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「学校に行きたくない」
「教室の音が怖い」
「給食のにおいが無理……」
お子さんからそんな言葉を聞いた朝、胸がギュッと締め付けられるような思いをしていませんか?

学校の先生に伝えなきゃいけないけれど、「なんて言えばいいの?」と、連絡帳を前に手が止まってしまう……。
今日は、そんなお母さん・お父さんのための「学校への伝え方」完全ガイドです。
感覚過敏や不安があるお子さんの「しんどさ」を、どうやって先生と共有し、手を取り合っていけばいいのか。具体的なテンプレートや、先生の反応への対応策まで、一緒に考えていきましょう。
言葉にするのが難しいとき、まずは「親の心」を整理しよう
先生に伝える前に、まずは私たちの頭の中を少しだけ整えてみませんか?
「何が困っているのか」を整理するのは、先生を説得するためではなく、「お母さん・お父さん自身の安心」のためです。
感情と事実を分けてみる
親御さんの心は今、きっと「不安」や「焦り」でいっぱいです。それは、お子さんを大切に思っている証拠。その気持ちを否定せず、まずは紙(またはスマホのメモ)に書き出してみましょう。

- 今の状況(事実): 給食のにおいで吐き気がする、休み時間の騒がしさが怖くて耳を塞いでいる。
- 子どもの反応(サイン): 帰宅後にぐったりしている、翌朝「お腹が痛い」と言う。
- 親の願い(希望): せめて給食の時間はリラックスしてほしい、無理に全部食べさせないでほしい。
感覚過敏の子は、実は「クラスに数人」いる?
「うちの子だけが特別なの?」と不安になるかもしれませんが、実は約5人に1人(20%程度)がひといちばい敏感な気質(HSC)を持っていると言われています。

診断名があるかどうかに関わらず、音や光、においに敏感で、人一倍疲れやすい子は、実は1クラスに数人はいる計算です。これは「わがまま」ではなく、「生まれ持った神経系の特性」。まずは私たちが「この子のしんどさには理由があるんだ」と肯定してあげるところからスタートしましょう。
【特性別】そのまま使える連絡帳テンプレート集
先生に伝えるときは、「先生の味方であること」と「具体的なサイン」をセットにするのがコツです。
① 音への過敏がある場合
(チャイム、椅子の音、誰かの叱り声など)
【文面案】
いつも温かいご指導をありがとうございます。
最近、〇〇は特定の音(チャイムや椅子の引く音、周囲の大きな声など)に体がこわばってしまうほど強く反応している様子があります。
学校でも、もし音が耐え難い時は、少しの間だけ耳を塞いだり、静かな場所に移動して深呼吸したりすることを認めていただけないでしょうか。
また、状況を見てイヤーマフの使用についてもご相談させていただけますと幸いです。
② 光・視覚への過敏がある場合
(日光の眩しさ、掲示物の多さ、タブレットの画面など)
【文面案】
お世話になっております。
〇〇は光の刺激に敏感なところがあり、天気の良い日の教室の明るさや、タブレットの画面を直視し続けることで、ひどい疲れを感じることがあるようです。
もし可能であれば、席を窓際から離していただいたり、眩しそうな時は手元を少し暗くするなどの工夫をご検討いただけないでしょうか。
③ 給食・においへの過敏がある場合
(特定の食材、教室にこもる給食のにおいなど)
【文面案】
日頃よりお世話になっております。
給食についてご相談です。〇〇は特定のにおいや食感に対して人一倍敏感で、無理に食べようとすると本人の意思に関わらず吐き気をもよおしてしまうことがあります。
「一口だけ」という励ましが、今は強いプレッシャーになってしまうため、まずは「完食」よりも「リラックスして過ごす」ことを優先させていただければと願っております。
④ 漠然とした不安・行き渋りがある場合
【文面案】
お忙しい中失礼いたします。
最近、登校前に不安を口にすることが増えており、親としても本人の心のエネルギーをどう守るべきか模索しております。
学校での様子を伺いつつ、今の〇〇にとって「ここは安心できる場所だ」と思えるような小さな工夫を、一緒に考えていただけると心強いです。
先生から返ってくる「予想される言葉」への返し方
勇気を出して伝えたとき、先生からの返答に戸惑うこともあるかもしれません。でも、それは先生が「敵」だからではなく、単に「見えている世界が違う」だけ。
| 先生の言葉 | 背景にあるもの | お返事のヒント |
| 「学校では頑張ってますよ」 | 外では「普通」を演じて無理をしている | 「そうなんです、外で頑張る分、家で爆発してしまっていて。学校で少しガス抜きをさせたいんです」 |
| 「慣れれば大丈夫ですよ」 | 先生なりの励まし、または特性への無理解 | 「励ましをありがとうございます。ただ、この子の場合は『慣れ』ようとすると逆に感覚が鋭敏になって苦しくなるようでして」 |
| 「特別扱いは難しいです」 | 公平性を保ちたいという義務感 | 「全体への配慮が難しいのは承知しています。〇〇が自分でできる対策(耳栓など)を許可していただくだけで十分です」 |
学校でできる「具体的な環境調整」の例
「配慮をお願いします」だけだと、先生も何をすればいいか迷ってしまいます。以下のような「明日からできる小さな工夫」を具体的に提案してみましょう。
- 物理的なガード: イヤーマフ、耳栓、サンバイザー、色付きメガネの使用。
- 場所の工夫: 廊下側の席(風通し)、一番後ろの席(背後を気にせず安心できる)。
- 見通しの共有: 急な予定変更を事前にメモで知らせる。
- 逃げ道の確保: しんどくなった時に「保健室へ行く」ことを許可する「お守りカード」の発行。
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答えは「学校」ではなく「親子の時間」にある
学校に伝えることは大切ですが、一番大切なのは、「学校で頑張ってきたお子さんが、家でどれだけ緩めるか」です。
もし、先生とのやり取りが100点満点でなかったとしても、自分を責めないでください。学校という大きなシステムと、お子さんの繊細なリズムが、たまたま少しズレているだけ。
「今日は学校へ行けたね」よりも、「今日は家で一緒に笑えたね」。
それを、家族の100点満点にしてみませんか。
親御さんが「先生に言えた」というその一歩だけで、お子さんにとっては大きな救いになります。答えを急がず、まずは今日の夜、お子さんと一緒に温かい飲み物でも飲んで、一日をやり過ごした自分たちをたっぷり労ってあげてくださいね。
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「ゲームばかりしている」と感じる背景には、 心と体のサインが隠れているかもしれません。 もしそんな違和感が続くなら、 こちらの記事も参考にしてみてください。
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このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
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ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
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元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい育児に悩み、試行錯誤する現役ママです。
教育現場を知っているからこそ「正解」を押しつけず、
親子の心がふっと軽くなる材料を届ける伴走者でありたいと思っています。
- 子どもの絵から読み解く心のサイン
- 不登校・発達グレーとの向き合い方
- じっとしていられない子もOK!な個性派撮影
「一人で抱え込まなくて大丈夫」。
今日をやり過ごすヒントを一緒に探しましょう。




