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筆圧が弱い?強い?それって実は、子どもからの“やさしいサイン”かも
子どもの筆圧が弱い・強いのはどうして?
文字を書く前に育てたい「土台の力」のお話
「なんだか、うちの子の文字がうす〜い気がするんです…」
「え?この子、紙が破れそうなくらい力入れてるけど…大丈夫?」
——そんなふうに、筆圧について気になったことはありませんか?
こんにちは。元教員で、今は子どもの心をそっとのぞくのが好きなブログ書きです。
子どもが書く文字を見ていると、その“力の入り方”に思わずドキッとすること、ありますよね。
でも実は、筆圧の強い・弱いには、単に「力があるかどうか」だけでなく、
その子の身体の育ち方や感じ方のクセが、そっと関わっているんです。
今回は、
- 子どもの筆圧が弱い・強いのはなぜ起こるの?
- 姿勢や鉛筆の持ち方よりも、先に育てたい力って?
- 就学前に知っておくと安心な「見えない土台力」とは?
こんなお話を、できるだけやわらかく、
時々くすっとしながら読めるように綴ってみました。
「心配しすぎなくても大丈夫だったんだな」
そんなふうに思ってもらえたらうれしいです。
そもそも「筆圧」って何?
筆圧とは、鉛筆やクレヨンを握ったときの力の加減のこと。これが強すぎたり弱すぎたりすると、文字を書くときに苦労しやすくなることも。実は、筆圧には手の力だけでなく、腕や肩、指の細かい動きが関係しています。そのため、まだ体の発達が十分でない幼児期には、特に個人差が出やすいんです。
子どもの筆圧が弱い・強い、以前に育てたい基礎力とは
筆圧って、しっかりかけている感じがするため、「強いほうがいい」と思われがちですが、
実は、“強さ”よりも“安定しているかどうか”のほうが大切なんです。
というのも、筆圧はその子の発達のバロメーターみたいなもの。
たとえば、姿勢がふにゃっとしていたり、手先にまだ力がうまく入らなかったりすると、
筆圧にムラが出たり、すぐに疲れてしまったりすることも。
筆圧の前に必要なのは、見えないけれど、確かに育っている“土台の力”。
それは「がんばれ〜!」って応援するだけでは育たない、
日々の遊びや暮らしの中で、少しずつ整っていくものなんですね。
正しい姿勢・鉛筆の持ち方より先に大切な発達支援
「姿勢が悪いから筆圧が弱いのかな?」
「鉛筆の持ち方がおかしいせい?」
そう思って、お子さんに「背筋のばして!」「もっとこう持って!」って声かけ、
ついしてしまうこと、ありますよね。
(私も、かつてはよく言っていました…)
でも実は、姿勢や持ち方は、ある意味“結果”なんです。
その前に大切なのが、体の中心から整っていること。
たとえば、体幹がしっかりしていないと、イスに座ってもすぐクタッとなってしまったり、
鉛筆を正しく持とうとしても、手や指にうまく力が入らなかったり。
最近、くたっとなっちゃう子、増えてませんか?
だからこそ、書くことを無理に教える前に、
「動き」「遊び」「感覚」の中で、体の感覚を育てることが大切なんです。

