思春期に入ったお子さんの様子が、なんとなく変わったと感じたことはありませんか?
反抗的な態度、急に無口になる、表情が読めない——思春期の子どもは、心の中にある気持ちを言葉で表すのが苦手な時期です。
そんなとき、子どもが描く「絵」には、その心の叫びがあらわれていることがあります。
絵の色づかいや形、構図には、子ども自身も気づいていない「心のサイン」が隠されていることも。
この記事では、思春期の子どもが描く絵から読み取れる心の変化や、親としてどう向き合えばいいのかを、わかりやすくご紹介します。
「最近、うちの子、ちょっと変わったかも?」と感じている方にこそ、読んでいただきたい内容です。
子どもの絵から読み取れる「心のサイン」
思春期の子どもは、感情が不安定になりやすく、自分でも気持ちを整理できないことがあります。
そんな中で描かれる絵には、無意識のうちに心の中にある感情や思いが表れていることがあるのです。
色に表れる感情の変化
絵に使われる色には、子どもの心理状態が反映されやすいと言われています。
- 明るい色(赤・黄・オレンジなど):前向きな気持ち、エネルギーがある状態
- 寒色系(青・緑・紫など):落ち着きたい気持ち、不安の表れ
- 黒や灰色を多用する:怒りや悲しみ、心を閉ざしている可能性も

色は一時的な気分の影響を受けることもありますが、継続的に特定の色ばかり使っている場合は、注意して見守るサインになります。
形やモチーフが伝えるメッセージ
描かれるモチーフにも、子どもの心が映し出されることがあります。
- 人物が小さく描かれている:自己肯定感の低下や孤独感の可能性
- 家族が登場しない:家庭との心理的距離感があることも
- 目や口が強調されている人物画:誰かに見てほしい、話を聞いてほしいという思い
特に繰り返し描かれるモチーフや、表情のない顔、歪んだ形などには、内面の葛藤が隠れているかもしれません。
絵の構図や余白の意味
絵のバランスや余白も、心の状態を映し出すポイントです。
- 余白が多すぎる:心に空白や不安を感じている
- 紙いっぱいに描いている:自己表現欲求が強い、感情があふれている
- 左寄りに描かれる:過去への意識が強い(心理学的見解)
- 右寄りに描かれる:未来に向けて動こうとしている
これらの傾向はあくまでひとつの見方ですが、子どもの変化に気づくヒントとして役立ちます。
🔗子どもの絵の「太陽の位置」からわかる気持ち
🔗「描けない…」と言う子が教えてくれた“余白がこわい”という感覚
次に、思春期ならではの絵の特徴についても見ていきましょう。
思春期ならではの絵の特徴とは?
思春期は、自己を確立しようとする大切な時期。絵にはその揺れ動く心の模様が、さまざまな形で表れます。
反抗や自立を示す表現
この時期は、親や大人への反発が強くなる時期です。
- 急に「かわいい」絵を描かなくなる
- 暗いテーマや抽象的な絵が増える
- 表情のない人物、無機質な風景など
これは自分らしさを模索しているサインでもあります。驚いたり否定したりせず、「どんな気持ちで描いたのかな?」と優しく声をかけてみましょう。
✏️絵にあらわれる「思春期のサイン」あるある
思春期の子どもは、無意識に“心の内”を絵にこめていることがあります。
「これってどういう気持ち?」と、絵の変化をきっかけに心の声に気づけることも。
🔍こんな絵、見たことありませんか?
- 同じキャラやモチーフばかり描く → 強いこだわりや心の拠り所の可能性あり
- ノートの端に謎の落書き → ストレス発散や、自分の世界にこもるサイン
🔗「うちの子、猫しか描かない。」でもそれは、“自分を守るヒーロー”だった。 – itti-blog
🔄 男子と女子、それぞれに現れやすい「思春期サイン」の違いも
思春期の絵に表れるサインは共通している部分もありますが、
実は男の子と女の子では、表れ方や心の揺れ方が少し違うことも。
たとえば――
🟣 女の子に多いのは?
・SNSでのやりとりに悩んで落ち込む
・自分の見た目や成績に自信が持てず、自己肯定感が下がる
→ 笑顔の少ない人物を描いたり、自分を小さく描くことも
🔵 男の子に多いのは?
・急に無口になったり、暴言のような言葉をぶつけてくる
・「落書き」や「黒いキャラ」ばかり描く
→ 実は甘えたい気持ちや、言葉にできないストレスの裏返し
「最近、うちの子、黒っぽい絵ばかり描くんです…」そんな声をよく聞きます。実はそれ、[黒い絵ばかり描く心理🔗]に深く関係しているかもしれません。
「どうしてこんな絵を描くんだろう?」と思ったら、
その子なりのSOSかもしれません。
男女それぞれの思春期あるあると、親ができる対応を知っておくと、気持ちに少し余裕が生まれますよ。
🔗登校しぶり、休ませてもいい?迷う親のための“学校と家庭”のバランス – itti-blog
親が知っておきたい「絵からわかる子どもの気持ち」への向き合い方
子どもの絵に不安を感じたとしても、すぐに「この子は問題がある」と決めつけないことが大切です。
絵は、子どもが心を守るための表現手段のひとつ。まずは、受け止めることから始めましょう。
否定せず、受け止めることの大切さ
「なんでこんな暗い絵を描くの?」と否定してしまうと、子どもはますます心を閉ざしてしまいます。
「おもしろい絵だね」「どうしてこの色にしたの?」など、興味を持って見守ることが信頼関係の第一歩です。
「心配な絵」への具体的な対応方法
- 同じような不安定な絵が何枚も続く
- 孤立感が強く感じられる内容が続く
こうした場合は、学校の先生やカウンセラー、専門家に相談することも考えてみてください。
親だけで抱え込まず、「今、子どもにとって必要な支援」を探すことが大切です。
🔗子どもが描く“ちょっと心配な絵”には意味がある!火事・包丁・泣き顔…親ができる対応とは?
まとめ|絵は心の窓。思春期の子どもと向き合うヒントに
思春期の子どもは、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできません。
でも、絵には子どもが伝えたい「心の声」がにじみ出ています。
絵を見ることで、親が気づけること、寄り添えることがたくさんあります。
「うちの子は今、どんな気持ちでいるのかな?」「最近、なんか元気ないな?」
「この絵、ちょっと気になるな」
そんな時こそ、絵を入り口にやさしく寄り添ってみてください。
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