こんにちは、ITTIです。
今日も一日、本当にお疲れ様です。今この記事を開いてくださっているということは、もしかしたら「もう、どうしたらいいの……」と、玄関先やリビングの真ん中で、途方に暮れている真っ最中かもしれませんね。
2歳。 可愛い盛りのはずなのに、現実は「イヤ!」の嵐。
朝起きてから寝る瞬間まで、まるで地雷を踏まないように歩いているような、そんな緊張感の中にいませんか?
「お着替えしようか」
「イヤ!」
「ごはん食べよう?」
「イヤ!」
「お外行くよ」
「イヤ!」
「じゃあおうちにいる?」
「イヤァァァ!!」
……ええ、どっちなの!?と叫びたくなる気持ち、痛いほどわかります。
何を言ってもダメ、理由を聞いても「イヤ」しか返ってない。
こちらの忍耐が試されているような、終わりのないループ。

でもね、最初にこれだけは伝えさせてください。
「もう投げ出したい」と思う日があっても、あなたは決してダメな親じゃありません。 そう思うくらい、今のあなたは目の前のお子さんと全力で向き合おうとしている。ちゃんと育てようとしているからこそ、壁にぶつかって、つらくなっているんですよね。
今日は、そんな毎日消耗しているあなたの心が少しでも軽くなるように、2歳の「イヤイヤ」の正体と、今日から一歩だけラクになれる関わり方について、元教諭の視点も交えながら、ゆったりとお話ししていきたいと思います。
まず大切なのは、うまくやろうとすることよりも、気持ちを受け止めることかもしれません。
▶ 子どもの気持ちを理解する第一歩としての「共感」について、こちらで詳しくまとめています
この記事の内容
2歳の「全部イヤ!!」に心が折れそうになる瞬間
「イヤイヤ期」という言葉は知っていたけれど、まさかこれほどまでとは……。実際に直面してみると、想像以上の破壊力ですよね。まずは、全国のママ・パパが「わかる、うちもそう!」と頷くであろう、日常の限界シーンを振り返ってみましょう。

朝の着替えで全部イヤ
朝の忙しい時間。仕事の準備もあるし、保育園の登園時間も迫っている。そんな時に限って、パジャマを脱ぐのもイヤ、お気に入りの服を出してもイヤ、靴下を履くのもイヤ。 「これならどう?」と提案しても、全力でのけぞって拒否されると、こちらの心もポキっと折れそうになります。
特に朝の支度や服選びは、毎日のようにぶつかりやすいですよね。
▶ イヤイヤ期の服選びで、親子のズレを減らす考え方はこちら
出かけたいのに靴を履かない
やっとの思いで準備を済ませ、玄関までたどり着いた!……と思ったら、今度は靴を履くのを断固拒否。 「お外に行こうね」という言葉には頷くのに、靴を差し出すと「イヤ!」。 結局、抱きかかえて外に連れ出すものの、道端でひっくり返って泣き叫ぶわが子。通りかかる人の目が気になって、申し訳なさと情けなさで胸がいっぱいになるんですよね。
寝る時間になると急にイヤイヤ
さっきまで機嫌よく遊んでいたのに、「お風呂に入ろう」「お布団に行こう」と言った瞬間にスイッチオン。 暗い部屋に行くのがイヤ、歯磨きがイヤ、絵本はこれじゃない……。 一日頑張って、ようやく自分の時間が持てると思った直前のイヤイヤ攻撃は、親のエネルギーを最後の一滴まで絞り取っていきます。
夜が一番しんどい、という声もよく聞きます。
▶ 2歳の寝かしつけがうまくいかない理由と、気持ちが楽になる考え方はこちら
なぜ2歳はこんなに「イヤ」が多いの?

