こんにちは、ITTIです。
今日もバタバタの朝、本当にお疲れ様です。今この記事を読んでくださっているあなたは、もしかしたら玄関先で、あるいはクローゼットの前で、お子さんと「服・靴バトル」を終えたばかりかもしれませんね。
「今日はこの服を着てほしいのに!」
「もう出発しなきゃいけないのに、どうしてもこの靴じゃないとイヤ!」
「自分でやるって言ったのに、全然進まない……」

2歳、3歳。
昨日までお気に入りだった服を突然「イヤ!」と投げ捨てたり、真夏なのに冬用のモコモコブーツを履くと言い張ったり。
大人の理屈がこれっぽっちも通用しないこだわりを前に、途方に暮れてしまいますよね。
急いでいるときほど、まるで親の忍耐力を試されているような気がして、「いい加減にして!」と叫びたくなるのも無理はありません。毎日これだと、こちらの気持ちが追いつかなくなるのは当然のことなんですよ。
今日は、そんな「服・靴のこだわり」の背景にあるお子さんの成長と、明日から朝の時間が少しだけ穏やかになるような、ちょっとした工夫についてお話ししていきます。
服選びのイヤイヤも、2歳の成長過程で多くの家庭が経験することです。
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この記事の内容
2歳の服・靴のこだわりで困る瞬間
「こだわり」といっても、そのバリエーションは驚くほど豊か(そして親にとっては厄介)ですよね。まずは、全国のママ・パパが直面している「あるある」シーンを振り返ってみましょう。

「この服じゃないとイヤ!」のループ
洗濯機の中にある服を着たがったり、昨日着たばかりの服を今日も着ると言い張ったり。 「こっちの方が可愛いよ」「今日は寒いから長袖にしようね」という大人の提案は、すべてシャットアウト。結局、お気に入りの1着を毎日着回すことになり、親は「洗濯が追いつかない!」と頭を抱えることになります。
靴を履かない・脱ぐ・左右反対
いざ出発!という時に限って、靴を履くのを拒否。あるいは、やっと履かせたと思ったら、車に乗った瞬間に脱ぎ捨てて裸足になっている……。 左右反対に履いているのを直そうとすると、「自分でやったのに!」と大爆発。 玄関先での攻防だけで、もう一日のエネルギーを使い果たしてしまいます。
「自分で!」と言って進まない
一番もどかしいのがこれですよね。 「自分でやりたい!」という意欲は素晴らしいけれど、実際にはボタン一つに5分かかり、ズボンの足が両方同じところに入って四苦八苦。 手伝おうとすれば「ダメーーー!」と怒られる。時計の針だけが無情に刻まれていくあの焦燥感、本当につらいものです。
この「自分で決めたい」気持ちは、食事の場面でもよく見られます。
▶ 2歳の食べムラに見られる自己主張についてはこちら
なぜ2歳は服や靴にこだわるの?
「わがままを言って困らせたい」わけじゃない。そう分かってはいても、理由が見えないとイライラしてしまうもの。彼らの中では、今こんな変化が起きているんです。

「自分で決めたい」気持ちが育っている
0歳や1歳の頃は、親が選んだものをそのまま着ていたお子さんも、2歳前後になると「自分」という意思がはっきりしてきます。 彼らにとって、「何を着るか」「どの靴を履くか」を選ぶことは、自分の存在を認められる大切な儀式のようなもの。 「自分で決めた!」という感覚が、自立心の芽生えを支えているんです。こだわりが強いということは、それだけ「自分」という個性がしっかり育っている証拠なんですね。
感覚が敏感になりやすい時期
もうひとつの理由は、身体的な感覚です。 大人にとっては気にならないタグのチクチク、靴下の縫い目の当たり、ズボンのウエストの締めつけ。

これらが、2歳頃のお子さんにとっては耐えがたいほどの不快感として感じられることがあります。 「わがまま」ではなく、「身体が拒否している」という状態。感覚が過敏な時期だからこそ、特定の「これなら安心」という服や靴に固執してしまうことがあるんです。
「尊重しなきゃ」と思いすぎなくていい
育児書にはよく「子どもの意思を尊重しましょう」と書いてあります。でも、現実は厳しいですよね。 仕事の会議がある、園のバスが来る、病院の予約がある……。 「尊重=全部OK」ではありません。
すべてを受け入れようとして、ママやパパがパンクしてしまったら本末転倒です。 「命に関わること(安全)」「どうしても動かせない予定(時間)」「公共の場でのルール(状況)」、これらを守るために、大人が主導権を握る場面があっていい。

