このブログはPRを含みます
「またママの絵ばかり描いて…大丈夫かな?」
「兄弟ばかり描くけど、何か心配なことがあるの?」
と、不安に思う親御さんも多いでしょう。
でも安心してください。子どもの絵には愛情や気持ちがたくさん詰まっていて、子どもが同じ人を繰り返し描くのは、愛情や安心感、時には不安のサインを表す大切な行動なのです。今回は「ママばかり描く」「兄弟ばかり描く」など、よくあるケースを通して、子どもの心理と安心して寄り添う方法をご紹介します。
子どもが同じ人ばかり描くのは大丈夫?
子どもが同じ人物を描き続けるのは決して珍しいことではありません。特にママや兄弟をよく描く場合、そこには子どもなりの気持ちやメッセージが隠れています。愛情や安心感を表している場合もあれば、不安や寂しさを映していることもあるのです。
安心・愛情を求めるサイン
小さな子どもは、大好きな人を描くことで「もっと一緒にいたい」「安心したい」といった気持ちを表現します。同じ人を何度も描く行為は、親との関係が安定している証拠であることもあります。
不安や寂しさを示すサイン
逆に、絵の色が暗かったり表情が乏しい場合は、心の中に不安や寂しさを抱えている可能性があります。こうしたサインを見逃さず、優しく寄り添うことが大切です。
おすすめアイテム
ママばかり描くときの心理
子どもが「ママばかり描く」とき、どんな心理が働いているのでしょうか?絵に込められた意味を一緒に見ていきましょう。

「安心したい」「甘えたい」という気持ちの表れ
子どもがママを描くのは、安心感を求めていることが多いです。また、「甘えたい」「もっと一緒にいたい」という気持ちが込められていることもあります。
ママとの関係が安定しているサインのことも
ママをよく描くことは、親子の関係が安定していることのサインでもあります。子どもは信頼している人物を描くことで、安心感を得ているのです。
絵の表情・色・距離感で見る心理の変化
絵の表情や色、距離感にも注目してみましょう。明るい色や笑顔が多ければ安心している証拠ですが、暗い色が多い場合は不安や心配を感じている可能性があります。
きょうだいばかり描くときの心理
「兄弟や姉妹ばかり描くのはどうして?」という疑問もよくあります。実は、この行動には子どもなりの理由が隠れています。

仲良しの証か、ちょっとしたライバル心か
兄弟姉妹を描くことは、単に仲良しの証であることもありますが、時には「ライバル心」や「自分の位置を確認したい」といった気持ちが込められていることもあります。
下の子を描く・赤ちゃん返りを示す場合も
特に下の子を描く場合、赤ちゃん返りを示している可能性もあります。新しい環境に対する不安や、もっと注目して欲しいという気持ちが絵に表れることがあります。
「描かない人」から見える心の距離
兄弟姉妹を描かないことは、必ずしも「嫌い」というわけではありません。子どもにとって印象が薄い人物や、関係が薄い場合は描かないことが多いです。

「ちょっとだけおえかきしてみようかな?」そんな気持ちで始められる1冊です。毎日3分の簡単ステップで、子どもの想像力や表現力をゆっくり育てられます。親子で楽しい時間を過ごすのにもぴったりです。
家族の一部しか描かないときの背景

