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子どもが「相手の気持ち」を考えられるようになるのは何歳から?共感力の育ち方と親の関わり方
「ねぇママ、この子、なんで泣いてるのか分かったよ」
ある日、わが子がそんな一言をつぶやいたら、あなたはどう感じますか?
「おおっ、ついに人の気持ちが読める超能力者か!?」なんて思ってしまいそうですが、それ、じつは立派な「共感力」の芽生えです。
子どもって、最初は自分の気持ちを表すことすらままならないのに、あるときから急に、他人の表情や言葉に反応したり、慰めたり、ちょっとだけ遠慮してみたり——そんな行動を見せてくれるようになります。
では、いったい何歳くらいから子どもは「相手の気持ちを考える」ことができるようになるのでしょうか?
そして、親としてその成長をどうサポートすればいいのでしょうか?
本記事では、
- 共感力がどのように育っていくのか年齢別に
- 実際にどんな声かけや関わり方が効果的なのか
を、子育ての合間にコーヒー片手で読めるくらいのテンポで、わかりやすくご紹介します。
👶 共感力って、そもそも何?
「共感力」と聞くと、心理学の教科書のなかに出てきそうな堅い言葉に感じますが、ざっくり言えば——
“相手の気持ちを想像して、寄り添う力”
のこと。

「ママ、泣いてる子がいるよ。どうしたのかなぁ」「この子、おもちゃ貸してくれた!うれしい!」なんて言動も、共感力の立派な現れです。
ただし、これ、大人が当たり前にやっているようで、実はとっても高度なスキル。
子どもがそれを習得するには、脳の発達と身の回りの人間関係の“両輪”が必要なのです。
🐣 年齢別・共感力の育ち方と声かけのコツ
0〜2歳:「なんか感じてる」けど、言えない時期
この頃の赤ちゃんは、まさに“感情のスポンジ”。
周りの空気をびっくりするほど吸収しています。ママやパパが笑えば笑うし、イライラしているとピリつく…。言葉は出ないけれど、“空気感”に共鳴している状態です。
👂 この時期におすすめの関わり方:
- 穏やかな声で「楽しいね」「うれしいね」と感情を言語化してあげる
- 泣いたらすぐに寄り添い、「悲しいね。どうしたの?」と共感の姿勢を見せる
ここでの声かけは、感情のラベル貼り。将来の“語彙ある共感”につながります。
3〜4歳:「なんで泣いてるの?」と他人に興味が湧く時期
ちょっとずつ「自分」と「他人」の境界が見えてくるこの時期。
お友達とのトラブルも増えがちですが、それは“社会性の練習中”という証拠。実はここ、共感力の入り口なのです。
👂 おすすめの関わり方:
- 「○○ちゃん、悲しそうだったね。どうしてだと思う?」と問いかける
- 絵本やアニメを見ながら「この子、どんな気持ちかな?」と感情を考える遊びを取り入れる
ここは共感の“見習い期間”。失敗してもOK!「気持ちって難しいね」と大人も共感してあげてください。
5〜6歳:「やさしくしよう」と行動に移せる時期
ぐっと社会性が伸びてくる年齢。
人の気持ちに気づき、「どうしたら喜ぶかな?」と行動で示そうとするようになります。たとえば、お友達にティッシュを渡したり、弟におもちゃを貸してあげたり。
👂 おすすめの関わり方:
- 「○○くんがそれしてくれて、うれしかったって言ってたよ」と“感情のフィードバック”を伝える
- 「ありがとうって言われると、うれしいね」と、共感の連鎖を育てる
「相手の立場になる」という経験は、この時期の心の宝物になります。
7〜8歳:「自分ならどう感じるか?」と視点が切り替えられる時期
感情の幅が広がり、「もし自分があの子だったら…」という想像ができるようになります。
とはいえ、ちょっぴり自意識が強くなってくる時期でもあり、“自分”と“他人”のバランスで揺れやすい年頃。
👂 おすすめの関わり方:
- 「○○ちゃん、あなたのひとことで元気になったみたいだね」と影響力の肯定をしてあげる
- 感情に良いも悪いもないことを伝え、「泣くのも怒るのも大事な気持ちだよ」と受け止める
共感力は“道徳”じゃなくて、“想像と経験の積み重ね”で育ちます。
9歳以上:「複雑な気持ち」への理解が進む時期
この年齢になると、「言ってること」と「本音」の違いに気づけたり、「相手にも事情があるかもしれない」と考える力がついてきます。
一方で、正義感が強すぎて衝突してしまうこともあるので、多面的な視点を一緒に持てるようサポートしましょう。
👂 おすすめの関わり方:
- 「Aくんの立場も考えると…どう感じるかな?」と、視点の移動ゲームのような会話を
- ニュースや出来事を話題にして、いろんな立場から考えるクセをつける
「正しさ」だけでなく「背景」にも目を向ける力が、この時期の共感を深くします。
🧭 共感力は、ゆっくり育つ“心の筋トレ”
共感力は、走り幅跳びのように「せーのっ!」と一気に飛べるものではなく、
まるでじわじわ育てる植物のようなもの。
日々の関わりのなかで、「相手の気持ちを想像する経験」が何層にも重なって、
ある日ふと、思いがけないやさしさとして現れる——
それが、子どもの共感力の育ち方です。
「まだうちの子、そんなこと考えてなさそう…」と心配になる日もあるかもしれません。
でも大丈夫。共感力は“発芽のタイミング”が人それぞれ。
焦らず、親自身も「今日はあの人にやさしくできたな」なんて振り返りながら、
いっしょに育てていく姿勢が、子どもの共感力にとって一番の栄養になります。
🔗【子どもとの会話がうまくいく魔法】共感のコツ5選|ちょっとユニークな親になろう – itti-blog
🎁 おわりに:小さな共感の芽を見逃さないで
子どもがふと口にする一言。
「○○ちゃん、泣いてたけど、さみしかったのかな」
そんな何気ないつぶやきが聞こえたとき、
それはもう、立派な“共感力の芽”が顔を出したサインです。
その瞬間を見つけたら、どうぞ惜しみなくほめてあげてください。
「よく気づいたね」「そう思えるってすてきだね」
その一言が、また次のやさしさにつながります。
そして何より、
親がちょっと疲れた日には——
「今日は自分にもやさしくしよう」と思える心こそ、
子どもが自然と真似したくなる共感の原点になるかもしれません。
💡まとめポイント
- 共感力は「相手の気持ちを想像して行動する力」
- 発達には段階があり、年齢に応じた関わり方が大切
- 親の声かけと日々の経験が“共感の土壌”をつくる
- 子どものやさしさに気づいたら、しっかり言葉で伝える
🔗子どもの“思いやり”はどう育つ?共感力を伸ばす10の習慣 – itti-blog
🔗完璧じゃなくていい!子どもの気持ちに寄り添うためのシンプルな心構え
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
わが家の息子たちは、小さいころはお絵描きに見向きもしなかったけれど、造形遊びやパステルアート、リトミックなどを通して少しずつ表現の楽しさに気づき、今ではポスターや工作で賞をもらうまでに!✨
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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