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子育てって、本当に日々試行錯誤ですよね。
「また泣いてる…」「なんで怒ってるの?」と戸惑うこと、たくさんあると思います。
でも、子どもの“困った行動”の奥には、まだ言葉にできない大きな気持ちが隠れていることがあるんです。
この記事では、よくある行動や泣き方の背景にある「子どもの気持ち」に注目してみたいと思います。
子どもの“行動”には、気持ちが詰まってる
| 行動 | 考えられる気持ち |
|---|---|
| 物を投げる | 思い通りにならない!/やりたいことができない! |
| 床に寝転んで泣く | もう無理!/疲れたよ! |
| 走って逃げる | 遊びたい!/行きたくない! |
| ずっと「イヤ!」を繰り返す | 自分で決めたい!/選択肢が欲しい! |
| イタズラしながら大人の顔をチラチラ見る | かまってほしい/反応を試してる |
ちょっとふざけてるように見える行動にも、実はこんな気持ちが隠れているかもしれません。
「物を投げる」って言葉だけ聞くと、ちょっとびっくりしたり、叱らなきゃって気持ちになっちゃうけど、実際には“投げ方”や“シーン”で全然意味が違うんですよね。
たとえば…
🔸おもちゃをぽいっと投げるタイプ
→ これは発達の一環として自然な行動のことが多いです。
手を使った遊びや、原因と結果を試している“実験”の一種。
「投げると音が鳴った」
「落ちたらどうなる?」
みたいな、知りたい!やってみたい!が詰まってる。
この場合は、
「これは投げるものじゃないから、こっちにしようか」
と教えていくのが◎
🔗赤ちゃんが物を投げるのはなぜ?叱る前に知りたい“発達の意味”
🔸本気でガッと投げるタイプ
→ これは感情が爆発してるサインかも。
「思い通りにいかない!」
「もう我慢の限界!」
っていう気持ちのあらわれ。
怒っている、悲しい、くやしい…
その言葉にできない感情が、手に持ったもので“ドン!”と出ちゃう。
この時は、ただ「投げちゃダメ!」じゃなくて、
「そんなにイヤだったんだね」
「うまくいかなくて悔しかったね」
ってまず気持ちを受け止めるのが大事かもしれません。
つまり、同じ“投げる”でも
☁️ 感情の爆発なのか
🔍 遊びや興味の一環なのか
で、声かけも対応も変わります。
どうして大人の顔を見るの?
子どもがいたずらをしながらこちらを見てくるのは、ただの悪さじゃないんです。
- 反応を試している:「これやったらママはどうする?」
- かまってほしい:「見てる?気づいてる?」
- 遊びとして楽しんでる:「投げたらどんな音がするかな?」
つまり、イタズラ=実験であり、コミュニケーションのひとつ。
🔗子どもが夢中でティッシュを出す理由とおすすめ代替遊び
そんなときは、「どうしたかったのかな?」と聞いてみたり、
「投げたいならこっちのボールにしてみよう」と、代替案を出してみると落ち着くこともあります。
泣き方・声のトーンにも気持ちが出てる
| 泣き方・声 | 考えられる気持ち |
|---|---|
| 大声で泣き叫ぶ | 怒ってる!/納得いかない! |
| ぐずぐず泣く | 疲れた…/眠い… |
| 高い声で「イヤー!」 | 拒否したい!/他のことがしたい! |
| 無言でにらむ | 納得できないけど、どうしたらいいかわからない… |
泣き方の違いに耳をすませてみると、
ただ「泣いてる」だけじゃない、その時の気持ちが見えてくるかもしれません。
状況別で見えてくる、子どもの“心の中”
| 状況 | 子どもの気持ち |
|---|---|
| 遊んでいたのに片付け時間になった | まだ遊びたい! |
| お気に入りの服が着られない | これじゃイヤ!/自分で決めたい! |
| お腹がすいている | なんかイヤだけど、理由がわからない… |
| 眠いのに遊びたい | 寝たいけど寝たくない! |
| 「ママがやって」と言う | 甘えたい/安心したい |
特に「ママがやって」は、不安や甘えたい気持ちのサイン。
うまくできなかったときの心のダメージを避けようとしているのかもしれません。
「ママがやって!」っていう子に限って、自分の中にちゃんとやりたい形があるというか、「こうじゃなきゃイヤ!」っていうこだわりが強かったりして、結局ぜーんぶママがやらされる(笑)
でもこれ、意志が弱いんじゃなくて、むしろ意志が強いタイプなのかもしれませんね。
たとえば:
- 自分でやるのが嫌なんじゃなくて、「失敗したくない」「思い通りにやりたい」っていう気持ちがある
- 誰にでも頼むんじゃなくて、「ママじゃなきゃイヤ!」っていう安心感の証
- 終わり方、仕上げ方にこだわりがある。しかもこっちのやり方には納得してない(笑)