🔗絵でわかる子どもの心理シリーズ⑨友達をすごく小さく描くのはどんな気持ち? – itti-blog
文字を書く前に必要な「目に見えない力」とは?
字がうまく書けないと、「もっと練習しなきゃ」と焦ってしまいがちですが……
ちょっとだけ視点を変えてみましょう。
実は、文字を書くには、いくつかの“力”が関わっているんです。
たとえば、
- 手や指の感覚がしっかりしているか
- 体のバランス感覚が整っているか
- 空間認知力(どこにどう書くかの感覚)が育っているか
こういった力がそっと支えてくれるからこそ、
鉛筆を握ったときに「書ける準備」が整ってくるんですね。
「線をなぞる」「字を真似して書く」ことに苦手さを感じている子は、
実はこの“土台となる感覚”がまだ途中なんだよ〜というサインかもしれません。
土台がふわふわのままだと、どんなに書き方を教えても、
お子さん自身も「しっくりこない」「疲れる」「なんだかイヤ」って感じてしまうんですね。
✨補足ポイントとして:
発達支援やリハビリの現場では「感覚統合」や「粗大運動→微細運動」の順番がよく語られます。
お子さんが安心して「書く」ことに向かえるよう、まずはこの“土台の力”を大切にしてあげたいですね。
筆圧が強い子・弱い子、それぞれの見方と支え方
筆圧の“強さ・弱さ”と聞くと、
「弱い=良くない」「強い=力がある」と思われがちかもしれません。
でも実際は、どちらにもその子なりの理由や背景があるんです。
🍃筆圧が弱い子は…
- 手や腕の力がまだ育っている途中かもしれません
- 姿勢を保つ体の軸がふにゃっとしていることも
- あるいは「書くこと」がちょっぴり不安で、力が入らないこともあります
この場合は、まずは体を使った遊びや、楽しく描ける環境づくりがおすすめです。
小さな成功体験を重ねていくと、「書くのってたのしい!」に変わっていくこともありますよ。
手や腕の力がまだ育っている途中の子には、家の中で体を使った遊びがぴったり。
特に雨の日など、お外に行けないときには、おうちで楽しめる遊びをいくつか知っておくと安心ですよ☔
🌱筆圧が強い子は…
- 実は、感覚がちょっと鈍くて、強く握らないと“書いてる感覚”がわかりにくいということも
- それか、ものすご〜く集中してがんばってる証かもしれません(えらい…)
この場合は、「筆圧が強い=力任せで困った子」ではなく、
体の感覚を調整する練習中なんだな〜と、あたたかく見守ってあげてくださいね。
すごく集中して書いている子は、気持ちがまっすぐなだけでなく、
実は「思いやりの芽」が育っている途中なのかも…なんてこともあります。
よかったらこちらも読んでみてくださいね → 思いやりはいつ育つ?
👉使用リンク:思いやりはいつ育つ?
筆圧は、その子の育ちのひとコマ。
一緒に暮らしていると見過ごしてしまいそうな“ちょっとしたしぐさ”の中に、
子どもの体と心のメッセージが、そっと隠れているのかもしれません。
おうちでできる♪ 筆圧サポートのヒント
筆圧って、机に向かって「さあ書こう!」とするだけではなかなか育ちにくいもの。
でも、おうちでのちょっとした遊びや関わりの中で、
いつのまにか力加減や感覚が育っていくこともあるんです。
ここでは、おうちでできる“やさしい支え方”をいくつかご紹介しますね。
🎈1. ゆったり遊べる「おえかきタイム」
自由にくるくる、線を描いたり、ぐるぐる回したり。
おえかきは、筆圧の練習にもなりますが、
「思いきり描いてもいいんだ」という心の解放タイムにもなります。

ぬりえやスタンプ遊びもおすすめ。
紙の感触を楽しみながら、手の力の加減が育っていきます。

線をはみ出したり、色が紙から飛び出しちゃっても…実はそこにも意味があるんです。
「ダメ」と言いたくなる前に、こんなお話もぜひ🍀
👉使用リンク:ぬりえ、はみ出しちゃうのはダメ?

