「彼氏がほしい」「イケメンと出会いたい」
そんな願いごとが、ある年の七夕、5年生の女の子たちの短冊に並びました。
一見、「早くない!?」とツッコミたくなるようなお願いごと。でも、その子たちが描いた七夕の絵には、こんな共通点がありました。
ぽつんと浮かぶ織姫と彦星、静かでちょっと寂しげな夜空──
願いごとの言葉と、絵の印象が真逆なのです。
実はこの「ちぐはぐ」こそ、子どもが自分の心を見せてくれているサインかもしれません。

この記事の内容
子どもの願いごとが“大人っぽい”とき、何を感じ取ればいい?
高学年の女子が「彼氏がほしい」「素敵な恋がしたい」と書くと、ちょっとびっくりするかもしれません。ですが、これは「恋に憧れる気持ち」が芽生えはじめたサインでもあります。
この時期の子どもは、
- 周りと同じように振る舞いたい
- ちょっと背伸びしてみたい
- 本音は出しづらいけど、気づいてほしい
そんな気持ちが複雑にまざりあっています。
短冊に書かれた言葉には、「みんなに見られる前提」のフィルターがかかっていることもあるのです。
絵とことばがちぐはぐなとき──実は“どちらも本音”
「願いごとは明るいのに、絵はさびしそう」
「言葉では“元気”なのに、絵はひとりぼっち」
そんなちぐはぐに出会うと、大人はつい「どっちが本当なの?」と考えてしまいますよね。
でも、元教諭の視点から言わせてもらうと…
絵も、言葉も、その子の“ほんとう”の一部です。
ことばには社会的なフィルターがかかる一方で、絵には、まだ言葉になっていない「心の余白」がにじむことがあります。
だからこそ、どちらかを「間違い」と決めず、
「どちらも受けとめてあげること」がとても大切です。
子どもの“ちぐはぐ表現”は「心が少しひらいたサイン」
小学校中学年〜高学年になると、子どもは次のような複雑な表現をすることがあります。
- 本当はさびしいけど、にぎやかな願いを書く
- 友だちに合わせて、ちょっと大げさに書いてみる
- 恥ずかしいから、心の奥を絵ににじませる
この“ちぐはぐ”こそが、子どもが自分の心をちらっと見せた瞬間かもしれません。
「ちょっとだけ、気づいてくれるかな?」
「ほんとうは、こう思ってるんだけどな…」
そんな気持ちが、絵や願いごとの中に表れていることがあるのです。
親としてできることは、どっちも“まるごと”受けとめること
ちぐはぐに見える願いごとや絵を見たとき、親として心がけたいのは「どちらも見てあげる」こと。
- 「わぁ、そんなお願いごと書いたんだね」
- 「この絵、ちょっと落ち着いた感じがするね」
- 「星のところ、すごくていねいに塗ったんだね。なにか思いがあるのかな?」
そんなふうに、評価やジャッジではなく“関心”で寄り添うと、子どもはホッとした表情を見せてくれることが多いです。
元教諭が見てきた「絵に込められた、ことば以上の本音」
わたし自身、教員時代に毎年何百枚という七夕の短冊と絵にふれてきました。
- 「サッカー選手になりたい!」と元気な願いの子が、ひとりで空を見上げている絵を描いていたり
- 「家族が健康でいられますように」と控えめに書いていた子が、友だちと楽しそうに手をつないでいる絵を描いていたり
そんなふうに、絵には“言葉にしきれない本音”がたっぷり詰まっているのです。
おわりに:ちぐはぐ=心の成長の途中
七夕の願いごとは、子どもたちの心がにじみ出るもの。
ことばと絵がピタリと合うときもあれば、まるで正反対に見えることもあります。
でもそのどちらも、「今」のその子を映すもの。
ちぐはぐは、不安ではなく、まっすぐな心のかたち。
そのズレに気づけたときこそ、
「今のあなた、ちゃんと見えてるよ」
と、やさしくまなざしを向けてみてください。
きっと子どもの心に、あたたかな灯りがともります。
そして、親の心にも「大丈夫だよ」とそっと言ってくれるはずです。🌌
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💡このブログを読んでくれたあなたへ…
あなたのお子さんが、もしちぐはぐな表現をしていたら、
「いま、ちょっと心を開いてくれているのかも」と思って、
そっと寄り添ってみてくださいね。
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。







