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「家族の絵」に隠された子どもの心理:お母さんが大きく描かれている意味とは?
子どもが描く家族の絵には、その時々の感情や心の状態が反映されます。特に、家族の中で誰を大きく描くか、誰を目立たせるかは、子どもが感じている家族内の力関係や感情のつながりを示していることが多いです。お母さんが大きく描かれた場合、どんな意味があるのでしょうか?また、他の家族の描き方からも、子どもの心理を理解する手がかりがあります。
子どもが家族をどう描くかは、発達心理学の分野でも研究されています。例えば、心理学者グッドイナフ(Florence Goodenough)の『描画テスト(Draw-a-Person Test)』では、子どもの描く人物の大きさや配置が、その子の感情や対人関係の認識に影響されるとされています。
今回は、家族の絵に表れる具体的な心理状態について解説します。
1. 子どもが描く家族の絵|お母さんが大きいのはなぜ?心理学的な意味とは
家族の絵は、子どもの心理状態を知る手がかりになります。特に『子どもの心理 家族の絵』や『子どもの絵 心理状態』などで検索している方は、日々の育児の中でお子さんの気持ちを理解したいと考えているのではないでしょうか。

お母さんが子どもにとって「頼れる存在」であり、生活の中心として感じていることがうかがえます。子どもが描く家族の絵って、その時の感情や家族の中で自分が感じていることがそのまま表れているから、お母さんが大きく描かれていて、描いた本人がその近くにいる場合は、無意識に「お母さんが一番大切」だと感じている証拠かもしれません。
そうした絵を見ていると、子どもがどれだけお母さんに安心感や愛情を感じているかが伝わってきて、本当に幸せな気分になります。お母さんとの強い絆を象徴しているみたいで、見ているととても温かい気持ちになりますよね。
- 心理的背景: お母さんとの強い絆や安心感
- 考えられる状況: お母さんとの時間が多い、またはお母さんに対する依存が強まっている時期
例:お母さんが大きく描かれた絵のケース
「5歳のAくんは、お母さんをとても大きく描きました。お母さんの隣には小さく自分の姿もあります。Aくんの話を聞くと、『ママがいないと寂しい』と答えました。最近、妹が生まれたばかりで、お母さんと過ごす時間が減ったことが影響している可能性があります。」
2. お父さんが大きく描かれている場合
逆に、お父さんが大きく描かれている場合は、子どもがお父さんに対して尊敬や憧れを感じている可能性があります。特に、外で働いているお父さんを「家族を守るヒーロー」として見ていることが多いです。また、お父さんとの関係が良好で、子どもが一緒に過ごす時間を特に大切に感じていることも考えられます。

- 心理的背景: 尊敬、憧れの気持ち
- 考えられる状況: お父さんとの活動が増えた、またはお父さんに注目されたい願望が強い
例:お父さんが大きく描かれた絵のケース
「7歳のBちゃんは、お父さんを家族の中で一番大きく描きました。Bちゃんは最近、お父さんと一緒にキャンプへ行ったばかり。『パパはすごい!テントを張れるし、ごはんも作れるんだよ!』と嬉しそうに話していました。」
3. 兄弟が小さく描かれている場合
兄弟が非常に小さく描かれている場合、子どもはその兄弟に対して不満や嫉妬心を抱いている可能性があります。特に、赤ちゃんが生まれたばかりの家庭では、子どもが「自分はもっと注目されたい」という気持ちを持っているかもしれません。また、兄弟に対する競争心が高まっている場合にも見られる描写です。
- 心理的背景: 嫉妬、競争心、不満
- 考えられる状況: 新しい兄弟ができた、両親の注意を引きたい
例:兄弟が小さく描かれたケース
「4歳のCくんは、お母さんとお父さんを大きく描きましたが、弟は端に小さく描かれていました。Cくんに理由を聞くと、『いつもママが弟ばかり見てるから、ぼくは小さいの』とポツリ。この場合、Cくんの心のケアが大切ですね。」
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4. 家族全員が手をつないでいる場合
家族全員が手をつないでいる絵は、子どもが家族のつながりを感じており、安心感や安定感を抱いていることを示します。このような絵は、家庭内でのコミュニケーションが良好で、子どもが家族の一員として大切にされていると感じている場合に多く見られます。
- 心理的背景: 家族への安心感、愛情の充足
- 考えられる状況: 家族での時間が充実している、家族関係が安定している
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5. 特定の家族が描かれていない場合
お父さんやお母さん、兄弟など特定の家族が描かれていない場合、その家族に対して距離を感じているか、何らかの不満やストレスを抱えていることが考えられます。このような絵は、家庭内の変化(例えば、離婚や別居)や、その家族との関係が悪化している場合に見られることがあります。
- 心理的背景: 距離感、不満、疎外感
- 考えられる状況: 家族の一員と距離を感じている、家族内でのトラブル
6. 自分が小さく描かれている場合
子どもが自分を小さく描く場合、自己評価が低下している、または周囲からの注目が足りていないと感じていることが考えられます。子どもが「自分は小さい存在だ」と感じている状況や、家庭内での立場が弱いと感じているときにこうした描写が見られます。
- 心理的背景: 自己評価の低下、孤独感
- 考えられる状況: 自信を失っている、親の関心が兄弟に向かっていると感じている
例:兄弟が小さく描かれたケース
「4歳のCくんは、お母さんとお父さんを大きく描きましたが、弟は端に小さく描かれていました。Cくんに理由を聞くと、『いつもママが弟ばかり見てるから、ぼくは小さいの』とポツリ。この場合、Cくんの心のケアが大切ですね。」
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絵の変化から読み解く子どもの心
子どもの描く絵には、そのときの気持ちやお母さんとの関係が色濃く表れます。特に「お母さん」の描き方には、子ども自身が意識していなくても、無意識の感情が反映されることが多いです。
子どもの絵に描かれることが多いお母さんの顔の描き方・位置・距離感・色の使い方など、詳しく見ていきましょう。ここでは子どもの心を読み解くポイントを解説します。

