子どもの絵は、そのときの気分だけでなく、年齢や発達段階によって自然に変化していきます。
全体の流れを知りたい方はこちらをご覧ください。
▶ 年齢・発達段階で変わる子どもの絵|0歳〜思春期までの心の成長サイン
「また今日も、ぐちゃぐちゃ……」
子どもの絵を見て、思わずスマホで検索してしまった。
そんな経験はありませんか。
- ちゃんと描けていない気がする
- 発達が遅れているのでは?
- 何かストレスを抱えているのかも
でも実は、
0〜6歳の「ぐちゃぐちゃな絵」は、かなり多くの子が通る道です。
この記事では、
「ぐちゃぐちゃ」「丸ばかり」「すみっこに描く」
といった描き方に隠れた心理と発達の意味を、
チェックリストとQ&Aを交えながら、やさしく解説します。

この記事の内容
子どもの絵が「ぐちゃぐちゃ」になるのはなぜ?
結論から言うと、
気持ち・体・脳が同時に育っている途中だからです。
大人はつい
「何を描いているのか」「意味があるか」を見てしまいますが、
この時期の子どもにとってお絵かきは、
- 手を動かす感覚遊び
- 感情を外に出す運動
- 気分を整える時間
たとえるなら、
意味のない落書きが一番スッキリする瞬間に近いもの。
うまく描くことより、
「描いていること」そのものが大切な時期です。
「汚れるのが心配…」なご家庭に。
自由に描かせたいけれど、後片付けが不安なときに便利。
安心して「思いきり描く」経験を増やせます。
【心理①】ぐちゃぐちゃ線は「出したい気持ち」の表れ
紙いっぱいに線を走らせたり、
同じ場所を何度もなぞったりするのは、
- 楽しい
- うれしい
- ちょっと興奮している
といった強めの感情が中にあるサインです。
まだ言葉で整理できない分、
線や動きで気持ちを発散しています。
【心理②】丸ばかり描くのは「安心したい」気持ち
丸を何度も描く子も、とても多いです。
丸が表すのは、
- 包まれている感覚
- 安全な場所
- 心地よいリズム
同じ形を繰り返すことで、
自分で自分を落ち着かせている状態とも言えます。
一見単調でも、
心の中ではちゃんと意味があります。
【心理③】すみっこに描くのは「ここなら安心」
紙の真ん中ではなく、
端っこや隅に小さく描く場合。
これは、
- 目立ちたくない
- 周囲をうかがっている
- 安心できる距離を保ちたい
という心理が出やすい描き方です。
大人で言えば、
「部屋の角や壁際にいると落ち着く」感覚に近いもの。
無理に中央へ誘導する必要はありません。
【年齢別】どこまでが「よくある発達」?
2〜3歳
・ぐちゃぐちゃ、ぐるぐる全盛期
・意味がなくて当たり前
→ 心配はほぼ不要
3〜4歳
・丸+線が増える
・「これは〇〇!」と説明が先行
→ イメージが育っている途中
5〜6歳
・顔や人らしき形が混ざる
・物語っぽくなる
→ 表現の幅が広がる時期※年齢よりも
「その子なりに変化しているか」を見ることが大切です。
【安心チェックリスト】これは様子見で大丈夫?
次の項目に多く当てはまる場合、
発達の途中として自然な範囲です。
- □ 楽しそうに描いている
- □ 描く量や勢いがある
- □ 日常生活では元気
- □ 色や線に時々変化がある
- □ 描いたあと満足そう
3つ以上当てはまれば、
過度な心配は必要ありません。
【少し注意チェック】こんな変化が続くとき
一方で、次が重なる場合は
絵だけでなく生活全体を観察してみましょう。
- □ 急に描かなくなった
- □ 極端に暗い色だけが続く
- □ 人や自分が消えた
- □ 表情が乏しくなった
- □ 元気がなくなった
「絵+日常」で見るのが基本です。
親がやりがちなNG対応
無意識に、こんな声かけをしていませんか。
- 「これ何の絵?」
- 「ちゃんと描いてみたら?」
- 「前はもっと上手だったのに」
意味や完成度を求めると、
子どもは描くこと自体をやめてしまうことがあります。
「この絵、どう見る?」と迷ったときのヒントが詰まっています。
子どもの絵を「評価」ではなく「対話」として捉える視点が学べる一冊。
今日から使える安心の声かけ
おすすめは、
形ではなく“感じ”に注目する言葉です。
- 「すごい勢いだね」
- 「ぐるぐる楽しかった?」
- 「いっぱい描いたね」
これだけで、
「描いていいんだ」という安心感が育ちます。
【Q&A】よくある不安に答えます
Q1. ずっとぐちゃぐちゃのままでも大丈夫?
A. 多くの場合、問題ありません。
描く量や線の変化が少しでもあれば、
ちゃんと育っています。
Q2. 男の子のほうが多い気がします
A. 体を大きく使う表現が多いため、
結果的に線が荒く見えやすい傾向はあります。
Q3. 毎回すみっこに描くのが心配です
A. 環境に慣れる途中や、
慎重な性格の子によく見られます。
無理に直さなくて大丈夫です。
Q4. いつ頃「ちゃんとした絵」になりますか?
A. 個人差が大きく、
「ちゃんと」を決める必要はありません。
絵は成長の結果であって、目的ではありません。
まとめ|「描いている」ことが何より大事
ぐちゃぐちゃな絵は、
未完成ではなく、途中経過。
子どもは今日も、
自分なりの方法で気持ちを外に出しています。
「大丈夫かな?」と迷ったときは、
この一文を思い出してください。
描いている=ちゃんと育っている
🟠「まるばかり描く子」には、やさしい“まるの世界”を感じられるアイテムを
🔗 ぐるぐる線から顔に発展する「ぐるぐる期」については、【年齢別】3歳〜4歳の絵に見える発達段階と心理変化をご覧ください。
今回のような絵も、発達の流れの中で見ると特別な異常ではないことが多くあります。
他の年齢の変化や全体像を知りたい方はこちらも参考にしてください。
\ちょっと気になる人に/
✅子どもの絵に顔がない
✅子どもが描く“ちょっと心配な絵”には意味がある
✅黒く塗りつぶされた絵、包丁、涙…その裏にある子どもの気持ち
ホーム » 「ぐちゃぐちゃばかり…大丈夫?」子どもの絵にあらわれる心理サイン【0〜6歳】
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
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教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
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