だから、「やらせてるようで、実はやってもらいながら満足のいく結果をコントロールしてる」ってこと、あると思います。
でもまぁ、そういう子って成長すると「自分でやる!」スイッチ入った時の伸びがすごいから、今は甘えとこだわりの中で戦ってるんですよね。
「ママがやって!」の裏には、
✅ 安心したい
✅ うまくいかないことへの不安
✅ でも“こうしたい”って強い気持ち
いろんな感情がぐるぐるしてるのかも。
気持ちに寄り添う声かけのヒント
行動に目が向くとつい叱りたくなることもありますが、その前に「今、この子はどんな気持ちなんだろう」と考えてみると、子どもが落ち着きやすくなることがあります。まず気持ちを代弁してあげるだけでも効果があります。
| 子どもの状態 | 声かけ例 |
|---|---|
| 思い通りにいかず怒っている | 「悔しかったんだよね。やりたかったよね」 |
| 疲れて癇癪がおさまらない | 「がんばったね。ちょっと休もうか。つかれちゃったね」 |
| かまってほしくてイタズラ | 「○○したかったんだよね。気づいているよ」 |
| 「イヤ!」を繰り返す | 「自分で決めたい気持ちがあるんだよね」 |
| うまくできなくて投げる | 「うまくいかなくて悔しかったんだね。手伝ってほしい時は言っていいんだよ」 |
完璧な声かけでなくても問題ありません。「そう思ったんだね」とひとこと添えるだけでも、子どもは安心しやすくなります。
落ち着きやすくなる対応の流れ
気持ちを受け止めてもらえたと感じると、子どもは切り替えやすくなります。次の3つのステップは家庭でも使いやすい方法です。
- ① 気持ちの代弁をする(例:「悔しかったんだよね」)
- ② 代わりの行動を提案する(例:「これは危ないから、代わりにボールを使おうか」)
- ③ 提案の中から子どもに選ばせる(例:「ボールにする?クッションに当てる?」)
この順番を意識するだけで、親も子どもも落ち着きやすくなります。
よくある「イヤ → 泣く → 物を投げる」という場面で当てはめると、次のようになります。
| ステップ | 声かけ例 |
|---|---|
| ① 気持ちの代弁 | 「うまくいかなくて悔しかったんだよね」 |
| ② 代替案の提示 | 「投げたい気持ちがあるなら、危なくないもので遊ぼう」 |
| ③ 選択させる | 「ボールにする?クッションに当ててみる?」 |
この流れが毎回うまくいかなくても大丈夫です。少しずつ繰り返すことで、子ども自身の「切り替える力」が育っていきます。
よくある悩みQ&A
| Q:気持ちを代弁しても泣き止みません。 | A:気持ちを受け止めてもすぐ切り替えられるとは限りません。泣いている間は安心できている証でもあります。落ち着いてから次のステップに進めばOKです。 |
| Q:「選ばせる」方法が難しいです。 | A:選択肢は2つだけで十分です。選択肢が多いと逆に迷ってさらに混乱することがあります。 |
| Q:気持ちを受け止めてばかりだとわがままになりませんか? | A:気持ちを受け止めることと、ルールを守らせることは両立できます。「叱る/しつけ」と「気持ちの理解」は別のものです。 |
| Q:外出先だと対応が難しいです。 | A:短い言葉で十分です。「悔しかったね」「あとで遊ぼう」など、状況に合わせた簡潔な声かけでOKです。 |
年齢別・つまずきやすいポイント
| 年齢 | よくあるつまずき | サポートのポイント |
|---|---|---|
| 1〜2歳 | 言葉より気持ちが先に動き、感情があふれやすい | 気持ちの代弁とスキンシップがとても有効 |
| 3歳ごろ | 「自分でやりたい」と「できない」の間で葛藤 | できている部分を認め、手伝いは「少しだけ」にすると自信につながる |
| 4〜5歳 | こだわりが強く、納得できないと対立になりやすい | 見通しを持たせる声かけが有効(例:あと3回で終わろう) |
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最後にひとこと 🌱
子どもの「困った行動」は、わたしたち大人にとっては予想外なことが多いかもしれません。
でも、その奥にはちゃんと理由があって、行動は「心のサイン」なんです。
怒る前に、深呼吸して、ちょっと立ち止まって。
「今、どんな気持ちだったのかな?」と見つめてみると、
子どもの本音に少しだけ近づけるかもしれません。
もちろん毎日がうまくいくわけじゃないし、イライラする日もある。
でも、「そうか、こういう気持ちだったのかも」って気づけたとき、
子育てってちょっとだけ優しくなれる気がしませんか?
困ったことも多いけど、やっぱりかわいいんですよね。
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