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🧺2. 手・腕をしっかり動かす「おうちしごと」
おしぼりをぎゅっとしぼる、お米をとぐ、洗濯物を干す——
一見、筆圧とは関係なさそうに見えますが、
指先〜腕〜体幹までが連動する大事な動きなんです。
ちょっとしたお手伝いが、実は立派な発達支援になることも。
🐾3. 四つん這いやハイハイ、トンネルくぐりなどの「感覚あそび」
体をじっくり使うあそびは、
姿勢の安定にもつながりますし、筆圧の“土台作り”にもぴったり。
新聞紙を丸めてボール投げ、雑巾がけレース、風船バレー……
おうちの中でできるあそびでも、十分なんですよ。
「がんばって書かせよう」と力むより、
“気づけば書きやすくなってた”くらいのほうが、実はうまくいくことが多いんです。
まずは、「おうち時間でちょっとやってみようかな」と思えるものからで大丈夫です🍀
おわりに 〜筆圧の“強い・弱い”は、心と体からのメッセージ〜
筆圧が強い、弱い——
それは単なる「書く力」の問題ではなく、
体や心の状態がそっと表れているサインでもあるんです。
つい、「練習すればなんとかなるはず」と思いたくなるけれど、
お子さん自身も、「うまくできないな」「つかれるな」って感じているかもしれません。
そんなときは、「この子なりにがんばってるのかも」と、
いったん深呼吸して、そばで見守ってあげてくださいね。
書くことは、一生続くものだからこそ、
ゆっくりでも“心地よく書ける感覚”を育てていくことが大切です🍀
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📒家庭でできる工作10選
→ 筆圧の土台を育てる、手先あそびをまとめてチェック♪
✉️ さいごにひとこと…
お読みくださって、ありがとうございます。
もしも「うちの子、書くのがちょっと苦手かも」と思う場面があったら、
「うまく書けない子」ではなく、「まだ成長途中♪」として見てあげてくださいね。
今日も、やさしい目で見つめるあなたと、がんばっているお子さんに、
小さなエールが届きますように🌷
鉛筆硬さ表
芯の硬さ | 特徴 | おすすめの子ども |
---|---|---|
H系(H, 2H など) | ✦ 芯が硬く、筆圧が弱いと薄くなりがち | ✦ 筆圧が強い子向け |
HB | ✦ 標準的な硬さで、多くの場面で使いやすい | ✦ バランスよく書きたい子向け |
B系(B, 2B, 4B など) | ✦ 芯が柔らかく、筆圧が弱くても濃く書ける | ✦ 筆圧がまだ安定しない小学校低学年向け |
2B(小学校推奨) | ✦ 軽い力でもはっきり書け、消しやすい | ✦ 筆圧が未発達な子向け |
筆圧が強い子 | ✅ HBやBに変更すると、ちょうどよくなる | ✅ 2Bだと減りが早い子向け |
筆圧を鍛えたい子 | ✅ 4Bや6Bでスケッチ遊び、クレヨンや太い鉛筆で練習 | ✅ 筆圧をコントロールする力をつけたい子向け |
ここまで読んでくださりありがとうございます♪
ところで「文字の書き方」って性格が出る気がしませんか?
実は、筆圧も性格にある程度の関連があると言われています。ただし、これはあくまで傾向であり、すべての人に当てはまるわけではありません。参考までに♪
筆圧が強い人の特徴と性格傾向
✅ 粘り強い・意志が強い → しっかりとした筆圧は、意思の強さや忍耐力を反映していることが多い
✅ 感情が豊か・エネルギッシュ → 気持ちがこもりやすく、感情表現がはっきりしている
✅ ストレスを感じやすい → 力を込めて書くことで、無意識にストレスを発散していることも
✅ 完璧主義の傾向がある → 文字をしっかり書こうと意識しすぎる場合も
筆圧が弱い人の特徴と性格傾向
✅ 繊細・慎重 → 力を入れすぎず、バランスをとろうとする傾向
✅ リラックスしている・マイペース → 力まず書く人は、落ち着いていて焦らない性格のことが多い
✅ 自信がない・遠慮がち → 人目を気にして、控えめになっている場合も
✅ ストレスが少ない or 疲れやすい → 筆圧が弱いのは、リラックスしている証拠とも言えるが、体力が落ちている場合も

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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
わが家の息子たちは、小さいころはお絵描きに見向きもしなかったけれど、造形遊びやパステルアート、リトミックなどを通して少しずつ表現の楽しさに気づき、今ではポスターや工作で賞をもらうまでに!✨
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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