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こんにちは!ITTI-BLOGへようこそ。
今日も、お子さんの「描きたい!」という熱意と、刻一刻と散らかっていくお部屋の惨状(笑)の間で、本当によく頑張っていらっしゃいますね。
さて、お子さんのお絵描きタイム。
「感性を育ててあげたい」
「自由に表現してほしい」
と、心では思っているはずなのに……。
ふと足元を見れば、蓋の開いたまま転がっているクレヨン。
中身がバラバラになった色鉛筆の箱。
そして、部屋のあちこちに散乱する、描きかけの画用紙たち。

それを見た瞬間、「あぁ、また片付けなきゃ……」と、どっと疲れが押し寄せてくることはありませんか? 「片付けなさい!」と角を立ててしまって、せっかくの楽しい時間が台無しになって、「私はなんて心が狭いんだろう」と、夜な夜な一人で反省会をしてしまう……そんな優しいパパさん、ママさん、安心してください。
結論からお伝えします。 お絵描き道具は、無理に「しまう」必要はありません。
この記事では、100円ショップのアイテムを賢く使いながら、お子さんの「描きたい!」を邪魔せず、かつ親のストレスを劇的に減らす「出しっぱなしOK」な収納術を、たっぷりお届けします。
読み終わる頃には、部屋の隅にあるクレヨンの山が、散らかりではなく「お子さんの創作の息吹」に見えてくるはずですよ。
お絵描き収納がうまくいかない本当の理由
そもそも、どうしてお絵描きの片付けはこんなにうまくいかないのでしょうか。そこには、大人と子どもの「感覚のズレ」が隠れています。
子どもは「しまう」より「続き」が大事
大人にとって、遊びが終わったら「元通りにすること」がゴールです。でも、お子さんにとっては違います。 「さっき描いたこの線の続きを、また後でやりたい」 「この色をここに置いたのには理由がある」 お子さんにとって、お絵描きは途切れることのない一連のプロセス。それを無理やり箱に詰め込んで視界から消してしまうのは、せっかくの物語を強制終了されるような寂しさがあるのです。
大人基準の収納はハードルが高すぎる
「色鉛筆を色の順番通りに並べて、輪ゴムで止めて、この引き出しに入れて……」 こんな工程、小さなお子さんに求めるのは、実はとっても酷なこと。
- 出す工程が多い = 準備だけで疲れる
- しまう工程が多い = 片付けが嫌いになる この「工程の多さ」こそが、親子共倒れの原因なのです。
発想を変える:「しまう収納」から「出しっぱなし収納」へ
ここで一度、収納のゴールをガラッと変えてみましょう。 「見えないように隠すこと」をゴールにするのではなく、「出しっぱなしでも、なんとなく整って見えること」をゴールにするのです。
散らかって見える=悪、ではない
リビングがモデルルームのように片付いていることよりも、お子さんが「あ、描きたい!」と思った瞬間に手が届く環境であること。そのほうが、今の時期のお子さんの脳と心には、何倍も栄養になります。
親のストレスを減らすのが最優先
「どうせ明日もまた描くんだし、ここに置いてあってもいいか」 そう思えるようになると、お子さんへの「早く片付けなさい!」というトーンが、自然と「今日はここまでにしたんだね」というやさしい言葉に変わります。 親の心の余裕を守ること。それが、一番の教育環境なのです。
100均でそろう!出しっぱなしOK収納アイデア
それでは、全国のパパ・ママの味方、100円ショップのアイテムを使った具体的なアイデアを見ていきましょう。
ケース・トレー系:投げ込むだけで「整う」

- 書類トレー(A4サイズ): これが一番のイチオシです! 描きかけの画用紙を「重ねて置くだけ」で、散らかった印象が消えます。1段目は「新しい紙」、2段目は「描きかけの紙」と分けるだけで、紙が床を埋め尽くす悲劇を防げます。
- 仕切り付きボックス: クレヨンやペンを、箱から出して「バサッ」と投げ込める深めのケースに移しましょう。蓋を開ける手間をなくすだけで、お子さんの取り掛かりが驚くほど早くなります。
- 持ち手付きケース: 「今日はリビング」「明日は子ども部屋」と移動できるように、持ち手付きのバスケットに一式まとめます。どこに置いても「このカゴの中」に収まっていれば、出しっぱなしでもサマになります。
紙類の収納アイデア:折らない、捨てない

