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【小学生の給食がつらい理由】“食べられない”子に親ができることとは?
「うちの子、給食だけ手が止まるんです…」
朝は元気に登校するのに、
「給食の時間になると、お腹が痛くなる」
「なんとなく、食べるのが遅くなる」
そんな子、実はけっこう多いんです。
給食が楽しみじゃない。
でも「まずい」とか「嫌いなものが出た」って話でもない。
…うーん、なんだろう、このもやもや?
その正体、じつは「精神的なプレッシャー」かもしれません。
- 全部食べなきゃいけないって思ってる
- 周りの目が気になって食べづらい
- 苦手なものが出るとテンションが地の底
給食という名の「食べる時間」は、
子どもにとっては「人間関係」と「プレッシャー」と「謎ルール」のミックスサラダだったりします。

私も元教諭として、そして今は子を持つ親として、
「給食が食べられない子」を何人も見てきました。
そんな子どもの姿を見てると、親としてもソワソワ…。
「どう声をかけたらいい?」
「無理して食べさせるべき?ある程度は食べられるようにしておかないといけないのかな?」
「残すのってやっぱりダメ?学校はどう対応してるの?」
そんなあなたのモヤモヤに、元教諭ママであり元・偏食児だった私”が全力でおこたえします。
キーワードは、「全部食べなくていい」「あなたのままで大丈夫」。
さあ、今日のメニューは、「心の栄養」を少し多めに、どうぞ。
小学生が給食を「食べられない」と感じる理由とは?
「好き嫌いが激しいのかな?」
「ただの偏食?」
ついそう思ってしまうかもしれませんが、
実は子どもが給食で手が止まる理由って、もっと複雑で繊細なんです。
たとえば…
- 「苦手なものが出たとき、残していいのかわからない」
- 「全部食べないと怒られるって思ってる」
- 「食べるのが遅いと、周りに迷惑かける気がする」
- 「量が多くて、毎日給食の時間がしんどい」
- 「周りにどう見られているか気になって、味がわからない…」
どれも本人の中では重大問題。
でも、子どもって案外こういうの、言葉にできないんですよね。
だからこそ、「うちの子、最近お昼の話しなくなったな…」
そんな小さな変化が、実は大きなヒントだったりします。
「うちの子、好き嫌い多いからな〜」と思っていたら、実は給食そのものにハードルを感じていたなんてこと、意外とあるんです。
たとえば…
- 朝から「今日の給食なに?」と確認(そしてメニュー次第でテンションだだ下がり)
- 献立表を見てため息(こっそりチェックしてる)
- 学校から帰ると明らかにお疲れモード(給食、何かあった?)
大人で言えば、ランチミーティングで納豆パスタが出てくるようなものです。食べたいかどうか以前に、心の準備がいる。いやほんと。
ここで、子どもたちがよく抱えている「給食イヤ」の理由を子ども目線で見てみましょう。
▶1. 食べるのが遅いプレッシャー
みんながどんどん食べ終わるなかで、自分だけ時間がかかると…もう焦る焦る。
「早く食べなさい」と言われると、咀嚼より涙がこみ上げてくる。
▶2. 苦手な食材が出る
ピーマン・きのこ・ごぼう…苦手なものが一品でもあると、テンションダダ下がり。普段食べられるの物も食べにくく感じてくる。
▶3. 食事環境が合わない
「静かに食べましょう」と言われて、シーンとした中で緊張MAX。飲み込めないって!食べるどころじゃない。自分の咀嚼音すらプレッシャー。
学校ではどう対応してる?給食が苦手な子への実際の配慮
「学校って、残すの許してくれるの?」
「食べ終わるまで席に残されるって本当?」
…なんてドキドキしてる方、ご安心ください。
最近の学校は、“がんばらせるより、心を守る”方向にシフトしています。
たとえば…
- 最初から少なめに盛る(通称:ちょい盛り)
- 苦手なものは減らしてOK、あらかじめ伝えておくことも
- ゆっくり食べる子には、時間配慮や周囲への説明を
- 「一口だけ挑戦してみよう!」のような、やさしいステップアップ
特に低学年の担任は、食事に不安のある子をたくさん見てきています。
経験から、自然に全体へ配慮した声かけをしていることが多いんです。
もちろん学校によって違いはありますが、
「残さず食べる!」よりも「この子の心の安全地帯をつくろう」が基本スタンスになりつつあるんですよ。
給食がつらい子に親ができること|声かけとサポートの実践例
さて、家庭でできることってなんでしょう?
