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著者:ITTI
更新日:2025-09-05
読了目安:6分
子どもの絵に表れる“心の声”とは?
「最近、子どもが泣いている人の絵ばかり描く…」
「黒っぽい怖い絵が続いていて少し心配…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、子どもの絵には言葉では伝えきれない“心の声”が表れることがあります。絵は子どもにとって「こころのことば」。気持ちをそっと表現できる大切な手段なのです。
さらに詳しいサインについては、子どもの絵が伝える心理サインでも紹介しています。
なぜ子どもは「おばけ」や「怪獣」を描くの?
子どもが成長の中で“おばけ”や“怪獣”に夢中になるのは自然なことです。
絵本やアニメの影響で「怖いけどワクワクする世界」に惹かれるのもよくあること。黒いクレヨンが気に入ってよく使うのも普通の発達過程です。

描く対象から見える心の中
「好きだから描く」ケースが多いため、基本的には心配はいりません。
ただし、こんな傾向が長く続くときは注意してみましょう。
・泣いている人や黒い絵など、同じテーマばかり
・家族の絵に自分や母親がいない
・顔の表情がなく、×印の目など感情が読み取りにくい
・絵を描くときの様子が元気がない
コラム|「怖い絵」に繰り返し現れるサインの意味
子どもの絵は、その時の心の状態を映す鏡のようなものです。次の特徴が繰り返し見られるときは、子どもが何らかの心の負担を抱えている可能性があります。
1. 泣いている人や黒い絵など、同じテーマばかり
自由に描くはずの絵が「泣く人」「黒で塗りつぶす」などに偏るとき、悲しみや不安を何度も表現していることがあります。言葉で伝えられない気持ちを繰り返しているサインです。
2. 家族の絵に自分や母親がいない
家族の絵は安心感やつながりを表します。そこに自分や母親が描かれていない場合、居場所や関係性への不安、寂しさが無意識に反映されていることがあります。
3. 顔の表情がなく、×印の目など感情が読み取りにくい
顔は感情を示す重要な要素です。表情が消えていたり目が×になっていると、感情を抑え込んでいる/言葉にできない葛藤がある可能性があります。
4. 絵を描くときの様子が元気がない
作品だけでなく描いている最中の様子も大切です。うつむきがち、声かけに反応が薄いなどは、気持ちが沈んでいるサインかもしれません。
ポイント:これらが一度だけなら深刻ではないことが多いです。ただし、同じ特徴が繰り返される場合は要注意。まずは優しく受け止め、必要に応じて先生や専門家に相談しましょう。
このような場合は、子どもなりに不安やがんばりを抱えているサインかもしれません。
関連記事:子どもの家族の絵でわかる心理
子どもの描く「怖い絵」に隠された意味
子どもの気持ちは、日常の小さな変化にも敏感に反応します。
・引っ越しや進級などの環境の変化
・保育園や学校での人間関係の戸惑い
・家の雰囲気や大人の感情の揺れ
言葉でうまく言えないときに、絵で気持ちを表現しようとしている可能性があります。
関連記事:子どもの絵にあわられる環境の変化
親ができる安心のサポート
もし絵を見て気になったら、子どもに優しく声をかけてみましょう。
「この人はだれかな?」
「どんな気持ちで描いたの?」
「この色が好きなんだね」
問い詰めるのではなく、「ちゃんと見てるよ」という姿勢で寄り添うことが大切です。
それが子どもにとって大きな安心につながります。
さらに詳しい対応法は、子どもが怖い絵を描くときの心理と親の対応法
気になるときは専門家に相談してもOK
「どう声をかけていいかわからない…」
「なんとなく気になる…」
そんなときは、一人で抱え込まず相談することも大切です。
・幼稚園や学校の先生
・スクールカウンセラー
・子育て支援センター
・小児科や発達相談機関
「大げさかな」と思わず相談することが、親子にとって安心につながるのです。
おわりに|絵は子どもの“こころのことば”
子どもが描く絵には、そのときの気持ちがたくさん込められています。
とくに
・泣いている人
・黒っぽい絵
・家族の絵に自分がいない
・「ママばかり描く」など偏りがある絵
こうした絵に出会ったときは、少し立ち止まって気持ちに目を向けてみることが大切です。
絵は子どもがくれた小さなサイン。
その変化に気づいて寄り添うことが、安心と成長につながります。
あわてず、やさしく、一緒に絵の世界をのぞいてみてくださいね。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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