
「この前まで毎日お絵かきしてたのに、最近まったく描かなくなっちゃって…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、子どもが絵を描かなくなる時期は珍しいことではありません。
むしろよくある“成長の一場面”なんです。
この記事では、
- 子どもが絵を描かなくなったときの理由
- 家庭でできるやさしいサポート
- また描きたくなる子の共通点
を、元教諭の目線でわかりやすくまとめました。
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「描かない時期」はダメなことじゃない
まず伝えたいのは、
子どもがお絵かきをやめる=何か問題があるというわけではない、ということ。
未就学の子どもたちは、遊びや表現がどんどん移り変わります。
ブロックに夢中になったり、おしゃべりが止まらなくなったり、体をいっぱい動かしたくなったり。
だから、「絵を描かなくなった」のは“そのとき興味の対象が変わっただけ”という場合も多いんです。

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子どもが絵を描かなくなる3つの理由(未就学児あるある)
① 評価されることに戸惑っている
「上手だね」と言われてうれしかったはずが、「じゃあもっと上手く描かないと」とプレッシャーになることも。
子どもにとって“評価”は、まだ扱いきれない大きなものなんです。
② 興味の対象が変わった
お絵かき以外に楽しいことが増えた、それだけかもしれません。
虫とり、積み木、粘土遊び…今はそっちに夢中なだけ、ということも。
③ 比べられて自信をなくした
「〇〇くんの方が上手!」という言葉や、他の子の作品を見て「自分は描けない」と感じることも。
未就学の子は「他人と自分の違い」に敏感になりやすい時期です。

✅チェックリスト:うちの子、どれに当てはまる?
こんな様子、見られませんか?
- □ 「うまく描けない」と言ってやめてしまう
- □ 他の遊びばかりしている
- □ お絵かきの時間になると逃げたがる
- □ 描いたものを見せたがらない
- □ 昔ほど自由に描かなくなった気がする
当てはまるものが多い場合は、
「絵が嫌になった」よりも「ちょっと気持ちが揺れている」サインかもしれません。
子どものタイプ別!こんなサポートが合うかも
お子さんの“描かない理由”に合わせて、ちょっとした声かけや環境の工夫で安心できることもありますよ。
🎈 慎重タイプ(うまく描きたい気持ちが強い)
- 「途中でもいいよ。描きかけも素敵だね」
- 「この色を使ったの、いいな〜。なんで選んだの?」
→ 結果より「気づき」や「工夫」に注目してあげると、また描きたい気持ちが戻ってくるかも。
🌀 飽きっぽいタイプ(新しいものが好き)
- 「今日のお絵かき、シールといっしょにしてみる?」
- 「粘土で作ったもの、絵にもしてみようか?」
→ 遊びとつなげて“お絵かき”を再発見させると効果的。
🌱 自信をなくしているタイプ(「描けない…」と感じている)
- 「これ、誰にも見せなくていいよ。秘密のノートにしよっか」
- 「この色、すごくやさしいね。私は好きだな」
→ 見せる前提をなくしてあげると、気楽に描けるようになる子もいます。
元教諭の実感:「また描き出す子」って、こんな子
描かなくなっていた子が、
ふとした拍子にまた描き始めること、よくあります。
たとえば…
- 友だちが描いてるのを見て、ふと描きたくなった
- たまたま机に紙が置いてあって、なんとなく描いてみた
- 親が絵を描いていたら、隣でマネして描き始めた
「描くことが自由で、楽しい」と思える空気があることが共通点でした。
家庭でできること:ほんの少しの“余白”が大事
- ✔ 無理に描かせない(描かないときも“表現の一部”)
- ✔ 評価より共感を(「上手!」より「この色いいね〜」)
- ✔ 描ける環境を用意(リビングに紙とペンを置いておく、など)
- ✔ 他の表現もOKに(粘土、折り紙、ダンス、何でもOK!)
最後に:絵を“描かない”今も、心は動いている
「子どもが絵を描かなくなった」と感じる時期は、
親としては少し不安になるかもしれません。
でも、描かない今も、子どもの心はちゃんと動いています。
きっかけがあれば、またスッと描き出すときがきます。
今は、その“準備期間”なのかもしれません。
どうか焦らず、そっと見守ってあげてくださいね🌷
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