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「また黒⁉」iPadお絵かきが“真っ黒になる理由”と、親ができる声のかけ方
◆「うちの子、黒ばっかり描くんですけど…?」と、コーヒー片手につぶやいた日。
iPadで夢中になってお絵かきしている子どもを見て、「あ〜、楽しそうで何より」と思ったのも束の間。
見せてくれた絵を見て、ふと気づくんです。
「……ん?また黒?」
いや、別にいいんですよ。怒るわけでもないし、「もっとカラフルにしてよ」なんて言うつもりもありません。
でもね、心のどこかでちょっとだけ、モヤモヤする。
「うちの子、なんでこんなに黒ばっかり使うんだろう?」
「何かあるの?いや、ないよね?でも……ちょっと気になるな」
そんな、親ならではの“ちらっとした気づき”。
今日はその小さな「引っかかり」に、そっと寄り添ってみようと思います。
なぜ子どもはiPadで黒ばかり使うの?その理由は案外シンプル
「また黒!?そんなに黒って魅力的なのか…」と首をかしげつつ、
子どもの画面を見つめていたあなた。安心してください。実はこれ、よくあることなんです。
理由はざっくり、こんな感じ:
- 黒がいちばんハッキリ見える色だから
→ デジタル画面では筆圧や透明度の設定で色が薄くなりがち。黒なら“描けた感”が得やすいんです。 - お手本の絵が、だいたい黒線+色塗りだから
→ YouTubeやSNSでも主流のスタイル。真似したくなるのは当然です。 - 「うまく描けた」っていう感覚が欲しいから
→ とくに描き始めたばかりの子は、成功体験がモチベーションの源。黒はその“安心ツール”なんですね。
つまり──
黒を多用しているのは、「自信を持って描きたい」っていう前向きな気持ちの表れだったりするんです。
ほら、ちょっと見え方が変わってきませんか?
黒ばっかりって大丈夫?見守りポイントとOKサイン
とはいえ、親としてはやっぱり気になりますよね。
「黒い絵ばっかり描いてて、大丈夫なのかな…?」って。
ここでの合言葉は、“基本的にはOK。でも変化にはちょっと注目”です。
心配いらないパターン
- 黒を使いながらも背景に色を加えている
- 服や小物にちょこっと色が入っている
- 線の太さや濃さに変化がある
- 「今日は青で描いてみた!」など、自分でバリエーションに気づいている
これらは、試行錯誤の証拠。表現の幅を広げている途中なので、温かく見守ってOKです。
ちょっと気にしたいパターン
- どの絵も真っ黒。変化がまったく見られない
- いつも同じキャラ・ポーズばかり
- 描く頻度は減ったのに、なぜか黒だけは残ってる
このような状態が数週間〜数ヶ月続くときは、
「ちょっと停滞してるかな?」と、そっと声をかけてみてもよいかもしれません。
「黒しか使わない子」を元教諭の視点で見てみると…
かつて小学校で教えていたとき、こういう子が何人もいました。
「黒しか使わない期」の到来です。
でもね、そういう子たちって決まって──
- 線の正しさにこだわっている
- 失敗を見せたくない
- 他人の目を意識している
「黒は心の闇」なんて、どこかのドラマでありそうですが、
実際はその逆で、整った絵を描きたい!という“建設的な欲”から黒を選んでることが多いんです。
表現より“正しさ”を重視する時期って、子どもにはあるもの。
だから、「黒=不安」ではなく「黒=整理整頓中」くらいに思ってあげると、視界がクリアになりますよ。
親ができることは「なんか黒いな」の感覚を大事にすること
「なんか黒いな」と思ったら、それは親センサーの優秀な働きです。
大げさに聞き出さなくてもいい。
指摘しなくてもいい。
ましてや、「明るい色にしなさい」なんて言わなくていい。
ただ、その「なんか気になるなぁ」という直感に気づいてあげること。
それがもう、立派な見守りなんです。
「いま、自分の絵に自信を持ちたい時期なのかも」
「安心できる線を求めてるのかも」
「ちょっと立ち止まってるのかも」
そんなふうに、静かに心の中でつぶやいてあげるだけで、子どもはちゃんと届くものです。
おわりに|また“黒”か。でもその中に、光はある
黒ばかりの絵を見て、ちょっとモヤっとしたら──
それは、あなたがちゃんと子どもに目を向けてる証拠です。
安心できる黒で、自分の表現を守っている。
そのうちきっと、赤が、青が、黄色がまじって、世界が広がっていく。
「また黒か〜」の中に、子どもなりの成長の種が隠れているかもしれません。
気づける親であるあなたは、もう充分すてきです。
今日もひとつ、おつかれさまでした。
どうぞ、温かいお茶でも飲んで、よい夜を。🌙☕
子どもにとっての「黒」は、大人が思うような“暗い色”や“悪いイメージ”だけではないんです。
たとえば――
- 描き心地が気持ちいいから
- タッチが濃く出て楽しいから
- ただ黒が好きなだけ
…なんて理由も立派な“こだわり”のひとつ。
ちなみに、我が家の息子(当時4歳)は、黒と赤だけでカオスな怪獣を描いてました。大丈夫でした。今も元気に育ってます。

…そもそも、「デジタルで描ける便利さ」が、子どもの創作体験にどんな影響を与えているか、考えたことはありますか?
👉 デジタルお絵かきの落とし穴|便利さとひきかえに失ったもの
🔗黒い絵ばかり描く子ども、どうしたらいい?その心理と親のサポート方法 – itti-blog
実際に「iPadでは大胆に描けたのに、紙だと手が止まる」という子もいます。
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📚もっと読みたい方へ|デジタル時代の“描く力”を考える
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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