよ」(愛情表現)
こうした言葉をかけることで、子どもは「気持ちが伝わった!」と感じ、さらに安心感を育てていきます。
さらに、その絵を飾ったり、アルバムに残したりするのもおすすめです。
「大事にしてくれている」という実感が、子どもにとって大きな自己肯定感につながります。
お絵描きがもっと楽しくなる!持ち運び可能なケースで、どこでも絵を描く環境が整います。お出かけ先でも絵の時間を楽しめます。
よくある質問(Q&A)
Q:「お父さんが小さいのは愛情が薄いから?」
A:いいえ。絵の大きさは心理的距離や安心感を表すことが多く、愛情の深さとは関係ありません。 子どもの心理のヒントはこちら
Q:「家族を描かないのは問題?」
A:必ずしも問題ではありません。描くタイミングや気分によって変わるだけです。無理に描かせず、話を聞くことが大切です。 親子関係を育てる工夫はこちら
Q:「黒い・怖い絵が増えたらどうしたらいい?」
A:感情の表現の一つです。安心して話を聞き、共感しながら受け止めることが大切です。 子どもの絵から心を読む方法はこちら
安心の声かけリスト|子どもの心を育てるリアクション集
- 「大きく描いてくれたんだね」
- 「ママもあなたが大好き」
- 「描いてくれてうれしいな」
親子でできる心理的サポート
- 一緒に絵を描く
- 子どもの話を聞く時間をもつ
- 絵を飾る・褒める
- 家族でお絵描きタイム
まとめ:大きく描かれるお母さんは、子どもの心の真ん中
子どもが絵の中でお母さんを大きく描くのは、偶然ではありません。
心理学的にも、それは「心の中での存在感」「愛情や安心の象徴」としての意味を持ちます。

そして何より──その絵を見てうれしくなるお母さんの気持ちこそが、子どもにとって最高の応援。
「私は大切にされている」「私は安心できる」という根っこを育てていきます。
大きく描かれたお母さんは、子どもの心の真ん中にいる証拠。
どうかその絵を、誇らしく、うれしい気持ちで受け止めてください。
それは親子にとって、何よりの宝物になるはずです。
🔗子どもの絵 心理分析|ママとパパの描かれ方に込められた深い意味
デジタルでの手書きやイラストに挑戦してみたい方は、ぜひXP-PENペンタブレットをチェックしてみてください。
お手頃価格で高性能、ペイントソフトもセットで届くので、今日からすぐにお絵描きスタートできます。
🖇️ あわせて読みたい!関連リンクで「子どもの心」をもっと知る
🧠「戦いの絵」以外にも、こんな子どもの表現、気になったことありませんか?
🎨「絵」でわかること、まだまだあります!
子どもの絵って、ほんとうに奥が深いんです。たとえば……
こんな記事もあわせて読むと、子どもの絵の“読み解き力”がぐんとアップするかも。
「ちょっと気になる」を、「ちょっと声をかけてみよう」に変えることから、はじめてみましょう。
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
\こんな記事も読まれています/
おえかき お母さんの絵 お父さんの絵 お絵かきワーク お食事エプロン ぐずる ほかの子と喧嘩 イラスト ケーキスマッシュ パパの絵 リカバリーできる人間関係 入学準備 加減を知る 友達が小さい 友達の絵が小さい 子どものサイン 子どもの心を落ち着かせる 子どもの心理 子どもの気持ち 子どもの絵 子どもの絵 心のサイン 子どもの絵 発達段階 子育て 小学校つまづく 小学校入学 怖い絵 新一年生 残酷な絵 社会性 絵 絵でわかる 絵でわかる心理 育児 育児グッズ 育児用品 自己肯定感 行動心理 赤ちゃんとのおでかけ 造形 離乳食 食器 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理 1歳
こちらもおすすめ
このブログはPRを含みます
🖍 子どもの絵でわかる心理チェック
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。









コメントを残す