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著者:ITTI
更新日:2025-10-02
読了目安:6分
「えっ…こんな絵!?」子どもの怖い絵に驚いたとき|まず知ってほしい3つのこと
「笑っていたのに、急に黒い絵ばかり描くようになって…」
「この絵、見た瞬間ゾッとしたけど、本人はニコニコしてた」
そんなとき、ママとしては少しドキッとしますよね。
「なにかあったのかな?」と心配になるのは、子どもを大切に思っている証拠です。
多くの子どもたちに関わってきた経験から、怖い絵に隠された心理と親ができる対応法をわかりやすく紹介します。
怖い絵の特徴と注意したいサイン
実は“怖い絵”には、子どもの心の動きを映すサインが隠れています。ここでは、その特徴と注意して見ておきたいポイントをまとめました。
子どもが描く“怖い絵”にはいくつかの共通点があります。

⚠️ 注意したいお絵描きのサイン
- 爆発や破壊のシーン
- 人や動物が攻撃されている絵
- 血やケガの描写
- 怒りや恐怖を強調した表情
- 黒や赤を多用した色づかい
これらは必ずしも危険信号ではなく、発達や遊びの一部として現れることもあります。子どもは、強い色や刺激的なテーマを通して感情や興味を表現することが多いのです。
▶ 黒い絵を描く子どもの心理と安心できる接し方【詳しく読む】
「黒い色」「赤い色」など、色には感情が表れます。
子どもが怖い絵を描く4つの心理的な理由
怖い絵を描くのは珍しいことではありません。代表的な理由は次のとおりです。
1. 見たもの・聞いたものを再現
テレビやアニメ、絵本のシーンで「かっこいい」「迫力がある」と感じたものをそのまま描くことがあります。子どもは自分の感覚で強く印象に残ったものを、何度も描いて確認したくなる傾向があります。
2. 怖さを自分でコントロールしたい
怖いものを描くことで「自分が支配している」という感覚を得て安心します。
これは、怖いものを理解し整理するための自然なプロセスです。
3. 感情の発散やストレス解消
怒りや不安を安全に吐き出す手段として絵を利用している場合もあります。家庭や園での小さなストレスを表現する方法として、絵は便利なツールです。
4. 単純に楽しくて描いている

赤や黒はインパクトが強く、単純に塗るのが楽しいから選んでいるケースもあります。絵を描く楽しさや探求心の表れとも言えます。
子どもの絵から心理を読み解く方法は 子どもの絵 心理のタグページで詳しく解説しています。怖い絵を描くのはいつまで?ブームのようなもの?

「怖い絵ばかり描く期間はいつまで続くの?」と心配になる親も少なくありません。
多くの場合、一定のブームのような期間があります。数週間〜数ヶ月の間、同じテーマを何度も描くことは珍しくありません。
これは、子どもが心の中でそのテーマを整理している過程であり、特別な問題ではないことが多いです。
ただし、日常生活にまで影響が出るような強い怒りや不安が続く場合は、専門家に相談することも考えましょう。🔗怖いモチーフに隠れた心理12パターン
親が“怖い絵”にどう寄り添えばいいか
- 「怖い絵だね」で終わらせず「何を描いたの?」と聞く
- 否定せず受け止める(「やめなさい」と言わない)
- 安心できる時間を日常に増やす
- 絵だけでなく言動や遊びの様子も観察する
子どもの描いた絵は心の鏡。
感情を外に出す力を育てる過程として受け止めましょう。
🧸 安心アイテムとしての絵本

怖さをユーモラスに描くことで、子どもが安心しながらおばけやてんぐに触れられる絵本です。
物語を通じて怖い気持ちを和らげ、子どもが安心して楽しめるきっかけになります。
注意サインを見逃さないために
次のような変化が続く場合は、心のSOSかもしれません。
- 黒や赤ばかり使う
- 怒りや攻撃の絵を繰り返す
- 普段の生活にも怒りや不安が強く出てきた
💬 Q&A
Q1:怖い絵ばかり描くのは異常ですか?
→ いいえ、多くの場合「感情の整理」や「ブーム」の一環です。
Q2:黒や赤ばかり使うと心配?
→ 感情の表現であることが多いですが、期間が長い場合は環境ストレスの可能性も。
Q3:親はどう声をかけたらいい?
→ 「怖いね」よりも「何を描いたの?」と質問し、子どもの意図を受け止めてあげましょう。
💡絵を“読み取る”より、“寄り添う”視点で
子どもの絵を見ると、「この色にはどんな意味があるのかな?」「この絵から気持ちがわかるかも」と考えたくなること、ありますよね。
でも、絵は“分析するため”のものではなく、“心に寄り添うため”のもの。
大事なのは「なぜ描いたか」を探ることより、「今、どんな気持ちでこの絵を描いたのかな」と、子どもの世界を一緒に感じようとすることです。
たとえば少し暗い色を使っていても、「元気ないの?」と聞くより、
「この色、すごく力強いね」「今日はこの色が気分だったんだね」と声をかけてあげると、子どもは安心して気持ちを表現できます。
絵を通して「理解する」より「受けとめる」関係を。
その中に、子どもの本音や“いま”の気持ちが少しずつ見えてきます。
✅ チェックリスト
こんなサインが見えたら注意!
- 同じ「怖い絵」を何度も描く
- 家でも「怖い遊び」が続く
- 絵に登場する人がいつも怒っている
- 表情の変化が少ない
👉 関連記事:「子どもの絵に出る“心のSOS”を見逃さないポイント」
子どもの絵に表れるサイン集
- 黒ばかり → 落ち込みや不安
- 手が異常に大きい → 力への憧れ
- 顔がいつも怒っている → 感情整理が難しい
- 細かい模様が多い → 集中力や観察力の高さ
- 色づかいが現実と違う → 発想力や個性の表れ
🔍 他にも気になるテーマは #子どもの絵 心理 でチェックできます。
まとめ|怖い絵を描けるのは“心の成長サイン”
怖い絵を描けるのは、感情を外に出せている証拠。
大事なのは絵を通して「どんな気持ちを伝えたかったのかな?」と寄り添うことです。
心配に感じたときこそ、親子の会話のチャンス。絵をきっかけに子どもの心を知ることで、絆も深まります。
今日、子どもの絵を見たら、ちょっとだけ「どんな気持ちだったの?」と聞いてみてください。その一言が、心をひらくきっかけになります。
👉 子どもの暴力的な絵が気になる方は「子どもが暴力的な絵を描くときの心理と対処法」も参考になります。
おすすめアイテム
「怖い絵」に不安を感じたら、まずは環境を整えてあげることが大切です。
- 🖍 色の幅を広げて表現力アップ
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- 📚 専門家の視点から子どもの絵をもっと知りたい人に
👉 なぜ、子どもはあのような絵を描くのか(Amazon)
🖇️ あわせて読みたい!関連リンクで「子どもの心」をもっと知る
🧠「戦いの絵」以外にも、こんな子どもの表現、気になったことありませんか?
🎨「絵」でわかること、まだまだあります!
子どもの絵って、ほんとうに奥が深いんです。たとえば……
こんな記事もあわせて読むと、子どもの絵の“読み解き力”がぐんとアップするかも。
「ちょっと気になる」を、「ちょっと声をかけてみよう」に変えることから、はじめてみましょう。
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
育児を「ちょっと気ラクに、ちょっと楽しく」感じられるような記事を発信中です😊
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🖍 子どもの絵でわかる心理チェック
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。



