こんにちは!ITTI-BLOGへようこそ。
今日も、お子さんの「やりたい!」と「やりたくない!」の狭間で、一生懸命に心のハンドルを握っているパパさん、ママさん。本当にお疲れ様です。
お子さんがペンを持つのを嫌がったり、お絵描きに誘っても「やだ!」と逃げてしまったり。そんなとき、ふと不安がよぎることはありませんか?

「このまま表現することが嫌いになっちゃうのかな……」
「園で周りの子たちがスラスラ描いているのを見て、自信をなくさないかな」
「私が無理に教えようとしたのが、いけなかったのかな」
スマホを覗けば、同い年の子が描いたカラフルな「パパの似顔絵」が流れてくる。それを見ては、「うちはまだ線一本も描かないのに」と、心に小さなトゲが刺さったような気持ちになる。そんな優しいあなたに、まず一番にお伝えしたいことがあります。
「今、描かないこと」は、将来の才能や表現力とは全く関係ありません。そして、きっかけ一つで、お子さんの『描く扉』はひょいっと開くことがあります。
この記事では、お絵描きを嫌がっていたお子さんたちが、どのようにして再びペンを握るようになったのか。先輩ママたちの「目からウロコ」な実体験をベースに、じっくりと紐解いていきます。
読み終わる頃には、「なんだ、焦らなくていいんだ!」と、お子さんの今の姿を丸ごと愛おしく感じられるようになっているはずですよ。
この記事の内容
「描かない=才能がない?」と悩む前に
まず、お絵描きを嫌がるお子さんを見たときに私たちが感じてしまう「焦り」の正体を見つめてみましょう。

比較が生む「透明なプレッシャー」
私たちは、どうしても「1歳ならこれくらい」「3歳なら顔が描けるはず」という平均的な成長の目安に自分たちを当てはめてしまいがちです。特にSNSなどで他の家庭の「成果物」が見えやすい今の時代、お絵描きをしないわが子が、まるで何かに遅れているような気がしてしまいます。
親の願いが「課題」に変わるとき
「表現力豊かな子になってほしい」という願いは、素晴らしい愛情です。でも、その願いが強すぎると、お子さんにとってお絵描きは「自由な遊び」ではなく、親を満足させるための「テスト」や「課題」に変わってしまうことがあります。
お子さんは、パパやママの期待を敏感に察知します。「上手に描かなきゃ」というプレッシャーが、まだ小さな指先に重くのしかかっているのかもしれません。
お絵描き嫌いの理由は一つじゃない
お子さんがペンを拒否する裏側には、いくつかのパターンがあります。まずは、わが子がどのタイプに近いかな? と想像してみてください。

- 「評価」を怖がっているタイプ: 繊細な性格の子に多く、誰かに「上手だね」と言われることすらプレッシャーに感じてしまうことがあります。「正解」を求めて、動けなくなっている状態です。
- 「理想と現実のギャップ」に苦しむタイプ: 頭の中にはかっこいいイメージがあるのに、自分の手がまだうまく動かない。そのもどかしさがストレスになり、「描かないほうがマシ!」となってしまうこだわり派さんです。
- 「過去の記憶」がブレーキになっているタイプ: 「はみ出してるよ」「きれいに塗ろうね」という、何気ない大人の一言。それが小さなトゲとなって、描くことへの楽しさを遮っている場合があります。
体験談①:道具を変えたら描き始めた(Aママの場合)
「うちは、クレヨンを完全に片付けたのが転機でした」と語るのは、3歳の男の子のママ、Aさんです。
Aさんの息子さんは、1歳の頃からクレヨンを渡すと投げ捨ててしまうような「お絵描き嫌い」でした。無理に誘えば誘うほど拒絶が強くなり、Aさんは「この子に絵の才能はないんだ」と諦めかけていたそうです。
【目からウロコの転機】 ある日、Aさんはクレヨンではなく、「指絵の具」をお風呂場に持ち込みました。「描く」という目的ではなく、「ヌルヌルした感触を楽しもう」という誘い方をしたのです。 すると、息子さんは大喜び! 紙の上ではなく、自分の体や壁にペタペタと色を塗ることで、「色を操る楽しさ」を初めて体験しました。
【ポイント】 「描く=クレヨンと紙」という固定観念を捨て、「感触遊び」としての表現から入ることで、心のブレーキが外れた好例です。
体験談②:親が口出しをやめたら変わった(Bママの場合)
「私が一番の『お絵描き嫌い』の犯人でした」と苦笑いするのは、4歳の女の子のママ、Bさん。
Bさんはお絵描きが大好きで、つい娘さんの横で「こう描くといいよ」「ここはピンクにしようか」とアドバイスをしていました。ところが、娘さんはだんだんと「ママ、描いて」と自分では一切描かなくなってしまったのです。
【目からウロコの転機】 ある保育士さんから「しばらくの間、娘さんの絵に何も言わず、ただ横で自分のお絵描きを楽しんでみてください」と言われたBさん。 「何描いてるの?」という質問すら封印し、ただ隣で自分が好きな模様を黙々と描く日々を続けました。すると1週間後、娘さんがボソッと「……それ、貸して」と自分からペンを握ったのです。
【ポイント】 「評価の視線」を外して、親が「楽しんでいる背中」を見せる。 描かされるのではなく、自発的に「仲間に加わりたい」と思わせる環境作りが功を奏しました。
体験談③:描かなくてもOKにした結果(Cママの場合)
最後は、一度お絵描きから完全に離れたことで「嫌い」を克服したCさんの体験談です。
5歳の息子さんが園のお絵描きの時間を苦痛に感じていることを知ったCさん。家でも練習させようとしましたが、息子さんは泣いて拒否。「もう一生描かなくていいよ!」と半ばやけくそで、家中の画材をクローゼットの奥に封印しました。
【目からウロコの転機】 そのまま数ヶ月、お絵描きの「お」の字も出さずに過ごしました。その間、息子さんはブロック遊びに没頭。ある日、ブロックで作ったロボットを見ながら「ここに目がほしいな」と自分から言い出しました。 Cさんがそっとペンを渡すと、息子さんは迷いなく、ロボットの顔を描き込んだのです。
【ポイント】 「描くこと」を目的化せず、他の遊びの「手段」として必要になるまで待つ。 離れる勇気が、お子さんの「必要性」を育てました。
共通していたポイント
先輩ママたちの体験談には、いくつかの共通する魔法のキーワードがありました。

