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好きな食べ物でいっぱいのレストランを描こう!
― 子どもの発想が暴走する、おもしろお絵かきワーク ―
「このレストランね、
ケーキとラーメンとアイスが一緒に出てくるんだよ」
そう言いながら子どもが描いたのは、
テーブルが空を飛び、店長が恐竜で、
お客さんはなぜか家族全員そろっている――
ちょっと不思議で、ツッコミどころ満載のレストランでした。
でも、見ているうちに思うのです。
これ、ただのお絵かきじゃないなって。
「ちゃんと描かなくていい」から、発想がはじける
このワークのルールは、とてもシンプルです。
・好きな食べ物を描いていい
・変でもOK
・現実じゃなくていい
レストランなのに、
- メニューが全部100円
- 甘いものしかない
- お客さんが自分ひとり
- なぜか遊び場つき
そんな絵になることもよくあります。
でもそれこそが、このワークのいちばんの魅力。
子どもの「好き」「こうだったらいいな」が、全部出てくる時間です。
このお絵かきワークで育つもの
このレストラン遊びは、
「絵が上手になるため」のものではありません。
実は、こんな力が静かに育っています。
① 発想力・想像力
「こんなのあったら楽しそう」
「ここにこれがあったらいいかも」
正解のない世界で考える経験は、
これから先の“自分で考える力”の土台になります。
② 相手を思う気持ち
「誰が来るお店かな?」
「どんな人が喜ぶかな?」
お客さんを描くことで、
自然と相手の立場を想像する視点が生まれます。
③ 自分の「好き」を大切にする感覚
流行っているかどうかじゃなく、
上手かどうかでもなく、
「これが好き」
をそのまま出していい体験は、
自己肯定感につながります。
年齢別|こんな楽しみ方になります
3〜5歳(幼児期)
・ぐちゃぐちゃでもOK
・色や形を楽しむだけで十分
・ごっこ遊びの延長感覚
6〜8歳(小学校低学年)
・店名、メニューを考え始める
・世界観がはっきりしてくる
・「設定遊び」が盛り上がる
9〜10歳(中学年)
・お客さん目線が入ってくる
・値段やサービスを考え出す
・小さな“経営ごっこ”に発展することも
やり方はとても簡単
- 紙とペンを用意
- 「自分だけのレストランを作るなら?」と声をかける
- 好きな食べ物・お店・人を自由に描く
- 描き終わったら、話を聞く
ここで大事なのは、直さないこと。
親の声かけは「ツッコミ」と「興味」で
×「それおかしくない?」
○「え、なんでここにアイス?」
×「もっときれいに描いたら?」
○「このお店、どんなところが一番楽しい?」
正解を教えるより、
一緒に不思議がる・笑うくらいがちょうどいいです。
絵から見えてくる、子どもの世界(例)
- 甘いものだらけ
→ 楽しい・ワクワクを大事にしている - 大人向けメニューが多い
→ 周りをよく見ている、家族思い - 店員がたくさん描かれている
→ 人との関わりに興味がある
※診断ではありません。
あくまで「今、こんなこと考えてるんだな」というヒントです。
親が気をつけたいこと
・「現実的じゃない」は言わない
・アイデアを評価しすぎない
・深掘りしすぎない
話したくないときは、
無理に聞かなくても大丈夫。
まとめ|このワークのいちばんの価値
この「レストランを描く」お絵かきは、
学ばせるためのものではありません。
子どもの頭の中を、ちょっと覗かせてもらう時間。
意味が分からなくてもいい。
完成していなくてもいい。
「楽しかったね」
それだけ残れば、十分です。
🔗 親記事はこちら
子どもが夢中になる!家庭でできるアート活動と親のサポート術
(※このワークは「育てる系お絵かき」の一例です)
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