正直、めっちゃ大それたことじゃなくて大丈夫です。
でも、ちょっとした言葉の選び方で、子どもはぐっと安心できるんです。
🟡① 否定せずに「そっか〜」で受け止める
「食べなきゃダメでしょ!」
「嫌いでも食べなさい!」
…はNGワード認定です(親も言いたくなる気持ちは、すごく分かります…!)
まずは、「そっか、嫌だったんだね」「無理に食べなくていいよ」
このひと言で、子どもの肩の力はふっと抜けます。
🟡② 「一口だけどう?」という提案スタイル
「全部食べなよ」よりも、「一口食べてみて、イヤなら残してもいいよ」
この声かけがあるだけで、“やらされてる”感が減って、自分で選んでる気持ちになれるんです。
🟡③ 給食の話をふわっと聞いてみる
「今日は何が出たの〜?」
「好きなやつ出た?」
この何気ない会話が、実は“情報収集タイム”。
メニューを通して、嫌だったことや安心してたことが見えてきます。
🧸 もっと知りたい!子どもが安心する「ほっと声かけ」5選
じゃあ、どんな言葉が子どもの力になるのか?
ここでは、元教諭ママである私が実際に使ってきた、プレッシャーにならない声かけを紹介します。
✅「食べられそうな量にしておく?」
→ 成功のハードル、ぐっと下げてみる。1口でも勇者!減らすときは(親の思いは置いておいて)思いっきり減らして、成功体験を積ませるほうが良いです。気分的にも楽になりますし、「もう少し食べてみようかな?」と頑張る姿を見ることができたりします。
✅「残してもいいよ。おなかの声を聞いてみよう」
→ “おなかの声”というワードは、意外と子どもの心に響きます。
✅「もし苦手なメニューだったら、どうしようか一緒に考えよう」
→ 事前に作戦会議をすると、子どもの中に“準備”ができる。
✅「ママも昔、牛乳が苦手だったんだよ」
→ 経験シェアは安心につながる。子どもに「自分だけじゃない」と思わせてあげて。
✅「食べられたときは、こっそり教えてね!」
→ 報告スタイルにすると成功体験が“誇らしいこと”に変わる。
給食が“精神的にしんどい”子への向き合い方と見守りのコツ
「偏食を直さなきゃ!」
「克服させなきゃ!」
そう思いがちですが、実は子どもにとっての給食は、
ただの食事ではなく「自分を試されているような時間」だったりします。
給食は、
- 栄養をとる
- 食べるマナーを学ぶ
- みんなと一緒に過ごす
- 自己肯定感が育つ時間(←ここ大事)
これらが全部入り混じった、なかなかの“心のバトルフィールド”です。
だからこそ、
「早く慣れる子もいれば、時間がかかる子もいる」という当たり前を大事にしてください。
半年かけて少し慣れてくる子もいれば、1年かかっても不安が残る子もいます。
でも、それでいいんです。それも個性。ほんとうに。
🧭 給食の悩み、どこに相談していい?
どうしても心配なときは、先生に軽く相談してみるのも手。
「プレッシャーになっていないか心配で…」と伝えるだけでも、先生側の配慮が変わることもあります。
量なのか、嫌いなものがあるとテンションが下がるのか、時間がかかるのか、食べている途中で休憩してしまうタイプなのか。
(昔は掃除時間まで食べてませんでした?私だけ?昭和のにおいがプンプンするでしょう♪昭和です。)
🔗小1が素直になる!男の子&女の子別・魔法の声かけフレーズ集【今日から使える】 – itti-blog
🏁おわりに|プレッシャーより、応援の気持ちを
「給食全部食べられなくてもよし!、毎日よく頑張ってる!あなたのことは変わらず大好きだよ」
この言葉が届いたとき、
子どもの心に「自分のペースでやってみようかな」が芽生えます。
子どもって、ほんとにある日ふっとできるようになることが多いんです。
給食だってそのひとつ。授業でミニトマトを育ててから一口は食べられるようになった!とか。
デザートのじゃんけんで、ゲットできてうれしかったから嫌いなものも頑張ってみよう!とか。
ほほえましくて、かわいいですよね。
「今日も残した〜」って言っても、それを“失敗”ととらえずに、
「今日もよくがんばったね」と声をかけてあげてください。
大丈夫、ピーマンは大人になっても嫌いな人、いっぱいいますから。
おいしく感じるようになったら「年取ったなー」なんて話題になったりする。不思議なもんです。
「実は、入学後しばらくして元気がない様子が見られる子は少なくありません。そんなときは、給食だけが原因とは限らないことも…」
👉 入学して1か月、元気がない子に親ができること
🟢給食だけじゃない。こんな悩みにも寄り添っています
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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