子どもが家族の一部しか描かない場合、それには様々な理由があります。以下の点をチェックしてみましょう。
描きやすい・印象が強い人を選んでいる
子どもは「描きやすい人」を選びます。つまり、印象が強い人物や、日常的に一緒に過ごすことが多い人物を描くことが多いです。
家庭環境や生活リズムの影響も
家庭環境や生活リズムが影響することもあります。例えば、長時間一緒に過ごしている親を描くことが多い場合、その親との絆が深いことが分かります。
「描かない=嫌い」とは限らない理由
描かない人物がいるからといって、それが「嫌い」という意味ではありません。単に、その人物との接触が少ないことが原因で描かない場合が多いのです。
愛情表現と不安サインの見分け方
子どもの絵からは、愛情や安心感だけでなく、不安や心配のサインも読み取れます。その違いを見分ける方法をご紹介します。
「明るい色」「笑顔」が多いときは安心サイン
明るい色(例えばピンクやオレンジ)や笑顔が多い絵は、子どもが安心しているサインです。この場合、愛情や幸福感を感じている証拠です。
「黒・グレーが多い」「表情がない」場合の読み取り方
黒やグレーの色が多い、または表情が無い絵の場合は、不安を感じているサインです。このような場合は、子どもが心の中で何か不安を抱えているかもしれません。
比較でわかる“安心と不安”の違い
| サインの特徴 | 愛情サイン | 不安サイン |
|---|---|---|
| 色 | 明るい色(ピンク、オレンジなど) | 暗い色(黒、グレーなど) |
| 表情 | 笑顔、楽しい表情 | 無表情、悲しい表情 |
| 登場人物 | 仲良し、楽しそう | 孤立している人物が描かれる |
年齢別の“色の使い方”の特徴(1〜6歳)
子どもは成長に合わせて色の使い方が変わります。
1〜3歳は「とにかく塗る」時期で、黒・赤・青など力強い色を好むことが多いです。
4〜5歳になると、色を選びながら人や気持ちを描き分ける段階に移っていきます。
ただし、どの年齢でも黒い絵が続く日が“ある”のは自然なことです。
黒い絵が“続くとき”に見直したい家庭の環境
黒の多用が続く時は、子どもの生活リズムや環境が少し変化していないかを見てみましょう。
- 保育園・幼稚園のクラス替え
- 弟・妹の誕生
- 習い事や引っ越しなどの負担
- ママやパパの忙しさの変化
園の先生が見る“絵のサイン”とは?現場でのチェックポイント
保育現場では、絵から以下のポイントを見ています。
- 描くスピード(早く終わる・やけに丁寧)
- 色のムラ(力を込めて塗る/弱々しい線)
- 人物の大きさや配置
- 以前との変化
親がやってはいけないNG対応(やさしく)
黒い絵を見ても、こんな声かけは避けると安心です。
- 「なんでこんなに黒いの?」と驚く
- 「怖いよ…」と否定的に伝える
- 色を変えるよう促す(「明るい色で描こうよ」など)
家庭でできる安心ルーティン(5分でできる)
黒い絵が続くときこそ、日常でできる“ちいさな安心”が効果的です。
- 寝る前に5分だけ“ぎゅータイム”
- 「今日いちばん楽しかったこと」を聞く習慣
- 下の子がいる場合、上の子だけを抱きしめる時間をつくる
- 描いた絵を1枚だけ飾ってあげる
よくある質問(Q&A)
Q. 黒で塗りつぶすのは発達の問題?
結論からいうと、ほとんどの場合は発達の問題ではありません。
「色がはっきり出るのが楽しい」「ぐるぐる塗ることで気持ちを発散している」など、年齢によくある表現のひとつです。
ただし、黒だけを長期間使い続けて生活の中でも元気がない・食欲が落ちるなどが重なる場合は、環境ストレスの可能性もあるため様子をていねいに見守りましょう。
Q. ママだけ黒いのは嫌われている?
「ママが嫌い」という意味で描くことはほとんどありません。
多くは“ママに注目してほしい時期”や、寂しさ・甘えたい気持ちが強い時に出やすい表現です。
黒は力強く塗れるため、「ここを一番伝えたい」という気持ちが表れやすい色でもあります。
Q. 何歳なら普通?年齢による色の使い方の違いは?
1〜3歳は、好きな色を繰り返し使うのが自然です。黒・赤・青など「はっきりした色」を好む時期もよくあります。
4〜6歳になると、登場人物や気持ちを色で分けて描くことが増えますが、その日の気分で全て黒になることも珍しくありません。
年齢に関係なく「黒が多い=問題」ではありません。
Q. 何日続いたら心配した方がいい?
明確な日数の基準はありませんが、
・2〜3週間以上 続けて黒ばかりになる
・生活面でも元気がない様子が出ている
・園や家庭で大きな環境変化があった
などが重なる場合は、一度ていねいに話を聴いてみるタイミングです。
Q. 園や学校に相談すべきタイミングは?
「本人が話したがらない」「理由が分からず不安が続く」「絵以外でも気になる行動がある」ときは、早めに相談して大丈夫です。
先生は日頃の様子をよく知っているので、家庭で見えない視点からアドバイスをもらえます。
🔗子どもが絵にパパを描かない理由5選|心理と親ができるサポート
気持ちのサインを見逃さないためのチェックリスト
最近こんな変化はありませんか?
- 眠りが浅い・夜に泣くことが増えた
- 甘えが強くなった/離れたがらない
- 食欲のムラがある
- 朝の準備に時間がかかるようになった
絵の変化・行動の変化
- 黒だけを“力強く”塗りつぶす
- ぐるぐる同じ線を繰り返す
- 人物が小さく描かれる日が続く
- 以前好きだった絵を描かなくなる
寂しさサインのリスト
- ママ・パパのそばにずっといたがる
- 園での出来事をあまり話したがらない
- 理由なく不機嫌になる時間が増える
- 抱っこを求める頻度が増える
これらは「問題」ではなく、子どもからの小さなSOSや甘えたい気持ちのサインです。 ひとつでも当てはまる場合は、まずはスキンシップや会話を増やしてみると安心が回復しやすくなります。
⑤ 子どもが描きやすい「安心の画材」セット
黒を強く塗る時期があっても、紙が破れにくく、色がしっかり乗る画材を使うことで、子どもが安心して表現できます。ここでは心理・発達の文脈でもおすすめできるアイテムだけを厳選しました。
リラ(LYRA)グルーヴトリプルワン 12色|太めで握りやすい三角グリップ
・発色がよく、黒の塗りつぶしでも紙が破れにくい
・力の強い子・集中して描く子にも安心

リラ LYRA 文具 色鉛筆 三角グリップ クレヨン 水彩色鉛筆 美しい発色 グルーヴトリプルワン 12色セット
fogman スケッチブック(A5)|紙質が良く「塗りやすい」
・色が乗りやすく、引っかかりが少ない紙質
・外出先でも描けるコンパクトサイズ
絵本『かいじゅうたちのいるところ』|感情表現がテーマ
・「怖い」「不安」など難しい感情を優しく扱う名作
・黒い絵が増える時期の子にも寄り添いやすい一冊
まとめ|絵は子どもの“心の窓”
子どもの絵は心の中を映し出す“窓”です。同じ人を描くことは「安心したい」「甘えたい」という気持ちの表れであり、無理に変えようとする必要はありません。子どもの気持ちを受け止め、安心できる環境を作ってあげましょう。
関連記事
おすすめアイテム
おすすめアイテム
子どもの気持ちや表現力を育てるのにぴったりなアイテムを厳選しました。絵を描く楽しさを広げたり、日記で気持ちを整理したり、毎日の「大好き」を残す習慣づくりにおすすめです。

この絵本を読むと、子どもがママへの気持ちを描いたり話したりして、親子で心をつなぐ時間が増えます。

毎日1ページずつ書くことで、子どもが気持ちや出来事を整理し、親も成長の様子をそっと見守れます。

はみ出してもOKだから、子どもは自由に描いて楽しめます。親も一緒に塗ったり笑ったりできる、安心の時間に。
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
このブログはPRを含みます
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。





