ー 子どもが自分で気づく力を育てるために、親ができる関わり方
思春期の「モヤモヤ」はどこからくるの?
思春期は、心も体も大きく変化する時期。
自分でもうまく言葉にできない「なんかモヤモヤする」という感情が、ふと湧いてくるようになります。
たとえばこんな場面、思い当たりませんか?
- クラスの誰かがズルをしても見過ごされている
- 誰かをからかったことで笑いが起きた
- 先生が特定の子だけをひいきしている気がする
- 自分が本当は言いたかったことを言えなかった
どれも一見「些細なこと」に見えるかもしれませんが、本人にとっては心に引っかかる“できごと”。
自分の中で正解がわからず、ただモヤモヤと残る。これが、思春期特有の悩みのかたちです。
「正しいことを教える」だけでは、心は開かれない
思春期の子どもが悩みを打ち明けてきたとき、つい親として「それは〇〇だからこうすべき」とアドバイスしてしまいがちです。
でも、それが正論であればあるほど、子どもは心を閉ざしてしまうこともあります。
「わかってほしい」のに、「正されてしまった」
そんな気持ちが重なって、話すこと自体をやめてしまうことも。
かつて私たちも、そうだったかもしれません。
「それはあなたの考えすぎじゃない?」
「〇〇だったから仕方ないんじゃない?」
…そんなふうに返されて、余計にモヤモヤが残ってしまった経験、ありませんか?
モヤモヤは、心の成長のサイン
思春期の子どもが抱える「違和感」や「不安定な感情」は、心が育っている証。
他人の言動を観察し、自分の感情を見つめ、うまくできなかった自分にも葛藤する。
この「ぐちゃぐちゃな時間」こそが、自己形成の大切なプロセスなのです。
大人になれば、「あ、この人はこういう人なんだ」と、自分の心を守る術も身につきます。
でも、それはすぐには身につきません。
いまの子どもたちは、その「途中」にいるだけ。
だからこそ、焦らず見守ることが必要です。
親ができるのは「共感」と「問いかけ」
子どもが話してくれる時間は、自分の中にある気持ちを整理する“練習の時間”です。
この時間に必要なのは、アドバイスではなく、「うんうん」「そうだったんだね」という共感の姿勢。
たとえば、こんな問いかけが子どもの気づきを引き出します:
- 「それって、どんな気持ちだった?」
- 「どうしてそう思ったの?」
- 「そのとき、何が一番つらかった?」
問いかけることで、子どもは自分の気持ちに気づき、少しずつ言葉にできるようになります。
完璧な親じゃなくていい。ただ、隣にいてくれるだけでいい
親も、人間です。いつも冷静に聞けるわけではないし、言いすぎてしまうこともあります。
でも、大切なのは「正しくあること」ではなく、「一緒にぐるぐる悩める存在であること」。
「どうしたらいいか」ではなく、「どう感じたのか」を一緒に見つめる姿勢が、子どもにとって安心になります。
モヤモヤは、気づきの入口。
自分で「気づける力」を育てていこう
子どものモヤモヤに、大人の正解は必要ありません。
それよりも、その気持ちを丸ごと受けとめることが、将来の自己肯定感や判断力につながっていきます。
モヤモヤは、成長のサイン。
その子が「自分で気づいて進んでいく力」を育てるために、今はそっと隣にいるだけで、十分なのです。
💬 あなたの体験も、聞かせてください
「思春期の子どもにどう接すればいいのかわからない」
「ついアドバイスしてしまって後悔する」
そんな経験があれば、ぜひコメントで教えてください。
親として迷いながらも向き合っているあなたを、応援しています。

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