
「うちの子、本当にこれが好きなのかな?」と思ったことはありませんか?
子どもは「これが好き!」と主張しますが、その後あっさり別のものに一緒けんめいになることも。 じつは、子どもの好きなものはただの興味だけではなく、そのときの心の状態が深く関わっています。
その「好き」を絵で表現してもらうと、さらに子どもの気持ちを読み解くことができます。
『好き!』の本音を探るお絵かきワーク
子どもに「今いちばん好きなものを描いてみて!」と言ってみましょう。
テーマ:「今、いちばん好きなものって何?」
「好きなものなら何でもいいよ!おもちゃでも、ごはんでも、おともだちでも!」と声をかけて、自由に描いてもらいましょう。
このワークのポイントは、 「何を描いたか」だけでなく、「どんな風に描いたか」 にも注目すること。

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好きなものの描き方でわかる、子どもの心のサイン
画用紙いっぱいにカラフルに描いている
→ “大好き!”が溢れている
なんども色を上かせたり、とても大きく描いている場合、その好きな気持ちはほぼ本物です!
【声かけアイデア】 「こんなに大きく描いたんだね! どんなところが好き?」
粗い線がたくさんある
→ 気持ちが不安定、あるいは焦りがある
描いているとちゅうに何度も修正している場合は、「こうありたい」という理想と実際の状況に差を感じているのかも。
【声かけアイデア】 「いろんな線を試してるんだね!どんなところが気になる?」
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もっと詳しく、絵のポイントと心理のヒント
大きくカラフルに描いている
→「とにかく大好き!」 画用紙いっぱいに、カラフルに描かれている
太い線や濃い色でハッキリ描かれている
→ 強い愛着や、自信を持って好きだと言える気持ちの表れ。
→ 「本当に大好きなんだね!どんなところが好きなの?」と聞いてみると、目をキラキラさせて答えてくれるかも!

小さく控えめに描いている
→「好きだけど、遠慮がある?」 画用紙の端っこにちょこんと描いている
薄い色や細い線で描いている
→ 「本当は好きだけど、周りの目が気になる」可能性も。
→ 「これ、〇〇くんの好きなものなんだね!他にも好きなものある?」と、話を広げてみると◎。
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人(家族・友達)を描いている
→「人とのつながりを大切にしたい」 「ママが好き!」「○○ちゃん(友達)が好き!」と、人を描いている
その人と一緒に笑っている絵が多い
→ 家族や友達との関係が、今の子どもにとって大切なもの。
→ 「○○ちゃんとは最近どんなことして遊んだの?」と聞くと、もっと話が広がります。

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動物を描いている
→「安心感や癒しを求めている?」 ペットや動物のキャラクターが描かれる
優しいタッチや丸い形が多い
→ 動物が好きな子は、安心感や癒しを求めていることも。
→ 「このワンちゃん、かわいいね!どんなことをして遊ぶの?」と、想像を広げる声かけが◎。

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乗り物やヒーローを描いている
→「パワーや冒険心に憧れている!」 かっこいい車や飛行機、ヒーローのキャラクターが多い
速く走る線や、エネルギッシュなタッチが特徴
→ 「強くなりたい!かっこよくなりたい!」という気持ちの表れ。
→ 「どんなところがかっこいいと思う?」と聞くと、憧れがよくわかる。

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食べ物を描いている
→「食べることが大好き! or 安心感を求めている?」 好きなごはんやおやつをリアルに描いている
ふわふわ・まるい形が多い(パン、ケーキなど)
→ 単純に食べるのが好き! の場合もあるし、「食べること=安心」 という心理があることも。
→ 「このごはん、いつ食べたのがいちばんおいしかった?」と聞くと、思い出が広がり、親子でほっこり。
お絵かきの後に大切なこと
このワークでは、子どもの「好き!」を否定せず、 「本当に好きなんだね!」 という気持ちで受け止めることが大切です。
また、「どうしてそれを描いたの?」と聞くよりも、「すごく素敵!これはどんなところが好きなの?」 と、会話を広げる質問をすると、子どもの気持ちがより深くわかりますし、子どもも聞いてもらえていると感じます。
もし「好きなものが思いつかない…」という場合は、「最近楽しかったことは?」と聞いてみると、描きやすくなるかもしれません。
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まとめ
「いちばん好きなものを描く」ワークは、子どもの興味や気持ちを知るために親子で楽しめる方法です。
大きくカラフルな絵 → 「本当に大好き!」
小さく控えめな絵 → 「好きだけど、遠慮がある?」
家族や友達の絵 → 「人とのつながりを大切にしたい!」
動物の絵 → 「癒しや安心感を求めている?」
乗り物やヒーローの絵 → 「パワーや冒険心に憧れている!」
食べ物の絵 → 「食べることが大好き! or 安心感がある?」
このワークを通じて、子どもと「好きなもの」について話し合いながら、心の中をのぞいてみましょう。
これで「子どものお絵かきからわかる心理」シリーズはひとまず完結ですが、お絵かきを使った子どもの心の読み解き方は、まだまだたくさんあります!ちょっと大きいお子さん向けの「お絵描きワーク」シリーズも準備中です。
また別のテーマでも、一緒に考えていきましょう♪
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2 thoughts on “【子どもの心理】“好き”の本音はどこに?お絵かきで読み解く気持ち|お絵かきワーク⑤”