「また青ばっかり描いてる…なんで?」「最近ずっと紫ばっかり…」
子どものお絵かきを見て、そんなふうに感じたことはありませんか?
実はそれ、ただの「好きな色」ではないかもしれません。
子どもが選ぶ色には、心の中の“ちいさな声”がそっと込められていることがあります。
元教諭としてたくさんの子どもの絵を見てきた経験から、「色」と「気持ち」のつながりについて、わかりやすくお伝えします。
今回は、「紫」や「青」に注目して、子どもの心のサインを読み解くヒントを一緒に探っていきましょう。

👀子どもの「色選び」には意味がある?
クレヨンや絵の具で、減りが早い色ってありませんか?
「この色ばっかり使うな〜」と感じたら、それはお子さんの心のサインかもしれません。
私たち大人も、落ち着きたい日は“青っぽい服”を選んだり、元気を出したい日は“赤いリップ”を塗ったりしますよね。
子どもも、実は無意識に気持ちに合った色を選んでいるんです。
🔗子どもの絵に使う「色」に意味があるって本当?心理と気持ちを読み解くヒント – itti-blog
💜紫や青を選ぶとき、どんな気持ち?
紫をよく使う子どもは…
- 想像力が豊かで、自分の世界を大事にするタイプ
- 一人遊びも得意で、物語をつくるのが好きな子も
- でもときどき、さみしさや孤独を感じているサインかもしれません
▶声かけヒント:「この絵、どんなお話があるのかな?」
青を選ぶ子どもは…
- 落ち着きたい、安心したい気持ちがある
- 冷静で周りをよく見ていることも
- でも、感情を出しにくいタイプや、がまんしていることもあるかも
▶声かけヒント:「この色、気持ちいいね。どうして選んだの?」
🌼色との出会いは、自然の中から
私自身、子どもの頃に朝顔の花で色水を作ったり、アジサイの色が土で変わるのを実験したり…。
そんな体験を通して、「色っておもしろい!」とワクワクした気持ちが、今でも心に残っています。
色は、感じるもの。楽しむもの。
子どもが“好きな色”に夢中になるのは、そういう「色との出会い」を味わっているからかもしれません。
🎨他にもある、色と気持ちのつながり
色 | 子どもの気持ち(特徴) |
---|---|
🔴 赤 | 元気いっぱい!感情表現が豊か。時にイライラや怒りを含むことも。 |
⚫ 黒 | 自分の世界を持ちたい時期。不安やストレスを感じていることも。 |
💛 黄色 | 明るく好奇心旺盛、気分がのっている時。 |
💚 緑 | 落ち着きたい、優しくなりたい気分。 |
💖 ピンク | 甘えたい、守られたい気持ちがある時。 |
⚪ 白 | きれいにしたい!完璧に描きたい思いがある時。 |
🧠子どもの心を読み解く3つのポイント
- 色の“変化”に注目してみる
いつもと違う色を使っていたら、心の変化があったのかも。 - 使い方もチェック
例えば、全体を真っ黒で塗りつぶしていたら、ストレスのサインかもしれません。 - 会話のきっかけにしてみる
「どんな気持ちで描いたの?」「どこが気に入ってる?」など、描いた“あと”の会話がとても大切です。
💬子どもの絵から心を感じる、親のサポート
子どもの絵を見て「なんか心配…」と感じたとき、無理に「どうしたの?」と詰めるのではなく、
「この色、好きなの?どんなふうに描いてみた?」と、気持ちを開ける言葉をかけてみてください。
そして、ネガティブに見える色でも、決して否定せずに「そういう時もあるよね」と認めてあげることが、子どもにとって大きな安心になります。
👩🍼番外編:ママがよく選ぶ色にも“こころのヒント”があるかも?
子どもの色のこだわりを見ていたら、ふと気づくことってありませんか?
「そういえば私、仕事のときは黒ばっかり…」「お出かけの時は赤、家では緑が多いなぁ」って。
実は、大人が無意識に選ぶ色にも、その時の“こころの声”が映し出されていることがあります。
🖤黒を選ぶ(仕事モード)
集中力を高めたい、凛とした自分でいたいときに選びやすい色。
でも、緊張感が続きやすくて、疲れやすい一面も。
→「ちょっと疲れるな…」と感じたら、やわらかい色を足してみるのも◎
🔴赤を選ぶ(お出かけ)
テンションを上げたい、元気に見せたい、そんな“パワーが欲しいとき”にぴったりな色。
→「今日は楽しむぞ!」という気持ちが自然と現れます。
💚緑を選ぶ(普段着)
心を落ち着かせたい、安心して過ごしたいときに手に取ることが多い色。
→日常の中で、自分のバランスを取ってる“心のセンス”が光ってるのかも。
🌈アートって、心の窓
色には「その子らしさ」や「その時の気持ち」が、思ったよりたくさん詰まっています。
子どもの絵を見て「きれいだね」だけじゃなく、「今、こんなことを感じてるのかな?」とちょっと想像してみると、絵を通して子どもとの会話がぐんと深まりますよ。
そして、ママ自身の色選びにも優しい目を向けてみてください。
子どもの気持ちに寄り添うのと同じように、自分の気持ちにも「がんばってるね」って声をかけてあげましょう。
📌まとめ:色は、こころのカケラ
「なんでこの色選んだの?」
その一言から、子どもとの心の距離がぐっと縮まるかもしれません。
そして、色はママの心にもそっと語りかけてくれるもの。
色を通して、親子の気持ちがほんの少しつながっていく時間になりますように。
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