「もしかして育て方が悪いの?」なんて不安になる必要はありません。2歳のイヤイヤには、ちゃんとした(でもちょっぴり不器用な)理由があるんです。
2歳は「自分の意思」がはっきりしてくる時期
0歳や1歳の頃は、親がリードすれば「されるがまま」でいてくれたことも多かったはず。でも、2歳になると「自分」という存在がどんどん大きくなってきます。 「自分で決めたい」「自分の思い通りに動かしたい」という、自立への第一歩が芽生えている証拠なんです。
「お着替えをする」という目的は同じでも、「ママにされる」のではなく「自分で選びたい」「自分のタイミングでやりたい」。この「自分軸」が育っている最中だからこそ、大人の提案がすべて「自分の自由を邪魔するもの」に見えてしまうことがあるんですね。
言葉と感情がまだ追いついていない
ここが一番の「もどかしさ」のポイントです。 2歳の子どもの心の中には、「これがやりたかった」「もっとこうしたい」という複雑な感情が溢れています。でも、それを説明するための語彙力はまだ未熟。
周りと比べてしまい、「うちの子、大丈夫かな」と感じやすい時期でもあります。
▶ 2歳の言葉の発達はどこまでが目安?心配になりやすいポイントを整理しています
「本当は青いズボンが良かったけれど、今はこの遊びを中断したくないし、でもママの言うことも聞かなきゃいけない気がしてパニックになっちゃった!」 ……なんて言えるわけがありません。 結果として、溢れ出した全ての感情が、一番手っ取り早く強い言葉である「イヤ!」に集約されてしまうのです。
いわば、高性能なエンジン(感情)を積んでいるのに、ブレーキ(理性)とハンドル操作(言葉)がまだ故障中のスポーツカーのような状態。暴走してしまうのは、ある意味、自然なことなのかもしれません。
言葉は教えるより、遊びの中で自然に育つことも多いです。
▶ 2歳の言葉が育ちやすい遊び方をまとめた記事はこちら
「困らせたいわけじゃない」とわかっていても、しんどい
理屈ではわかっているんです。「これは成長の証」「自立へのステップ」。 育児書を開けばそう書いてあるし、誰かに相談すれば「今だけだよ」と言われる。 でも、「わかっていること」と「耐えられること」は別問題ですよね。

毎日毎日、朝から晩まで否定され続け、泣き叫ぶ声を聞き続けるのは、精神的な修行のようなものです。 「この子は私を困らせようとしているんじゃないか」「嫌われているんじゃないか」と、ふと孤独を感じてしまう瞬間だってあります。
でもね、断言します。 あなたは十分、いや、十分すぎるほど頑張っています。 「イヤイヤ期なんだから仕方ない」と割り切れない自分を、責める必要は全くありません。しんどいものは、しんどい。その気持ちに嘘をつかなくていいんですよ。
食べたり食べなかったりが続くと、栄養のことまで心配になりますよね。
▶ 2歳の食べムラが起こる理由と、無理をしない整え方はこちらでまとめています
ついやってしまいがちな対応
余裕がない時、ついやってしまう対応ってありますよね。
でも、それはあなたが「必死にその場を収めようとしている」証拠。まずは自分を許してあげてください。
早く終わらせたくて強く言ってしまう
「いい加減にして!」「早くして!」 後で冷静になると「あんなに怒らなくてもよかったのに」と落ち込むこともありますが、時間が迫っている中で、何度も拒否されたら声を荒らげてしまうのは人間として自然な反応です。
理由を説明しすぎてしまう
「これを着ないと風邪を引いちゃうでしょ?お外は寒いんだよ、だからね……」 なんとか納得させようと正論をぶつけてしまう。でも、イヤイヤの渦中にいる2歳児に正論はなかなか届きません。説明すればするほど、お互いのドロ沼にはまってしまうことも「あるある」です。
無視してしまう・距離を取ってしまう
あまりの激しさに、どう接していいかわからず、黙って別の部屋へ行く。 「もう勝手にしなさい」と言いたくなる時もあります。これも、自分の心を守るための防衛反応の一つ。決して「愛情不足」ではありません。
今日からできる「イヤ!」への関わり方
さて、ここからは少しだけ具体的に、明日(あるいは次のイヤイヤ!)から試せる小さな工夫をお伝えします。全部できなくてOK。どれか一つ、気が向いた時に試してみてください。

