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著者:ITTI
更新日:2025-09-10
読了目安:7分
子どもの心と脳を育てる「造形遊び」の本当の力とは?
絵を描く、工作をする、粘土をこねる…。
いわゆる「造形遊び」は、単なる遊びではありません。実は、子どもの脳・感情・思考の発達をバランスよく伸ばす「総合トレーニング」なのです。
造形遊びを通して育つ力は、次の3つが軸になります。
造形遊びで育つ3つの力
- 集中力:手を動かしながら試行錯誤する過程で「やり抜く力」が育つ
- 創造力:自由な発想から新しい形を生み出す力が伸びる
- 自己表現力:言葉にならない気持ちを形にして表現できるようになる
これらは将来の「学びの土台」にもつながります。
計算や読解などの学習スキルも、実は自分で考えて試す経験がベースにあるからこそ伸びていくのです。
この記事では、教育・発達心理の視点から「年齢別に何を意識して遊ぶといいか」を詳しく紹介します。家庭でもすぐに実践できるアイデアもあわせて解説します。
幼児期(3歳〜5歳):感触と色の世界で「好奇心」を育てる

この時期の子どもは、「やってみたい!」「さわってみたい!」という好奇心のかたまりです。
造形遊びでは、形よりも素材そのものを楽しむことを大切にしましょう。
ねらい
色や形に触れながら感覚を育てる。手指の発達を促す。
おすすめ活動
・ 新聞紙で作る巨大帽子(頭にかぶれる達成感がうれしい)
・ 粘土で動物や食べ物を作る(指先の筋肉と想像力を刺激)
👩👧 親の声かけ例
「この色、何に似てるね?」「どうやって立たせようか?」
家で使える道具
粘土、クレヨン、折り紙、紙皿、シールなど(すべて100均でOK)
安全対策
小さなパーツは誤飲に注意。新聞紙は端を折り込んで扱いやすく。
小学校低学年(6歳〜8歳):自分で考える力を育てる
「自分で考えて作りたい!」という気持ちが芽生える時期。
造形遊びでは、計画して試す経験を大切にしましょう。
ねらい
自分のアイデアで作る自主性を育てる。工程を考える練習をする。
おすすめ活動
・ 紙コップけん玉(失敗を繰り返しながら成功体験を得る)
・ 段ボールで作るミニチュアハウス(空間把握力を育てる)
「どうすれば倒れないかな?」「色は何色にしよう?」
→ 失敗を“発見”として受け止める言葉を意識しましょう。
家で使える道具
紙コップ、ひも、折り紙、モール、ボンドなど(100均素材でOK)
安全対策
はさみ使用時は大人が見守る。ひもが首に絡まないよう注意。
小学校中学年(9歳〜10歳):計画性と達成感を学ぶ
中学年になると、構造を考えて作ることができるようになります。
「作る前にイメージを描く → 手順を考える → 完成までやり遂げる」この流れを意識すると、論理的思考が育ちます。
ねらい
完成を見通して行動する力を育てる。途中で諦めず達成感を味わう。
おすすめ活動
・ 空き箱ロボット(素材の組み合わせを工夫)
・ 木の枝で作るリース(季節感を表現する)
「最初にどのパーツを作ろうか?」「完成したらどこに飾る?」
→ 作るプロセスを子ども自身に整理させて考えさせましょう。
家で使える道具
グルーガン、クラフト紙、木の棒、ビーズなど
安全対策
グルーガンは大人がサポート。枝の先端は丸く整える。
小学校高学年(11歳〜12歳):表現の深さと共同制作を経験する
高学年になると、作品に「意味」や「テーマ」を込め始めます。
ここでは、伝えたい気持ちを形にする力と協働で作り上げる力を伸ばすことが目標です。
おすすめ活動
・ ペットボトルロケット(理科と工作の融合)
・ アートポスター(自分の感情や主張をビジュアルで表す)
「この作品で何を伝えたい?」「チームで分担してみようか?」
→ 表現を“伝える力”へと発展させるサポートをしましょう。
家で使える道具
アクリル絵の具、ポスターカラー、マーカー、スパンコールなど
安全対策
ペットボトルの口はテープで保護。ロケット実験は屋外で。
手が汚れるのが苦手な子への工夫
「触るのがイヤ」「手が汚れるのが苦手」という子は意外と多いものです。
無理に触らせず、きれいに作れる工作からスタートしましょう。
おすすめ活動
・ 折り紙アート(折るだけで完成)
・ モザイクアート(貼る作業中心で清潔)
・ ストローオブジェ(差し込むだけで作れる)
工夫のポイント
- 折る・貼る中心の素材を選ぶ
- 手袋・ビニールシートを用意
- 速乾ボンドで乾き待ちを短縮
造形遊びをもっと楽しむための片付け術
「片付けイヤ~!」を防ぐには、最初から片付けを前提に準備するのがコツです。
片付けのコツ
- 新聞紙やシートを最初に敷いておく
- 汚れた道具はすぐ拭く
- 乾かす場所と「作品コーナー」を決める
お気に入りの作品は捨てずに写真に撮って残すと、自己肯定感アップにもつながります。
まとめ:造形遊びは「できた」より「考えた」を褒めよう
造形遊びの目的は、上手に作ることではありません。
大切なのは、考え・試し・工夫する過程そのものです。
「自分で考えた」「工夫してみた」――この経験こそが、子どもの心と脳を一番大きく育てます。
家庭でできることから少しずつ。
今日の遊びが、明日の創造力につながります。
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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