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「うちの子、また車かいっ!」
気づけば今日も、昨日も、一昨日も…。
お絵かきのたびに、車・車・車。
「ほかのものも描いてみたら?」と声をかけたくなる気持ち、よ〜くわかります。
でも、ちょっと待ってください。
子どもが同じモチーフを繰り返し描くときって、実は内面がぽろっと顔を出しているサインでもあるんです。
もしかすると、
● 車のスピードにワクワクしてる?
● コントロールできることに安心してる?
● それとも、単純に“乗り物オタク予備軍”かも?
この記事では、元教諭の視点から、車を好んで描く子どもの“心のナビ”をのぞいてみます。
親としてのちょっとした「声のかけ方」も紹介するので、気持ちがラクになるヒントになるかもしれません。
それでは、エンジンをかけて、出発〜!

「車ばかり描く子どもの心理と理由」|“同じ絵”を繰り返す発達サイン
大人から見ると、車の絵ばっかり描くって「飽きないのかな?」と不思議に思うかもしれません。
でも実は、子どもが何度も同じものを描くのには、ちゃんと“意味”があるんです。
これは「好きだから」の一言では済まない、子どもなりの心の整理や発達のサインだったりします。
🔗【またそれ描いてるの?】同じ絵ばかり描く子の「意外な才能」
たとえば、こんな理由が考えられます。
【1】好きすぎて描く!“車ばかり描く子”の心理的背景
まずシンプルに、「車が好きすぎて描かずにいられない」パターン。
特に男の子に多いのですが、車って「音」「スピード感」「形のかっこよさ」など、心をくすぐる要素がてんこ盛り。
描くことで、“好き”の感情を何度も味わっているんですね。
いわば、「脳内ドライブ」みたいなものです。
🔗お母さんが好きすぎる場合の描かれ方
【2】“自分で動かせる”車に安心する子の心とは
車って「ハンドルを握れば自分で進める」乗り物ですよね。
これ、子どもにとってはすごく魅力的なんです。
実はこの「自分でコントロールできる」って感覚、自己肯定感や安心感と深く関わっています。
描くことで、
「自分で進んでる感じがする」
「思いどおりに動かせるって気持ちいい」
という体験を、絵の中で味わっているのかもしれません。
🌟 自己肯定感が育つと…
✔ 失敗しても「もう一度やってみよう」と思える
✔ 人の目より“自分の気持ち”を大切にできる
✔ 挑戦する力・学ぶ意欲がぐんと伸びる
【3】現実と空想を行き来する|“車の絵”で育つ想像力
たとえば、日常で見た救急車、パトカー、バスなどを描いているときは、“見たことを再現している”時期。道で出会うパトカーや救急車にいち早く反応して、うれしそうに見つめる姿、かわいいですよね。
見たことを再現したくなるのは、視覚や記憶、空間認識の発達とも関連しています。
描きながら「こうだったっけ?」と頭の中で確認してる状態。
一方、架空の車や“めちゃくちゃ長い車”を描くようになってきたら、想像力の世界に入りつつあるサインです。こんな車があったらおもしろいな!とか考えてるんですかね。
つまり、「現実」と「空想」の間を行ったり来たりして、心の中の遊び場を広げているんですね。
🔗熱中できるってすごいこと!絵がうまい子はここが違う!
