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花は、子どもが「きれい」「うれしい」を自然に絵で表すモチーフです。でも、その花の大きさ、色、数、向きには、そのときの心の開き具合や感情の強さがしっかり映っています。
大事なのは、「花だけで決めつけない」こと。他の絵や日常の様子と合わせて見ていくことが、正しい理解につながります。
ここでは観察ポイント → 解釈 → 関わり方まで、順を追って整理しました。
ワンポイント早見表(まずはここだけ✓)
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🌈大きくカラフルな花自己肯定感やエネルギーが高め、感情表現が積極的。
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🌱小さく控えめな花/つぼみ守られたい・内向きな気持ち、または慎重さ。
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🌸花がたくさん咲いている喜びや人とのつながり欲求が強い。
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🌑暗い色や枯れた花一時的な疲れ・落ち込みの可能性。
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↘️花が下を向いている自信の揺らぎや消極的な気持ち。
注)これらはあくまで“目安”。頻度や他の絵の内容、生活の様子と一緒に見ていきましょう。
大きさと位置でわかる心のひらき方

- 大きく堂々と描かれた花
例:画用紙いっぱいのひまわり → 自分の存在感や感情をしっかり外に出せている。 - 小さく端に描かれた花
例:右下の小さなチューリップ1本 → 自分を控えめにしたい気持ちや、安心できる場所を探している状態。
🎨色の意味と心理的なエネルギー
元気・活発・ポジティブな気分。
落ち着き・穏やかな心持ち。
気分の沈み、疲労感(ただし画材や流行の影響も考慮)。
感情の揺れや複雑な心境の表れ。
🌼花の向きや位置でわかる人との関係性
外向的、交流意欲が高い。
内向き、少し自信が揺れている状態。
自分の感情や存在感を中心に置きたいとき。
🌸花の数・種類が表す気持ち
喜び・祝福・人とのつながりを求めている。
こだわりや安心できるパターンを求めている。
守りたい・大事にしたい気持ち。
🌸年齢別|花の絵に表れる心理の違い
形よりも色の楽しさを優先。心理判断よりも、色の変化や筆圧に注目。
花びらの数や形を意識し始める。喜びや印象を具体的に描けるようになる。
配置や背景を工夫し始める。花の向きや関係性に意味を込めることが増える。
花の種類や季節感を反映。具体的な感情や物語を花に投影できる。

親の声かけ・対応例
- やさしい観察コメント
「この花、とっても元気そうだね。どうしてこの色にしたの?」
「この花はどこで咲いてるの?」 - 開かれた問い
「この花は誰にあげたい?」 - 活動例
- 花の絵日記:毎日1輪描く → 気分変化の記録
- 花物語づくり:花を主人公にしたお話を一緒に考える
いつ専門家に相談する?心配なときの相談目安
- 長期間(数週間〜)暗い色や枯れた花が続く。
- 花以外の絵や行動でも消極的な傾向が増える。
- 自傷・孤立・強い不安を示す内容が増える。
Q&A:よくある質問
Q:花の絵ばかり描くのは心配ですか?
A:花は「安心」「喜び」の象徴です。頻度が多くても問題ありません。ただし、暗い色ばかりが続く場合は、少し気持ちが疲れているサインかもしれません。
Q:花を描かなくなったら気持ちが変わった?
A:成長や興味の変化による自然なものです。他のモチーフ(人・動物・空など)に気持ちが移っているサインとも考えられます。
花の絵から感じ取れるサインチェック
- 花が画用紙いっぱい → エネルギッシュ・自己主張タイプ
- 花が隅に小さく → 慎重・内向きな時期
- 暗い色が続く → 一時的な疲れやストレス
- つぼみが多い → 守ってほしい・安心したい気持ち
子どもと一緒に楽しむ花の描き方
子どもが描く花の絵は、形や色の自由さが魅力です。クレヨンやぬりえを使って、遊びながら感性を伸ばしてみましょう。
クレヨンで自由に色を塗ったり、ぬりえで花の形を学んだりすると、子どもの創造力や観察力が自然に育ちます。
まとめ|花の絵から子どもの心を感じるヒント
子どもの描く花には、そのときの感情や自信の度合いが映ります。大きさ・色・向き・数に注目し、他の様子と合わせて観察することで、小さな心の変化に気づけます。やさしく声をかけ、一緒に絵やお話で気持ちを表す時間を作っていきましょう。
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