― 自分で気づく力を育てる、大人の関わり方
思春期って、
自分でも気づかないうちに、いろんなことが気になってくる時期。
誰かがちょっとズルをしたこと。
誰かが誰かをいじって笑ってたこと。
先生があの子だけをひいきしてたこと。
自分が言えなかったこと。
なんてことないようでいて、なんだかモヤモヤする。
頭で「こうしたほうがいい」とわかっていても、
うまく行動にできなかったり、
つい言いすぎてしまったり、
あとから悔しくなったりする。
そういう気持ち、わたしも子どものころにあった。
自分もやらかしてるのに、同級生のちょっとした言動が気になって、
帰り道にぐるぐる考えて、
親にぽろっと話してみるけど、
「それは〇〇だったんじゃない?」と正論で返されて、
なんだかモヤモヤが倍増してしまう、みたいな。
大人になると、
「この人、どうしてこんなこと言うんだろう?」
「わざわざ傷つくこと言う必要ある?」
…っていう人にも、けっこう出会う。
でもあるとき、ふっと思うんだよね。
「ああ、この人はこういう人なんだな」って。
無理に変えようとしなくてもいいし、
自分は自分のままでいいんだなって。
子どもたちが感じている“なんかイヤ”の正体は、
その途中なのかもしれない。
他人を見て、自分を見つけて、
できなかった自分に葛藤して、
それでも前に進んでいく。
だから、親としてできることは、
「それはね」と答えを教えることじゃなくて、
「うんうん、そう感じたんだね」って一緒に座ること。
正しさはいつか自分で見つけられるから、
いまはその“ぐるぐる”に寄り添って、
ときどき背中をさすってあげられたら、それで十分なんだと思う。
この子が話してくれる時間は、
モヤモヤの中で、自分の気持ちを整理する“練習”の時間。
「どう思ったの?」「それ、悲しかった?」
そう聞かれたとき、
少しずつ、自分で気づいていけるようになる。
思春期は、心が育つ「ぐちゃぐちゃの途中」。
きれいじゃない感情もあるし、まっすぐじゃない日もある。
でも、その全部がその子の“軸”になるから。
正論じゃなく、
「そっか、そんなふうに思ったんだね」って、
気持ちごと受けとめてあげよう。
親も完璧じゃなくていい。
ただ、そばにいるだけでいい。
「モヤモヤ」は、気づきの入口。
子どもが自分で見つけられるように、
大人はそっと隣にいるだけでいい。

「叱らなきゃ」と思い込む必要がなくなり、親も心に余裕が生まれる共感育児>>>
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