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「えっ…これ大丈夫?」子どもの怖い絵にドキッとしたら
黒や赤が多い絵。
泣いている人、怒っている顔、ちょっとホラーな世界観。
見た瞬間、
「え、今なにか抱えてる?」
と心配になるのは、とても自然な反応です。
でも実は、怖い絵=危険サインとは限りません。
むしろそこには、子どもなりの心の整理や成長の途中が映っていることも多いのです。
まずは、親が知っておいてほしい大切な前提からお伝えします。
「怖い絵=問題」ではない理由
子どもにとって絵は、
気持ちを言葉にできないときの“避難場所”のようなもの。
大人なら
「ムカついた」「不安だった」と言えることも、
子どもはそれを色や形、ストーリーで表します。
だから怖い絵は、
・感情がちゃんと外に出ている
・頭の中で起きていることを整理している
・想像力が広がっている
そんな状態を示していることも少なくありません。

子どもが怖い絵を描く、よくある4つの理由
① 見たもの・聞いたものの再現
アニメ、絵本、友だちの話。
印象に残ったシーンを「もう一度描いて確認」しているだけ、ということも。
② 怖さを“自分のもの”にしたい
描くことで
「怖いものを自分がコントロールしている」
感覚を得て、安心しているケースです。
③ 感情のガス抜き
怒り、不安、モヤモヤ。
ため込むより、絵に出せている方が実は健全なこともあります。
④ 単純に楽しい
黒や赤は目立つし、迫力が出る。
深い意味はなく「この色が好き」「強そうだから」という場合も多いです。
▶ 黒い絵を描く子どもの心理と安心できる接し方【詳しく読む】
安心していい“怖い絵”の特徴
次のような様子があれば、過度に心配しなくて大丈夫なことが多いです。
- 描いている本人は楽しそう
- 絵に名前やストーリーがある
- 怖いけど、どこかユーモアがある
- 絵以外の生活は元気
- 話を聞くと説明してくれる
これは心がちゃんと動いているサインです。
ちょっと気に留めたい注意サイン
一方で、こんな状態が長く続く場合は、少し丁寧に見守りましょう。
- 同じ攻撃的な絵ばかり繰り返す
- 黒・赤のみで塗りつぶす期間が長い
- 絵の中の人がいつも怒っている・傷ついている
- 描いているとき元気がない
- 日常生活でも不安や怒りが強い
絵だけで判断せず、生活全体とセットで見ることが大切です。
子どもの絵を見て、
「これには何か理由がある気がする」と感じた方へ。
これは、不安をあおる本ではありません。
子どもの表現を「問題」ではなく、
心のメッセージとして静かに読み解く視点を与えてくれる一冊です。
※すべての親向けではありません。
「絵には意味がある」と感じた方にだけ、そっとおすすめしています。

親ができる、いちばん大事な関わり方
正解は、とてもシンプルです。
❌「こんなの描かないで」
❌「怖いからやめなさい」
ではなく、
⭕「どんなお話なの?」
⭕「この子は何してるところ?」
⭕「この色、今の気分なんだね」
分析しようとしなくていい。直そうともしなくていい。
「ちゃんと見てるよ」という姿勢が、子どもに一番の安心を与えます。
👉 関連記事:「子どもの絵に出る“心のSOS”を見逃さないポイント」
チェックリスト|安心?注意?見極めポイント
□ 描いている本人は楽しそう
□ 絵にストーリーや名前がある
□ 怖いけれどユーモアもある
□ 日常生活は元気に過ごしている
□ 話しかけると説明してくれる
→ 多く当てはまれば成長過程の表現の可能性が高いです。
Q&A
Q. 怖い絵ばかり描くのは異常ですか?
A. 多くの場合は異常ではありません。感情の整理や一時的なブームのことがほとんどです。
Q. 黒や赤ばかり使うのは心配?
A. 感情表現の一つです。期間が長く、生活面にも変化がある場合だけ注意しましょう。
Q. 何か聞いた方がいい?
A. 問い詰めず、「教えてくれたらうれしいな」くらいの距離感がおすすめです。
👉 子どもの暴力的な絵が気になる方は「子どもが暴力的な絵を描くときの心理と対処法」も参考になります。
📘 あわせて読みたい
子どもの絵にあらわれる感情サイン総まとめ
不安・怒り・安心など、絵に出る気持ちを一覧で確認できます。
まとめ|怖い絵は“心が育っている途中の景色”
怖い絵を描けるのは、
感じたことを外に出す力が育っている証拠でもあります。
心配になったときこそ、
「直す」より「寄り添う」。
絵は、子どもからの小さなメッセージ。
その世界を、少しだけ一緒にのぞいてみてください。
🖤 黒・怖い絵が続くときに
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
子どもの絵を見て、
「どう関わればいいのか分からなくなる」
そんな瞬間はありませんか。
この本が教えてくれるのは、
正しい言葉や、正解の対応ではありません。
「相手の感情に、どう居合わせるか」
その在り方です。
※「すぐに変わりたい人」より、
ゆっくりでも、深く向き合いたい人に向いています。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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