子どもの描くお母さんの絵からわかる気持ち
1. お母さんの顔の描き方
特徴 | 子どもの気持ち |
---|---|
お母さんとの関係が安定している | |
不安や寂しさを感じている可能性 | |
お母さんをよく観察している |
2. お母さんの位置
特徴 | 子どもの気持ち |
---|---|
安心感を感じている | |
お母さんへの強い愛着がある | |
自立心が育っている or 関心が少し薄れている |
3. お母さんとの距離感
特徴 | 子どもの気持ち |
---|---|
甘えたい気持ちが強い | |
↔️ 遠くに描かれる | 自立を意識している or 少し距離を感じている |
お母さんが描かれない | 兄弟や友達、他の人に関心が向いている |
4. 色の使い方
特徴 | 子どもの気持ち |
---|---|
安心感、楽しい気持ち | |
不安や疲れを感じている可能性 |
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子どもが描く家族の絵チェックリスト&対応法
顔が大きく描かれている
自信や安心感があるサイン
そのまま「大事に思っているんだね」と共感を。
家族の誰かが描かれていない
一時的な感情や環境の影響も
さりげなく「このとき、どんな気持ちだった?」と聞いてみると◎。
自分が家族の中心にいる
甘えたい気持ちの表れかも
スキンシップを増やしたり、特別な時間を作ると安心感UP。
遠くに小さく描かれている人がいる
距離を感じている可能性
「最近○○さんと遊んだ?」など、自然に気持ちを引き出してみて。
黒や暗い色ばかり使う
一時的な気分の影響もあるので焦らずに
ただし、続くようなら「最近楽しいことあった?」と話を聞く時間を大切に。
家や家族がカラフルで楽しそう!
安心できる環境のサイン
「素敵な絵だね!」と気持ちを受け止めて、自信につなげてあげよう。
子どもの絵は、そのときの気持ちを映す鏡
完璧な解釈よりも「どんな気持ちで描いたのかな?」と寄り添う姿勢が大切です
まとめ:家族の絵に現れる心理のポイント
今回紹介したように、子どもが描く家族の絵には多くの心理的な要素が隠されています。子どもは、自分の感情を言葉ではなく「絵」に投影することがよくあります。もし「最近、お母さんの描き方が変わったな?」と思ったら、それは子どもが何かを伝えたいサインかもしれません。お子さんの絵を見て、『どういう気持ちで描いたのかな?』と優しく声をかけてみるといいですね。もし、気になる描き方が続く場合は、普段の関わり方を少し見直してみたり、専門家に相談するのも一つの方法です。
絵を通じて、子どもの心の変化に気づき、寄り添うきっかけになれば嬉しいです。
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