こんにちは🌷
元教諭、2児の母、ITTI(いっちー)です😊
今回は「小1の絵」に注目してみます。
描かれた空や地面、空想の色づかい、戦隊ヒーローたちの登場…
「あれ?この前まで○○しか描かなかったのに!」とびっくりすること、ありませんか?
そんな小1の絵には、“リアル”と“ファンタジー”が混ざり合う、子どもならではの心の動きが詰まっています。
その絵を通して見える、“今”の心の成長と親にできるあたたかな関わり方を、今日はご紹介していきます🍀
🎨 急に“空”と“地面”が生まれる1年生の絵
年長さんのころまでは、真っ白な紙に人がふわっと浮かんでいたのに、
小学校に入ると急に「空は上、地面は下」という構図がはっきりしてくる子が増えます。
これは、視点の広がりと、現実とのつながりを意識し始めたサイン。
空の色を塗り分ける、地面に草を描く…
一つひとつが「世界をどう見ているか」の表現なのです。
でも、そこにはまだ“おとなの現実”とは違う自由な発想も入り込んでいて…
その混ざり具合こそが小1の絵の面白さです✨
🌈 実際にはない色で“心の色”を描く不思議さ
「えっ、空がピンク?」「木が水色…?」と驚くこともありますよね。
でも、それは“心で見た世界”を描いている証拠です。

たとえば、遠足が楽しかった日には空がキラキラのレインボーだったり。
お友達とケンカした日には、どんよりした黒い雲が描かれていたり。
大人が「本当の色」を教えたくなるときもあるけれど、
“その子の世界の感じ方”を大切にしてあげたい時期なんです😊
🔗「iPadで描くと黒ばっかり?」に親が気づいたら読む話 – itti-blog
✏️ 宿題の“写生”と自由画で差が出る理由
小学校に入ると、「○○を見て描きましょう」という写生課題が出てきます。
ここで多くの子が、自由画とのギャップに戸惑います。
写生では「正しく描かなきゃ」「変に見えたらダメかな」と思って、のびのびした表現がしぼんでしまう子も。
一方で、自由画になると、ヒーローや夢の世界が飛び出してきたり、空にハートが浮かんだり🌈✨

これは、「評価される絵」と「自分が描きたい絵」のせめぎ合い。
そして、小1という時期は、ちょうど“正しさ”と“自分らしさ”の間でゆれる”時期でもあります。
💬 ここでの声かけが、絵を好きでいられるかどうかの分かれ道に。
「ちゃんと見て描こうね」よりも
「わぁ、この色すてきだね」「ここにハートがあるの、あなたらしいね」など、
子どもの“気持ち”に寄り添う言葉が大切です。
「上手だね」より、「あなたがそう思ったんだね」のほうが、絵を描く楽しさにつながっていきます😊
🌱そして小3ごろになると…
この“評価と自分らしさのバランス”は、より繊細になっていきます。
小3は、「他人の目」を強く意識するようになる時期。
絵の中に登場する人が急に減ったり、背景が意味深になったり…。
「この子と今はちょっと距離があるのかも?」なんて、人間関係の揺れがにじむようになります。
🔗お友達を描かない子が伝えていること – itti-blog
まるで、絵が心の鏡になっていくような感じです。
写生と自由画の“ちがい”だけでなく、“心の変化”が絵に表れるようになるのが、このころの特徴です。
🦸 戦隊ヒーローの世界と日常が共存する背景
自由画には、現実の公園のすべり台にヒーローがいたり、
おうちのリビングにドラゴンが登場したり…!
これもまた小1の特徴で、ファンタジーと日常の境界がまだあいまいだから。
でもこれって、大人の私たちが忘れてしまった“創造する力”ですよね。
「そんなことあるわけないでしょ」じゃなくて、
「わぁ!面白い世界だね」と寄り添ってあげたいものです😊🌟
🧠 現実を知る一方で、夢を持ち続けたい年ごろ
小1は、「現実のルール」や「正しさ」をどんどん学ぶ時期。
でも同時に、「自分の世界」をまだまだ大切にしていたい年ごろでもあります。
その両方が絵の中でぶつかるからこそ、
リアルだけどちょっと不思議、現実っぽいけど空想の混じった絵になるんですね。
これはつまり、“心の発達が進んでいるサイン”なんです🍀
🌟 正解を求めすぎないために、親ができること
子どもが絵を見せてきたとき、
「〇〇が変だね」や「もっとこうしたら?」ではなく、
まずは 「その子の感じ方」をまるごと受けとめることが大切です😊
たとえばこんな声かけを意識してみてください✨
- 「この空、すてきな色だね。今日はどんな気持ちで描いたの?」
- 「ヒーローがここにいるの、どうしてかな?お話聞かせて~」
- 「この地面の草、よく見て描いたんだね。ふわふわしてる!」
子どもの心に寄り添う声かけが、
「絵って楽しい」「自分の気持ちを出していいんだ」につながっていきます🌈
🔍 チェックリスト|絵に出ている“気持ちのヒント”
✅ 空や地面の変化が見られる → 視野が広がってきた証拠
✅ 実際と違う色づかい → 感情を色で表現しているかも
✅ ファンタジーの登場 → 想像力が豊かで元気な証
✅ 写生になると表現が硬くなる → 評価や正解を気にしてるサインかも
こうした変化に気づけたときは、
「この子、今こういう成長の真っただ中なんだな」と見守ってみてくださいね😊
🔗 関連記事もどうぞ♪
🌙 おわりに|今日も絵を通して、子どもと心が通じたら…
小1の絵は、「上手かどうか」よりも、
その子の“今の心”がギュッとつまった作品です。
ファンタジーとリアルのはざまで揺れながら、
子どもたちは今日も「世界」を自分なりに描いています。
そんな絵を見つめながら、
「いい夢見てね」と、やさしく声をかけられたら…
お子さんの心がふんわりあたたまりますように🌙✨
✅ほかにも育児に役立つヒントが満載!絵だから直感的にわかる
『絵でわかる子どもの心理シリーズ』お母さんが一番大きく描かれるのはなぜ?
✨ 子どものアート活動に興味がある方へ! ✨
「絵がうまい子の特徴と伸ばし方」や「自由な造形活動が絵の上達につながる理由」など、気になるテーマを詳しく解説!
また、発達段階ごとの絵の変化や、よく使う色からわかる子どもの性格についても紹介しています。
🎨 子どものクリエイティブな才能を伸ばしたい方へ!
📌 「子どもが同じものを描き続けるのはなぜ?」
📌 「子どもの絵に隠されたサインとは?発達・感情・才能の見分け方」
📌 「子どもの創造力を伸ばす5つの方法」
📌 「得意を伸ばす親の関わり方」
お子さんの才能を引き出すヒントが満載! ぜひチェックしてみてください✨
おえかき お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 同じ絵を描く 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの才能 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 想像力 正解がない遊び 残酷な絵 筆圧 筆圧が弱い 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 造形 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。