- 子どものペースを尊重する: 「いつか描くだろう」という、根拠のない自信を持って見守ること。
- 親の期待を一旦下ろす: 「上手くなってほしい」という重荷を、一度クローゼットにしまうこと。
- 「描かせよう」としない: お絵描きは「誘うもの」ではなく、「そこに転がっている遊び」に格下げすること。
お絵描きを「聖域」にせず、砂遊びや泥遊びと同じ、ただの「日常の一コマ」として扱う。その軽やかさが、お子さんの心を解きほぐします。
今、描かない子の親へ
もし、あなたのお子さんが今、ペンを持たなくても、どうか悲しまないでください。
今は「インプット」の時期かもしれない
お絵描きをしない子は、その分、じーっと周りを観察していたり、音を聞いていたり、体を動かして世界の感触を確かめていたりします。今は、自分の中に「表現したい種」をたくさん集めている時期なのです。
お絵描きは「一生の趣味」でなくていい
極論ですが、お絵描きが苦手なまま大人になっても、幸せに生きている人はたくさんいます。大切なのは、絵が描けることではなく、「自分は自分のままでいい」という全能感をお子さんが持っていることです。 「描かないあなたも大好きだよ」というメッセージが、お子さんの心を耕し、いつか別の形(音楽、スポーツ、料理、言葉など)で大きな花を咲かせます。
まとめ|「嫌い」は一時的な通過点かもしれない
いかがでしたか? 先輩ママたちの試行錯誤を知って、少しだけ心が軽くなっていたら嬉しいです。
お絵描き嫌いは、お子さんが「自分の心を守ろうとしているサイン」でもあります。 「今はやりたくない」という意思表示ができている。それ自体が、とても素晴らしい成長の証拠です。
今日、お絵描きに誘って断られたら、「そっか! 今日は別の遊びがしたい気分なんだね」と、明るくスルーしてあげてください。 そして、あなたがもしお絵描きが好きなら、お子さんの横で自分一人で楽しんでみてください。

あなたの楽しそうな背中こそが、お子さんの好奇心をくすぐる一番の教科書です。
迷ったり、また焦ってしまったりしたときは、いつでも【親記事】お絵描き環境作りの全体ガイドに戻ってきてくださいね。ITTI-BLOGは、あなたの「ゆるやかな育児」を、今日も全力で応援しています!
コメント募集中! 「うちはこんなきっかけでお絵描きを始めました!」「今まさに描かなくて悩んでいます」など、あなたのリアルな声をぜひ聞かせてくださいね。みんなで分かち合えば、悩みは半分になりますよ!
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「描けなくても大丈夫」──手を動かすきっかけになるアイテム
お絵描きに苦手意識がある子は、いきなり「描く」よりも、手を動かす体験から入るほうが安心なこともあります。
貼る・選ぶ・並べる──そんな軽い動きが、表現への第一歩になることがあります。
大切なのは、上手に描くことではなく、「関われた」「楽しめた」という感覚。
こうしたアイテムは、親子の関わりをやさしく支える補助として使うのがおすすめです。
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子どもの絵は心ののぞき窓?謎の構図・色の意味
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子どもが「できたかも」と感じられたり、ほっとできる時間が少しずつ増えていくための関わり方をまとめています。
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。







