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「なんでできないの?」はNG?心理学が教える“子どもを伸ばす声かけ”とは
「また怒ってしまった…」
子どもが寝たあと、自分を責めてしまうことはありませんか?
実は、親の何気ない一言が、子どもの心に長く影響を与えることが心理学の研究でもわかってきました。
本記事では、「叱る」代わりに「導く」ための声かけを、心理学者の実例とともにやさしく解説します。
なんでできないの?はNG?心理学が教える“子どもを伸ばす声かけ”とは
「また怒っちゃった…」の夜に読む話
子どもがジュースをこぼした瞬間、
おもちゃをわざと投げた瞬間、
「またやったの!?」「なんでそんなことするの!?」
とっさに出たその一言に、あとからズーンと罪悪感。
──あるあるです。
責めてるつもりなんてなかったのに。
叱らなきゃ、でも優しくしたい。
矛盾する気持ちで毎日、親ってちょっとぐらぐらしてます。
でも実は、「その言葉、無意識に子どもの自己肯定感を削ってるかも」と心理学者は指摘しています。
そこで今回は、心理学に基づく「子どもを救う声かけ」と「知らずに削ってしまう言葉」の違いを、わかりやすく・やさしくご紹介します。
「またやったの?」「なんでできないの?」が子どもの脳に与える影響
無意識に刷り込まれる“できない自分”
「なんでできないの?」と繰り返し言われた子どもは、やがてこう感じるようになります。
「あ、自分ってできないんだ」
これが恐ろしいのは、“事実”として記憶されること。
たとえ親がイライラのあまり口走っただけでも、子どもはそれを「自分に価値がない」と受け取ってしまうことがあるんです。
怒られるのが怖くてチャレンジしなくなる
「失敗=怒られる」と思い込んだ子どもは、やがて挑戦することを避けるようになります。
失敗したくない → やらない → 経験値が上がらない → さらに自信がなくなる
という負のループ。
まるで、まだ芽が出ていない小さな種に「お前は芽が出ない」と言い続けてしまうようなものです。
変化を生むたった一言。「次はどうする?」の魔法
責める言葉を、考える言葉に変えてみる
怒りたくなる場面で、ぐっとこらえてこう聞いてみてください。
「次はどうする?」
たったこれだけで、子どもの脳は“怒られた”ではなく、“考えるモード”に切り替わります。
心理学的に言うと、これは「自己効力感(自分で考え、変えられる感覚)」を育てる声かけ。
怒られるより100倍、成長を促します。
子どもに“修正のチャンス”を
失敗は悪いことじゃない。
でもそのあとどうするかを、一緒に考えられた経験は子どもの心にちゃんと残ります。
「どうしたかったの?」「じゃあ今度はどうする?」と聞くことで、
“考える力”と“選びなおせる安心感”が育っていきます。
実例で見る:“響く言葉”と“すれ違う言葉”
ケース1:「なにやってるの!」vs「何が起きたの?」
Aさん(6歳)は、洗面所の水をじゃばじゃば遊びながら出して、床をびしょ濡れに。
ママ「なにやってるの!💢」→ Aさん、固まって何も言えず涙目。
別の日、同じ状況でママがこう声をかけました。
「えっ、なにが起きたの?」(少しびっくりした顔で)
するとAさん、「船を流してたら、流れすぎた…」とポツリ。
ママは「そっか、水の流れ強かったんだね。じゃあ止めてふこうか」と、事故処理タイム。
怒りスイッチを“観察スイッチ”に変えただけで、すれ違いが共感に変わった瞬間です。
ケース2:「なんでできないの?」vs「ここ、どこがむずかしかった?」
宿題に手間取っていたBくん(小2)
ママ「なんでこんな問題で止まってるの?!」
→ Bくんの手が完全に止まり、やる気ゼロへ。
数日後、ママが声かけを変えました。
「このへん、どこがむずかしかった?」
→ Bくん「ここ…文章がややこしい」→ 一緒に解読スタート。
「ダメ出し」ではなく「観察とサポート」へ。たった一言で空気が変わります。
叱る前に思い出したい、3つの声かけフレーズ
- 「どうしたかったの?」
→ 意図を汲んであげることで、子どもは“伝えればわかってもらえる”と思えます。 - 「困ったときはどうするんだっけ?」
→ 自分で考える練習になる。反射的な行動も減っていきます。 - 「ママ(パパ)も一緒に考えようか」
→ 味方であることを伝えるだけで、子どもは落ち着きやすくなります。
「言葉は未来をつくる道具」
親の一言は、時に魔法のように子どもを変えます。
でも魔法は、使い方を間違えれば“呪文”にもなる。
だからこそ、焦っても、間違っても、気づいたその日がはじまり。
今日の「また怒っちゃった…」が、明日の「一緒に考えられたね」に変わることだってあるのです。
言葉は、未来をつくる道具。
子どもと自分、どちらも少しずつ育っていく声かけでいきましょう。
🪴あとがき:あなたが悪いわけじゃないんです
叱りたくて叱ってる親なんていません。
時間も気持ちも余裕がないなかで、子育てに“正解”を求められるのはつらいもの。
でも、もしこの記事が「次はこうしてみようかな」と思えるきっかけになれたら、
その小さな一歩は、きっと子どもの心にまっすぐ届きます。
💡声かけに迷ったら思い出してほしい3つのこと
- 子どもは完璧じゃなくていい。親もそう。
- 言葉ひとつで関係は変えられる。今日からでも大丈夫。
- 叱ったあとでも、やり直せるのが“親子”という関係。
完璧を目指す必要なんてありません。
むしろ「昨日よりちょっと言い方変えてみたかも?」くらいがちょうどいい。
🎁おまけ|冷静になる魔法の“親自身への声かけ”
最後に、とっさに怒りそうになったときに使える、「親自身に向けた声かけ」もご紹介します。
- 「今、疲れてるよね。深呼吸しよ」
- 「この子、何か伝えようとしてるかも」
- 「怒っても大丈夫。でも落ち着いてからにしよう」
これ、自分を責めないための声かけでもあります。
子どもを変える前に、まず親が“責めすぎない”。
それが、いちばんのスタートラインかもしれません。
✍️まとめ|言葉は、子どもを守る道具にも、傷つける刃にもなる
- つい出てしまう「なんでできないの?」は、自己肯定感を削る可能性がある
- 「次はどうする?」など、未来に目を向ける言葉が子どもを育てる
- 親の“問いかけ方”次第で、子どもとの関係はやわらかく変わっていく
今日の声かけが、明日の自信になる。
そんなやさしい循環が、あなたの家庭にふわっと広がりますように。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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