この記事の内容
「もうできない」「やりたくない」と言う子どもへ
それ、あきらめじゃなくて“心を守っているサイン”なんです
「もうできない」
「やりたくない」
「ムリ…」
そんな言葉を聞いた瞬間、
胸の奥がちょっとザワっとしませんか。

「うちの子、根気がないのかな」
「みんなはもっと頑張っているのに」
「これって性格?それとも育て方?」
励ましたい気持ちと、焦り。
その間で揺れて、つい
「がんばって!」
「最後までやろうよ」
と強く言ってしまって、あとで少し後悔する。
きっと、そんな経験はめずらしくないと思います。
でも、
すぐにあきらめる子どもは、
怠けているわけでも、甘えているわけでもありません。
そこには、とても一生懸命な“心の理由”があります。
「できない」の奥にあるもの
子どもが「できない」と言うとき、
本音はこんな気持ちだったりします。
・失敗したら恥ずかしい
・できないところを見られたくない
・ダメな子って思われたくない
大人から見ると「まだやってないのに?」と思う場面でも、
子どもの中ではもう十分ドキドキしている状態です。
だから先に「できない」と言って、
これ以上傷つかないように、自分を守っているんですね。
「もうやらない」は反抗じゃない
「もうやらない!」
「いいもん!」
ちょっと強い言い方に見えるときも、
実は反抗ではありません。
それは
「これ以上傷つきたくない」というブレーキです。
とくに4〜6歳ごろは、
少しずつプライドや比較の気持ちが育ってくる時期。
「前はできたのに…」
「お友だちはできてるのに…」
そんな思いが、心の中に生まれてきます。
だからこそ、失敗がこわくなって、
あきらめることで自分を守ろうとするんです。
「励まし」が重たくなることもある
親としては、もちろん応援しているつもり。
「がんばればできるよ」
「あと少しだよ」
でも、心が不安でいっぱいの子にとっては、
それが“期待”として重く感じてしまうことがあります。
すると、
「応えられない自分」
「がんばれない自分」
を責めてしまって、
ますます挑戦から遠ざかってしまうことも。
挑戦の気持ちを引き出す、シンプルな関わり方
少しだけ声のかけ方を変えると、
子どもの反応がやわらぐことがあります。
①「むずかしいね」と気持ちに寄り添う
「できない」と言われたときは、
「そっか、むずかしいと感じたんだね」
この一言だけで十分です。

わかってもらえた、という安心感が、
次の一歩につながります。
②「どうする?」と選ばせる
無理にやらせるのではなく、選択肢を。
「ここでやめてもいいし、もう一回やってみてもいいよ。どうする?」

どちらでもいい、という空気を大切にすると、
子どもは「自分で決めた」と感じられます。
この感覚が、やる気の土台になります。
③「ここまでできたね」と途中を認める
結果ではなく、“途中”に目を向けてみてください。
「さっきより長くやれたね」
「ここまで自分でやったね」
小さな積み重ねを見てもらえることで、
子どもは「自分は進んでいる」と感じられます。
あきらめない力は“安心”から育つ
「最後までやりなさい」よりも、
「ここまでできたね」
「失敗してもいいよ」
「一緒に考えよう」
こうした言葉が、子どもの中に
安心できる土台をつくっていきます。
大事なのは、できるかどうかよりも、
「失敗したとき、どう受け止めてもらえるか」
ここなんです。
分かれ道は「できなかったときの記憶」
あきらめやすいかどうかは、
能力の差ではありません。
違いは、
「できなかったとき、どう扱われたか」
責められた
比べられた
がっかりされた
そんな記憶があると、
挑戦そのものが怖くなります。

でも、
一緒にいてくれた
気持ちをわかってくれた
見守ってくれた
そんな経験がある子は、
「またやってみよう」と思えるようになります。
親だって、不安になる
ここまで読んで、
「どう関わればいいんだろう」
「これでいいのかな」
そんなふうに感じているかもしれません。
でも大丈夫です。
悩んでいる時点で、
もう十分、子どものことを大切に考えています。
どう関わればいいのか迷うとき、
“声かけの引き出し”を少し持っておくだけで、気持ちがぐっとラクになります。
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さいごに
「すぐあきらめる子」に見えるその姿の奥には、
ほんとはやってみたい気持ちと、
ちょっと傷つきやすい心があります。
だからこそ大切なのは、
正しさよりも、安心。
できなくても大丈夫。
失敗しても大丈夫。
そんな空気の中で、子どもは少しずつ、
また一歩踏み出せるようになります。
ゆっくりで大丈夫。
でも、少しずつ関わり方を知っていきたい方へ
「つい強く言ってしまう…」そんなときに、少し気持ちがラクになるヒントがあります。
ガミガミ言ってもできないには理由があった!
なかなかやらない子・やめられない子の気持ちに寄り添いながら、
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「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まる時間を。
※唯一の正解はありません。その子に合うかどうかを、一緒に考えませんか。
\ 答えのない、子育ての迷いの中にいるあなたへ /
ブログでは「教育のヒント」を書いていますが、
実は私自身、毎日が迷いと後悔の連続です。
教科書通りの正解に傷ついたとき、
「この子の場合はどうだろう?」と立ち止まって、
静かに自分と向き合える場所をnoteに作りました。
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いっちー
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい児の葛藤に、涙でティッシュの山を築きながら向き合っている現役の母です。
教育の現場を知っているからこそ、外側から「正解」を押しつけられることの息苦しさや、もどかしさを感じてきました。
キラキラした正解の中で、無理をして生きるのはしんどいですよね。
「こうすべき」の前に、「この子の場合はどうだろう?」と、一緒に立ち止まれる場所でありたいと思っています。
子どもの絵に宿るサインや、言葉にならない心の機微をそっと眺めて。
今日をなんとかやり過ごすための「余白」を、一緒に見つけにいきませんか。