- ワイヤーネット+クリップ: 描き終わった作品を壁に吊るす「ギャラリースペース」を作ります。これだけで、床に放置される紙が減り、お子さんの自尊心も高まります。
- 1日1枚方式: 大きな画用紙を何枚も出すのではなく、あえて1日1枚、特別な紙(ちょっと厚めのものなど)を渡す。その1枚を大切に「出しっぱなし」にして、1日かけて描き足していくスタイルです。
子どもが「自分で戻せる」仕組み

- 色別にしない: 「赤はここ、青はここ」という分類はやめましょう。100均のバケツのような容器に「ペンはここ!」と、一箇所にポイポイ投げ込めるのが、1歳〜3歳のベストな片付けです。
- 完璧を求めない配置: 「ピッタリ収まる」収納は、出す時に崩れてストレスになります。あえて「少し余裕のある大きさ」の箱を選ぶのが、自立を促すコツです。
年齢別:収納の考え方(1〜6歳)
お子さんの成長に合わせて、収納の「見せ方」も少しずつ進化させていきましょう。
1〜2歳:触れること、見つけることが目的
この時期は「これ、なあに?」と画材に触れるだけで100点です。
- 工夫: 透明なケースに入れて、中身が見えるようにします。
- 注意: 誤飲を防ぐため、細かいキャップなどは親が管理し、描く時だけ「お道具箱」ごと差し出すスタイルが安心です。
3〜4歳:選ぶ楽しさ、自分だけの宝物
「今日はこの色がいい!」というこだわりが出てくる時期。
- 工夫: ペンやクレヨンを色が見えるように立てて収納。
- 親の役目: 「今日はどれにする?」と一緒に選ぶ時間を楽しみましょう。
5〜6歳:自分の「基地」を作りたがる
自分専用のデスクやスペースが欲しくなる時期です。
- 工夫: 100均のペンスタンドや引き出しを組み合わせて、自分なりの「工房」をカスタマイズさせます。
- 効果: 自分で作った場所なら、自分から片付けようとする意欲が育ちやすくなります。
「散らかってもいい」と思えるようになるまで

頭ではわかっていても、やっぱり散らかった部屋を見るとイライラしてしまう……。その気持ち、痛いほどよくわかります。
でも、少しだけ考えてみてください。 お子さんが、目を輝かせてペンを動かし、床いっぱいに紙を広げて夢中になっているその姿。それは、「今この瞬間」にしか見られない、とても尊い景色です。
数年も経てば、お子さんは勝手に自分の部屋にこもるようになり、リビングにお絵描き道具が散らかることもなくなります。その時、私たちは「あんなに賑やかで散らかっていた日々が懐かしいな」ときっと思い出すはずです。
片付けは、後でまとめてやればいい。 掃除機をかけるのは、明日でもいい。 お子さんの「描きたい!」というエネルギーを、収納というルールで閉じ込めないこと。 それが、長い目で見れば、親にとっても一番「ラクで幸せな道」だったりするのです。
まとめ|お絵描きは作品より“時間”が宝物
いかがでしたか? 収納は、お部屋をきれいに保つための「目的」ではなく、親子で楽しく過ごすための「手段」です。
100均のアイテムを上手に使って、 「出しっぱなしでも、まあいっか!」 「すぐ手に取れるから、今日も楽しそうだね」 そう笑い合える環境を作ってみてください。
立派な収納棚も、高価な整理グッズもいりません。 ただ、お子さんの好奇心に寄り添う、あなたの「ゆるやかな視線」があれば、それだけでお家は世界一の美術館になります。
完璧なママ・パパになろうとしなくて大丈夫。 まずは今日、100均でカゴを一つ買うところから、ゆるーく始めてみませんか?
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あなたの「収納ハック」を教えてください! 「うちは100均のこれをこんな風に使ってます!」「片付けでこんなことに困ってます」など、ぜひコメント欄で皆さんの知恵をシェアしてくださいね。お互いにラクをする方法を見つけていきましょう!
次回の記事予告 「1歳の誕生日お祝いガイド|準備から当日の過ごし方まで」を、さらに深掘りしてお届けします。お楽しみに!
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貼る・選ぶ・並べる──そんな軽い動きが、表現への第一歩になることがあります。
大切なのは、上手に描くことではなく、「関われた」「楽しめた」という感覚。
こうしたアイテムは、親子の関わりをやさしく支える補助として使うのがおすすめです。
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