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子どもの「木」をやさしく読み解く
子どもが描く「木」には、安心感・自己肯定感・人間関係・成長意欲など、心のサインがたくさん込められています。
ただし重要なのは、木だけで決めつけないこと。絵全体や日常の様子と合わせて観察することが大切です。本記事では【観察ポイント → 解釈 → 関わり方】の順に整理して解説します。
子どもの「木」ワンポイント早見表
・幹が太くまっすぐ:安心感や自信の高さ
・幹が細く揺れている:不安や自信不足の可能性
・枝が横に広がる:社交性が豊か、人とのつながりを大事にしている
・枝が上に伸びる:チャレンジ精神、未来志向
・葉がぎっしり:充実感や創造性の高さ
・葉や実が少ない/枯れている:エネルギー不足や寂しさのサイン
・根っこを描く:家族や基盤へのつながり意識が強い
・木が小さい/省略される:自己表現控えめ、興味が別の対象にある
これはあくまで目安です。繰り返し出てくるか、他の絵や行動と合わせて見ていきましょう。
幹・枝・葉の描き方に表れるサイン
幹の太さと安定感
・太くまっすぐ:安定した心、自信や自己肯定感
・細く曲がっている:揺らぎや緊張感
・途中で切れている:成長や行動が途中で止まっている感覚
枝の広がりと社交性
・横に広がる:友達とのつながりを広げたい気持ち
・上向きに伸びる:目標や未来への意欲
・少ない/折れている:孤独感や人間関係の疲れ
葉や実の描き込み
・葉が多い:充実感、創造性
・果物や花:成果や喜び
・葉が少ない/枯れている:疲れや落ち込み
色と季節感
・緑:活発で安定
・赤やオレンジ:変化や挑戦の時期
・茶や灰色:落ち着き、またはエネルギー不足
・冬の木:静けさや準備期間
・春の木:新しい始まり
年齢ごとの違い
・2〜3歳:幹や枝がシンボル化、塗り方や色に注目
・4〜5歳:木らしさが増し、葉や枝の量が意味を持つ
・6〜7歳:全体バランス、根っこや背景も加わりやすい
・小学生中学年以上:季節感や細部が増え、感情表現が複雑化
「心配のサイン」を見分けるチェックリスト
・同じ特徴が何度も繰り返される
・他の絵や行動と一致しているか
・描いた日や出来事との関係
・年齢に合っているか
・描くときに楽しそうか、それとも嫌々か
親ができる声かけと関わり方
やさしいコメント
・「この木、しっかり立ってるね」
・「枝がぐーんと広がってるね」
開かれた問いかけ
・「この木はどんな季節かな?」
・「葉っぱはどんな気持ち?」
遊びのアイデア
・「木とおしゃべりしてみようか」
活動アイデアで楽しむ
・「木の成長日記」:1週間ごとに同じ木を描く
・「葉っぱに気持ちを書く」:葉型の紙に感情を書いて貼る
・「実をふやすゲーム」:がんばったことを実として描く
専門家につなげる目安
・数週間以上、枯れた木ばかり描く
・他の絵や行動でも不安や落ち込みが見える
・生活に支障が出るほど不安や悲しみを抱えている
まとめ
子どもが描く木は、心の状態を映す鏡のような存在です。幹・枝・葉・色に込められたサインをやさしく観察しながら、一枚の絵だけで判断せず、全体や日常の様子と合わせて理解していきましょう。
一緒に絵を描き、声をかけ合う時間が、子どもの安心感や自己肯定感を育むきっかけになります。
子どもの絵の収納におすすめ!
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。




