「パパ、きらい!」
そんなふうに言われてしまったら、パパとしてはとてもショックですよね。
一生懸命お仕事をして、家では遊んであげて、ちゃんと子育てに関わっているのに……。
「どうして?」「何か悪いことしたかな?」と落ち込んでしまう気持ち、よくわかります。
でも実は、それって 子どもにとって自然な発達の一場面かもしれません。
この記事では、「パパきらい!」と言われる理由や、そう言い出す時期、そしてパパやママがどんなふうに向き合えばいいのかを、やさしくわかりやすくお伝えします。
読んだあとにはきっと、「なんだ、そういうことだったのか」と少しホッとできるはずです。
それでは一緒に、子どもたちの“心の声”をのぞいてみましょう。

「パパきらい!」に隠された子どもの本音とは?
まず大前提として、子どもが「パパきらい!」と言っても、本当にパパを嫌っているわけではないことがほとんどです。
実はその言葉の裏には、
- 自分の気持ちをうまく伝えられない
- 甘えたいけど照れてしまう
- いつもと違う状況に戸惑っている
など、子どもなりのサインやSOSが隠れています。
つまり、「パパきらい」は“拒絶”というよりも“信頼しているからこその感情表現”である場合が多いのです。
もちろん、だからといって言われる側は傷つきますよね。でも、それは子どもが成長している証拠でもあるんです。
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子どもがパパを嫌がるのはなぜ?主な3つの理由
では、どうして子どもは突然「パパ嫌い」と言い出すのでしょうか?主に以下の3つの理由が考えられます。
1. ママとの愛着が強く、パパに慣れていない
特に小さいうちは、ママが安心の存在になっていて、他の人との関わりに不安を感じやすい時期です。パパの接し方が急に増えたりすると「知らない人みたい」と戸惑ってしまうことも。
2. 自我の芽生え(イヤイヤ期)で、反応を試している
2〜4歳ごろは「自分の意志を持ち始める時期」。
「嫌いって言ったら、パパはどうするかな?」と、相手の反応を見て楽しんでいることもあります。
3. パパとの関わり方が子どもにとって少し難しい
パパが真面目にしつけようとしたり、ふざけすぎたりすると、「なんかイヤ!」と感じてしまうことがあります。
子どもにとっては「パパって、ちょっと怖いかも…」と思ってしまうこともあるのです。
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「パパ嫌い」が始まるのはいつ?年齢別の特徴
🔸1〜2歳ごろ
まだ言葉ははっきりしませんが、「ママがいい!」と泣いたり、パパを避けたりする様子が出てきます。愛着の形成中で、人見知りや場所見知りが重なる時期です。
🔸2〜4歳ごろ
この頃は「パパきらい」「ママがいい」と言葉でハッキリ伝えるようになります。イヤイヤ期のピークで、相手を選んだり気分によって態度が変わったりするのも特徴です。
🔸5歳以上〜
言葉や感情のコントロールが少しずつできるようになり、理由を説明できるようになる子も。
ただし、疲れていたりストレスがたまっていると、突発的に「きらい!」が出ることもあります。
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実は成長の証?嫌がる=信頼の証なことも
意外かもしれませんが、「嫌い」と言えるのは心を許している証拠でもあります。
子どもは、心を許していない相手には本音を見せません。
一番安心できる人にこそ、自分の不満やもやもやをぶつけてしまうんですね。

「嫌い」は、裏を返せば「もっと分かってほしい」「もっと一緒にいたい」というサインかもしれません。
感情をぶつけられる関係は、それだけ信頼関係があるとも言えます。
とはいえ、「子どもが懐く人の特徴」にはちょっとした共通点も。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
👉 子どもが懐く人の特徴
パパができること:焦らず、無理せず、少しずつ
「嫌われた…」と感じて距離を取ってしまうと、さらに溝が深まってしまうことも。
大切なのは、焦らず、無理せず、関係を育てていくことです。
- 子どもが好きな遊びを一緒にしてみる
- 「今日こんなことがあったよ」と話しかける
- 抱っこやスキンシップを自然に増やす
少しずつ信頼を積み重ねていくことで、必ず子どもは心を開いてくれます。
「イヤイヤ期で共感できない日があっていい」と、少し視点を変えると心が軽くなるかもしれません。
ママのフォローがカギ!子どもとパパをつなぐ関わり方
子どもが「パパ嫌い!」というと、ママとしても気まずく感じてしまうかもしれませんね。
でも、実はママのちょっとしたフォローが、子どもとパパの架け橋になれるんです。

たとえば…
- 「パパ、今日は◯◯してくれたんだよ。嬉しかったね」とポジティブな話題を伝える
- 子どもが不安なときに、ママがそばにいながらパパと一緒に遊ぶなど、安心できる状況をつくる
- 「パパ、〇〇してくれてありがとうだね」と、感謝の言葉を代弁してあげる
子どもはママの言葉や態度をよく見ています。
ママがパパを信頼し、楽しそうに話していると、「パパって大丈夫な人なんだ」と安心して心を開きやすくなりますよ。
子どもにどんな言葉をかけたらいいかは、「子どもの心が落ち着く共感の魔法の言葉」も参考になります。
長引くときはどうする?相談先と見直すポイント
「パパ嫌い」が何カ月も続くと、「このままで大丈夫なの?」と不安になりますよね。
そんなときは、ちょっと視点を変えてみましょう。
まずは、パパ自身が無理していないかを見直すことも大切です。
- しつけが厳しすぎていないか
- スキンシップが不足していないか
- 子どもとの関わりが「命令」や「注意」ばかりになっていないか
また、保育園や幼稚園の先生に相談して、子どもの様子を聞いてみるのもおすすめです。
家庭では見えない一面がわかり、関わり方のヒントが見つかることもありますよ。
子どもの「嫌い」に一喜一憂しすぎないで
「きらい!」と言われたら、誰だってショックですよね。
でも、その言葉に振り回されすぎず、どっしり構える姿勢も大切です。
子どもはまだ、自分の感情をうまくコントロールできません。
だからこそ、「嫌い!」も、「疲れてる」「甘えたい」「うまく言えない」…そんな心の動きの表れなんです。
言葉の一つひとつに過剰に反応するよりも、
「そうなんだ〜、そっかそっか」と受け止めて流すくらいの余裕が、子どもにとってはとても安心感につながります。
「今はそういう時期なんだな」と思って、ゆったりと見守っていきましょう。
きっと、子どもがまた笑顔で「パパだいすき!」と言ってくれる日が来ますよ。
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