💭 想像力がある子の強み
・「もしこうしたら?」と考える力が成長する
・創造性が高まり、表現する楽しさが広がる
・気持ちの世界を理解しやすく、コミュニケーションも柔らかくなる
🔥「車ばっかり描く」子にぴったりのアイテム紹介
好きな車がある子は “安心できる世界” を車で表現していることがあります。
好きな車のおもちゃをそっとそばに置いてあげるだけで、自己肯定感・集中力・安心感がさらに育ちます。
タカラトミー トミカ №108 日野 はしご付消防車
消防車が好きな子は「守る・助ける」世界が好きなタイプ。優しさ・責任感の芽が◎
ルパン三世 カリオストロの城 フィアット 500
小さくて素早い車が好きな子は「柔軟さ・ひらめき・創造性」が強いタイプ。
三菱ふそう スーパーグレートキャリアカー
大きい車が好きな子は「達成感・自信・頼られたい気持ち」が強いタイプ。
トミカ フェアレディZ NISMO パトカー
パトカー好きは「ルール・正義・使命感」に心が反応しやすいタイプ。
親の関わり方|車ばかり描く子への声かけと見守り方
「また車…」と思っても、否定せずに“見守ること”がまず大事。
でも、もう一歩踏み込んで、子どもとの関係が深まる声かけもおすすめです。
①「この車、どこに行くの?」
行き先を聞くことで、子どもの中にある「物語」が広がります。
思いがけず、世界観が飛び出してくるかも。
②「どこがいちばんかっこいいと思ってるの?」
好きなポイントを聞くことで、自分の「好き」に気づかせてあげられます。
これは自己理解の第一歩。
③「車って、速くてワクワクするよね。ほかにもそんな乗り物あるかな?」
視野を少し広げる質問。
新しいモチーフに自然と興味が移っていくきっかけにもなります。
実際に“運転する感覚”を楽しめるおもちゃが、安心感につながる子もいます。
ハンドルを握って“自分で動かせる”体験”って大事ですね。

AIJYU TOYS 足けり乗用玩具 メルセデスベンツ Cクラス C-CLASS 子ども用 乗り物おもちゃ (ブラック)
これに乗って「どこに行こうか~」と声をかけると「スーパー」と答える息子。そうね、スーパーよく行くよね・・。子どもっておもしろい。
無理に変えなくてOK!車ばかり描く“今”を見守るコツ
「また車ばっかり…」と思うこともあるけれど、
それは、今のその子の心の一部が“車”というかたちで出てきているだけ。
飽きるまで描いた先に、ふと別のモチーフに目を向ける日がきっときます。
今のうちにたっぷり描かせてあげることで、
次に進むステップも、きっと豊かになりますよ。
🔍 Q&A:車ばっかり描く子ども、これって大丈夫?
Q. 発達に偏りがあるの?
→ いいえ、多くの場合は「発達の流れのひとつ」です。
同じモチーフにこだわる時期は、観察力や集中力が育っている証拠。
Q. 無理に違うものを描かせた方がいい?
→ 無理に変えようとすると「描く楽しさ」が失われます。
親は「見守り+共感」でOKです。
📝 チェックしてみよう!こんなときどうする?
- 「また車か…」とつい言いそうになる
- 他の子が人を描いているのを見て不安になる
- 描くときの表情が真剣すぎて心配になる
- 毎回同じ色・同じ車を描く
→ どれかに当てはまっても大丈夫。
“好き”の中に、子どもなりの安心があるサインです。
🚗 さらにおすすめ:好きな車への“こだわり”を伸ばせる1冊
好きな車の塗り絵は「集中力」「色彩感覚」「観察力」を一気に伸ばす最強ツール。
「車へのこだわり=発達の偏り」ではなく、夢中になれる対象があることは成長の力になります。
おうち時間・静かに過ごしたい時間・親子時間にも◎
まとめ|“車しか描かない子”が伝えたいことと親へのメッセージ
| 観点 | 理由 |
|---|---|
| 好きな感情 | かっこいい、速い、音などに夢中 |
| 心の安心感 | コントロールできる感覚を得ている |
| 発達のあらわれ | 見たものの再現、空想の世界の構築 |
| 親の関わり方 | 否定せず、物語を広げる質問が◎ |
その絵の中には、小さなドライバーの「好き」と「安心」と「想像」が詰まっているのかもしれません。
今日もハンドルを握って、子どもは心の旅に出ているのです。
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気になるテーマがあれば、ぜひのぞいてみてくださいね。
「子どもが描くもの」には、その子なりのメッセージがたっぷり詰まっています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
子どもの絵に、ちょっとでも「ああ、そうだったのかも」と思ってもらえたら嬉しいです。
絵は、言葉にならない「こころの手紙」みたいなもの。
今日もその手紙、ちょっとのぞいてみませんか?
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。