「全部尊重してあげられない自分」を責めないでください。親の生活を守ることも、立派な育児のひとつなんです。
朝が少し楽になる関わり方の工夫
では、現実的にどう折り合いをつけていけばいいのか。明日から一つだけ、試せそうなものを選んでみてください。
選択肢はあらかじめ絞っておく(2択が基本)
「何を着る?」と自由に選ばせるのではなく、「AとB、どっちにする?」と、親がOKなものの中から選んでもらいます。 ポイントは、前日の夜にこの儀式を済ませておくこと。 「明日の服、これとこれ、どっちにする?」と自分で選んだ記憶があれば、朝の「着たくない!」を少しだけ減らせる可能性があります。
「やりたい」を先取りする声かけ
「お着替えしなさい」と言う前に、「今日はどっちの足から通したい?」「このボタン、パチンってできるかな?」と、「自分でやるプロセス」にフォーカスした声かけをしてみます。 「やりたい!」という欲求を先に満たしてあげることで、結果的にお着替えがスムーズに進むことがあります。
どうしても時間がない日の割り切り方
どうしてもダメな日は、無理に説得するのをやめましょう。 「今日はごめん!急いでるからママがやるね!」と宣言して、泣いてもいいからパパッと着替えさせてしまう。 あるいは、靴を履かずに抱っこで車まで運び、チャイルドシートに座ってから履かせる。「今日はそういう日!」と割り切る勇気を持つことで、心のダメージを最小限に抑えられます。
「自分でやりたい」気持ちが強い子への関わり
「全部自分でやりたい!」という強い意欲を持つお子さんは、将来が楽しみな反面、今この瞬間は本当に大変ですよね。
手伝おうとして怒られる時は、「実演販売」スタイルがおすすめです。
「あ!ここに足のトンネルがあるよ!通れるかな〜?」と、親が「手伝っている」のではなく「状況を整えている」フリをする。 「最後だけお願いね」と、一番美味しいところ(靴のテープを止める、頭を出すなど)をお子さんに残してあげると、満足感を得やすくなります。 手伝うことは、決して自立を邪魔することではありません。「一緒にやって、できたね!」という喜びの共有なんです。
外出先での服・靴トラブル、どうする?
公園で靴を脱いでしまった、お店で上着を脱ぎ捨てた。 周りの目が気になるところですが、「死なない、怪我しない、風邪ひかない」の3拍子が揃っていれば、多少のことはスルーして大丈夫です。

もし本当に困る状況(ガラス破片がある場所で裸足になる等)なら、その場を離れるのが正解。「靴を履かないなら、ここは危ないから帰ろうね」と淡々と伝え、実行する。 「しつけ」として厳しくするのではなく、「安全を守るためのルール」として一貫した態度を見せることで、子どもも少しずつ「ここは履かなきゃいけない場所なんだ」と学んでいきます。
この時期のこだわりが育てているもの
今は苦行のように感じる「こだわり」も、お子さんの未来にとっては大切な肥料になっています。

「自分で選んだ」という自信
「自分の意見が通った」「自分で選んだ服で一日過ごした」。この小さな積み重ねが、将来「自分で考えて行動する力」の根っこになります。
「失敗しても大丈夫だった」という記憶
左右反対に靴を履いて歩きにくかった経験、薄着で出て少し寒かった経験(もちろん風邪をひかない程度に)。 自分で選んだ結果を体験することも、立派な学びです。「ほら言ったでしょ」ではなく、「歩きにくかったね、次は反対にしてみる?」と寄り添うことで、失敗を恐れない心が育ちます。
毎朝頑張っているママ・パパへ
最後に。 朝のあの戦場のような時間、本当によく耐えて、お子さんを送り出していますね。 髪を振り乱して、自分の準備もままならないまま、お子さんの「こだわり」に付き合っているあなたは、世界で一番優しいガイドさんです。
「今日は全然優しくできなかった」「無理やり着替えさせちゃった」と反省する必要はありません。あの状況で、笑顔でいろという方が無理なんです。
今日も十分やっています。 100点満点の対応なんて目指さなくていい。 無事に出発できたなら、それだけで花丸です。
こだわりは、お子さんが「自分」という翼を広げようとしている証。 今はその羽ばたきに振り回されてヘトヘトかもしれませんが、いつか必ず、自分一人でスッと服を着て、靴を履いて、「行ってきます!」と駆け出していく日が来ます。

その日まで、時には「今日はパジャマのまま登園しちゃえ!」くらいの遊び心を持って、ゆるゆると付き合っていきましょう。
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今日だけのアドバイス: 明日の朝、もし靴を左右反対に履いても、「あ、今日は『おしゃれ履き』だね!」と笑い飛ばせたら、あなたの勝ちです!無理せず、いきましょうね。
ホーム » 服や靴のこだわりに向き合う|「自分でやりたい!」を尊重しつつ親もラクになる関わり方
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正解を探すより、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。