「イヤ!」の前に、まず気持ちを言葉にする
子どもが「イヤ!」と言ったら、まずはその「イヤ!」をそのまま翻訳して返してあげてみてください。
- 「お着替えしたくなかったんだね」
- 「まだ遊んでいたかったんだね」
- 「自分でやりたかったんだね」
解決策を出す前に、「あなたの気持ちは届いているよ」というサインを送ります。これを「共感」と言いますが、元教諭としての経験上、これが一番の特効薬になることが多いです。気持ちを言葉にしてもらうだけで、子どもの「わかってもらえない!」というトゲトゲした気持ちが、ふっと丸くなる瞬間があります。
選択肢を渡して“決める経験”をつくる
2歳児の「自分でやりたい!」という欲求を、逆手に取る方法です。
「お着替えして」ではなく、「赤い靴下と、青い靴下、どっちにする?」と、自分で選べる状況を作ってあげます。
ポイントは、「選択肢は2つまで」にすること。 選択肢が多すぎると逆にパニックになるので、本人が選びやすい範囲で「自分で決めた!」という満足感をプレゼントしてあげましょう。
うまくいかない日は“通過点”として扱う
いろいろ試してみても、全く歯が立たない日も当然あります。 そんな時は、「今日はそういう日!」「今は台風が通り過ぎるのを待つ時間!」と割り切ってしまいましょう。 10回のうち1回、気持ちを汲み取れたら100点満点です。残りの9回は、抱えて運んでも、泣かせたままにしても、あなたは立派に親としての役割を果たしています。
それでもイヤイヤが止まらない日はどうする?
外出先でひっくり返られたり、どうしても時間がなかったり。そんな「非常事態」の時は、綺麗事は抜きにして、生存戦略(!)に切り替えましょう。
外でのイヤイヤは、周囲の目が一番つらいですよね。
そんな時は、「すみません、今絶賛イヤイヤ期なんです……」というオーラを出しつつ(あるいは言葉に出して)、物理的にその場を離れるのが一番です。 「周りに迷惑をかけている」という罪悪感で、自分を追い詰めすぎないでくださいね。意外と周りの先輩ママ・パパは「あぁ、懐かしいな、頑張れ……!」という温かい目で見守ってくれているものです。
どうしても時間がない時は、「今日はママ(パパ)の都合を優先させてもらうね、ごめんね!」と一言添えて、無理やりにでも進めて大丈夫。後で落ち着いた時に、ギュッと抱きしめて「さっきは急いでごめんね。頑張ってくれてありがとう」と伝えれば、ちゃんと愛は伝わります。
一見ふざけているように見える行動も、実は大切な成長の一部かもしれません。
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イヤイヤ期の中で、実は育っているもの
今は嵐の中にいるようで気づきにくいかもしれませんが、この大変な時期を経て、お子さんの中には大切な宝物が育っています。
自分の気持ちを大切にしてもらった記憶
「イヤ!」という否定的な感情さえも、ママやパパに受け止めてもらえた(あるいは、そばにいてくれた)という経験は、子どもの「自己肯定感」の根っこになります。 「どんな自分でも、この人は受け止めてくれる」という安心感は、一生モノの財産です。
安心して感情を出せる関係
外ではお利口さんなのに、家では激しい……。 それは、お子さんがあなたのことを「世界で一番、安心してわがままを言える相手」だと信頼している証拠です。あなたがそれだけ、お子さんにとって安全な居場所になれているということなんですよ。
何かを直そうとしなくても、一緒に過ごす時間が救いになる日もあります。
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頑張りすぎているママ・パパへ
最後に、毎日一生懸命なあなたへ。
2歳の育児は、本当に重労働です。肉体的な疲れだけでなく、常に拒絶されるという精神的なダメージは、私たちが思う以上に心を削ります。

だからこそ、自分のケアを後回しにしないでください。 子どもが寝た後の数分間、ちょっと良いチョコレートを食べる。 イヤイヤが激しい時は、イヤホンで好きな音楽を一曲聴く。 「今日はもう無理!」と思ったら、夕飯をお惣菜にしてお風呂もスキップする。
そんな風に、自分を甘やかす時間を作ってください。 あなたが笑顔でいられることが、お子さんにとっても一番の幸せです。
イヤイヤ期は「困った行動」ではなく、人生で最初の、力強い「自分探しの旅」。 今はそのガイド役として、時には一緒に迷い、時にはちょっとお休みしながら、ゆっくり歩んでいきましょう。
今日も、明日も、あなたとお子さんの間に、ふっと笑える瞬間が訪れますように。
大変な毎日だからこそ、あとで振り返れる形で残すのも一つです。
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次はこれ、やってみませんか?
もし今度、お子さんが「イヤ!」と言ったら、解決しようとせずに「そっか、イヤなんだねぇ〜」と、オウム返しにする練習を1回だけ、ゲーム感覚で試してみませんか?
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。







