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子どもの絵に描かれる「道」は、
ただの背景ではなく、今の心の向きや進もうとしている方向を映し出しやすいモチーフです。
まっすぐな道、曲がった道、分かれ道。
どこにつながっているのか、誰と歩いているのか。
そこには
「今、どんな気持ちで毎日を過ごしているか」
「どんな未来を思い描いているか」
が、ことばにならない形で表れることがあります。
この記事では、
「道」に注目した見方を、やさしく整理していきます。
まずはここを見る|道の絵・ワンポイント早見表
- まっすぐな道
→ 目標がはっきりしている/安定感・集中力 - 曲がりくねった道
→ 試行錯誤中/探しながら進む心 - 広い道
→ 安心感・のびのびした気持ち - 狭い道
→ 緊張感・慎重さ/今は集中している状態 - 道の先が明るい
→ 期待・楽しみ・希望 - 道の先が見えない/閉じている
→ 不安・様子見・気持ちの整理途中
※ 道は「物語の舞台」として描かれることも多いため、
遊びや想像の影響も含めて、決めつけずに見ることが大切です。
道の「形」から見える、心の進み方
● まっすぐ伸びる道
今やりたいこと、向かっている方向が比較的はっきりしている状態。
安心感があり、気持ちが一点に集まっています。
「ちゃんと進めている」「これでいい」という感覚を持っている子に多く見られます。
● 曲がりくねった道
迷いや不安というより、
試しながら、考えながら進んでいる途中のサイン。
新しい環境・新しい挑戦の時期に描かれやすく、
柔軟さや探究心が働いている状態とも言えます。
● 分かれ道
興味や選択肢が複数ある状態。
「どれにしようかな」「どっちも気になる」という心の動きが表れています。
道の「幅・長さ」から見える安心感と挑戦
● 広くて長い道
未来に対して、比較的安心したイメージを持っている状態。
「この先も大丈夫そう」という感覚があるときに描かれやすいです。
● 狭くて短い道
慎重さが高まっているサイン。
不安というより、「今は目の前のことに集中したい」気持ちの場合も多くあります。
● 途中で道幅が変わる
気持ちや状況が揺れている状態。
学校・人間関係・生活リズムの変化などが影響していることも。
🧭 心理テスト|この「道」をよく描く子はどんなタイプ?
Q.
お絵描きの中で、子どもがよく描く「道」はどれに近いですか?
いちばん多い・印象に残るものを選んでみてください。
- ① まっすぐ遠くまで続く道
- ② くねくね曲がった道
- ③ 分かれ道・交差点のある道
- ④ 途中で終わっている・行き止まりの道
- ⑤ 誰かと一緒に歩いている道
▼ 結果のヒント
① まっすぐな道が多い子
目標に向かって進みたい気持ちが強め。
今は「見通し」や「安心感」を大切にしているタイプ。
② 曲がりくねった道が多い子
好奇心旺盛で、試しながら考える探究タイプ。
迷いがあっても、それは成長途中の自然なプロセス。
③ 分かれ道をよく描く子
興味や選択肢がたくさんある状態。
「どれにしようかな?」と考える力が育っているサイン。
④ 行き止まりの道が目立つ子
少し慎重モード、または気持ちの整理中。
不安というより「立ち止まって考えている」時期のことも。
⑤ 誰かと歩く道を描く子
人とのつながりを大切にする安心志向タイプ。
一緒に進む存在が心の支えになっています。
※これは診断ではなく、気持ちを知るための“ヒント”です。
日や状況によって変わるのは、とても自然なことです。
道の「先にあるもの」は、未来のイメージ
● 開けた景色・町・光
希望や期待。
「この先に楽しみがある」と感じている心の表れです。
● 山・森・未知の場所
挑戦や冒険への気持ち。
不安もあるけれど、進んでみたいという意欲が共存しています。
● 行き止まり・壁
「どうしたらいいかわからない」
「今は先が見えにくい」
そんな気持ちが、イメージとして出ていることがあります。
すぐに問題視せず、描いた時期や前後の変化を一緒に見ていきましょう。
誰と歩いている?|道に登場する存在
- 友だち・家族と一緒
→ つながりへの安心感、協力したい気持ち - 動物と一緒
→ 守られたい/癒やしを求めている - ひとりで歩く
→ 自立心・集中
※ 同時に、少し距離をとりたい気持ちの場合も
年齢別|道の絵の読み取りポイント
- 2〜3歳
線遊び・運動感覚として描くことが多く、心理解釈は控えめに。 - 4〜5歳
目的地や物語が出始め、気持ちが反映されやすくなる。 - 6〜7歳
道の先・背景・登場人物が具体化。未来イメージが強まる。 - 小学生以降
分岐・象徴・比喩としての「道」が増える。
親ができる、安心につながる声かけ
正解を聞き出そうとせず、
一緒に眺める姿勢が大切です。
- 「この道、どこにつながってるの?」
- 「ここを歩くと、どんな景色が見えるかな?」
- 「誰と一緒に行くの?」
答えがなくても大丈夫。
話したくなったら話す、くらいの距離感でOKです。
まとめ|道は「今の心の地図」
子どもが描く道は、
将来を予言するものではありません。
その時その時の
気持ちの向き・進み方・安心感を映す、
「今の心の地図」です。
昨日と今日で道が変わるのは、
心がちゃんと動いている証拠。
「今日はどんな道かな?」
そんな目で、そっと見守ってみてください。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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