著者:ITTI
更新日:2025-09-07
読了目安:7分
「また泣いてる…?どうして朝の支度が進まないの?」
そんな毎朝の繰り返しに、心が折れそうになることはありませんか。
公園から帰るときも「まだ遊びたい!」と大泣き、夜は寝かしつけのはずがエネルギー全開…。育児の日常には子どもの気持ちの切り替えがうまくいかない場面があふれています。
でも安心してください。幼児が泣いたり駄々をこねたりするのは自然な成長の一部。大人の工夫次第で、切り替えはぐっとスムーズになります。
この記事では、
・幼児が切り替えを苦手とする理由
・シーン別の対応法と声かけ例
・親が避けたいNGワードと言い換え
を、元教諭の視点から解説します。
この記事の内容
幼児にとって「切り替え」とは?
切り替えとは「今していることから次の行動に気持ちを移す力」。
・ブロックを片づけてごはんを食べる
・遊びをやめてお風呂に入る
・公園を後にして帰る
・布団に入って眠る
この“気持ちのハンドル操作”が、幼児にとってはとても難しいのです。
理由はシンプル。幼児は「今が楽しい!」に全力集中しているから。さらに時間の感覚も未発達なので「5分後」と言われてもピンときません。
結果として、
・朝の支度で泣く
・お風呂を嫌がる
・遊びの延長戦が続く
・寝かしつけに大苦戦
といった小さな困りごとが積み重なります。
これは「苦手」ではなく「まだ練習中」という成長サイン。そう思えるだけで、親の気持ちもぐっと楽になります。
切り替えが苦手な子どもへの対応法5選
① 予告をする(心の準備タイム)
「あと3回滑ったら帰ろうね」など、終わりを知らせるだけで子どもは心の中で段取りを作れます。
② 一緒に区切りをつくる
「この絵本で今日はおしまい」と、子どもが納得できる終わり方を一緒に決めましょう。
③ 次の楽しみを見せる
「お風呂でアヒルさんが待ってるよ」「帰ったらおやつだよ」など、気持ちを前に動かす工夫を。
④ 共感でクッションを入れる
「まだ遊びたかったよね」と寄り添う言葉だけで、子どもの抵抗感はやわらぎます。
⑤ 実況中継してあげる
「片づけてるね」「ごはん準備中だよ」と言葉で整理すると、次に向かいやすくなります。
困りごとシーン別の対応例
① 朝の支度で泣く
理由:変化を嫌う・親の焦りが伝わる
対応:予告をする/競争形式で楽しく切り替え
② 公園から帰れない
理由:遊びが楽しすぎる・終わりが寂しい
対応:タイマーで区切る/次の楽しみを提示する
③ 夜に寝たがらない
理由:遊びたい気持ち・体力が余っている
対応:お風呂後のリラックス習慣/軽い運動で眠気を促す
親が言いがちなNGワードと代わりの声かけ
・「早くして!」 → 「よーいドンで競争しよう!」
・「なんでできないの?」 → 「どうしたらできるかな?一緒に考えよう」
・「もう終わり!」 → 「あと1回でおしまいね」
叱るよりも、前向きに促す言葉のほうが、子どもの気持ちは切り替わりやすくなります。
毎日の中で切り替え力を育てる習慣
・小さな「予告と約束」を積み重ねる
・次の行動を楽しそうに伝える
・時計やタイマーで「終わり」を自分で感じられる工夫をする
この繰り返しが、子どもの「気持ちのハンドル」を少しずつ育てていきます。
まとめ|切り替えが苦手なのは「育つ途中」

子どもが切り替えられないのは、未熟だからではなく発達の過程。
「まだ練習中」と思ってサポートすれば、親子ともに気持ちが軽くなります。
毎日のちょっとした工夫で、育児はもっとラクに、もっと楽しくなりますよ。
もっと具体的に知りたい方は、こちらの記事もおすすめです:
・子どもをスムーズに動かす方法
・「なんでもイヤ!」期の子どもの心理
・イヤイヤ期の着替え対策
📚 子どもの自信と安心をそっと育てるガイド
子どもが「できたかも」と感じられたり、ほっとできる時間が少しずつ増えていくための関わり方をまとめています。
ゆっくり全体を見たいときにどうぞ。
ガイドページを見るホーム » 「早くして!」は逆効果?子どもの切り替え力を育てる習慣と声かけ例
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正解を探すより、
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※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
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ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
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