このブログはPRを含みます
こんにちは、ITTI(いっちー)です。
「もう3歳。2歳のイヤイヤ期が終われば、少しは話が通じてラクになると思っていたのに……現実は全然違った!」
そんなふうに、毎日ボロボロになりながら、スマホを握りしめているママやパパはいませんか?
3歳児の癇癪(かんしゃく)って、2歳の頃とは比べものにならないくらい「激しくて、長くて、重い」ですよね。
一生懸命向き合っているのに、報われないどころか、親の心まで粉々に砕け散ってしまいそうな瞬間。
「私の育て方が悪いのかな」
「この子の性格に問題があるのかな」と、暗い夜に一人で悩んでしまうこともあるかもしれません。
でも、最初にこれだけは、はっきりとお伝えさせてください。
3歳の癇癪がひどいのは、しつけが悪いわけでも、あなたが親として弱いわけでもありません。
今日は、3歳児特有の「癇癪の正体」と、親の心が壊れないための向き合い方について、じっくり、やさしくお話ししていきますね。
3歳の癇癪が「2歳よりつらく感じる」本当の理由
「魔の2歳児」なんてよく言いますが、実際には3歳になってからの方が「しんどさ」が加速したと感じる親御さんはとても多いんです。なぜ、3歳の癇癪はこんなに私たちを追い詰めるのでしょうか。
3歳は癇癪の“量”ではなく“質”が変わる
2歳の頃の癇癪は、どこか「反射的」でした。思い通りにいかないと、反射的にひっくり返って泣く。でも、3歳になるとその中身が進化します。
- 声がとにかく大きい: 体が大きくなり、肺活量も増えるので、家中(あるいは街中)に響き渡るような絶叫になります。
- とにかく長引く: 2歳の頃は数分で切り替えられた子も、3歳になると30分、1時間と泣き続ける馬力がついてしまいます。
- 理由が複雑: 「バナナが折れた」といった単純な理由だけでなく、「ママが先にドアを開けたのが嫌だった」「昨日と同じ順番じゃないとダメ」など、こだわりが複雑化して、親には理解不能な地雷が増えるのです。
言葉が増えたのに、感情は追いついていない

「3歳 癇癪 ひどい」「3歳 癇癪 長い」と検索してしまう背景には、親側の「言葉が通じるはずなのに」という期待があります。
3歳になると、日常会話はほぼ完璧になりますよね。
だから私たちは「言えばわかるはず」と思ってしまいます。でも、実はここが大きな罠なんです。
「言葉を操る能力」と「自分の感情を処理する能力」は、全く別物です。
3歳児は、自分のやりたいことを言葉で説明はできても、その願いが叶わなかった時の「悔しさ」や「悲しさ」をどう処理していいか、脳の仕組みとしてまだ分かっていないのです。
いわば、最新のOSを積んでいるのに、冷却ファンがついていないパソコンのような状態。熱い感情が湧き上がると、すぐにオーバーヒートして動かなくなってしまう。それが3歳の癇癪の正体なんです。

3歳の癇癪は「わがまま」なの?
泣き叫ぶ我が子を前にして、「このままわがままな子になったらどうしよう」と不安になることもあるでしょう。でも、ちょっとだけ視点を変えてみましょう。
「わざと困らせている」ように見える瞬間
3歳児は、時として親の目を見つめながら、わざと挑発するように叫んだり、物を投げたりすることがあります。「ほら、こうすれば困るでしょ?」と言わんばかりの態度。
これを見ると、私たちは「親を試している」「甘やかしてはいけない」と身構えてしまいますよね。でも、これ、実は「自分でもどうしていいか分からなくて、SOSを出している」状態なんです。

実は“自分をコントロールできない”状態
人間の脳には、本能的な感情を司る部分と、それを理性で抑える「前頭前野」という部分があります。3歳の時期、この前頭前野はまだ「建設中」の真っ最中。

子ども自身も、あんなに大声を出して暴れたいわけではないんです。でも、一度湧き出た感情の波を止めるブレーキが壊れているから、自分でも止まれない。 「わがまま」でやっているのではなく、「自分を扱いきれなくてパニックになっている」と捉えてみると、少しだけ見え方が変わりませんか?
3歳の癇癪が起きやすいシーンあるある
「あぁ、これうちのことだ!」と思えるシーンを整理してみました。これを読むだけで、「うちの子だけじゃないんだ」と少し安心できるはずです。

1. 思い通りにいかなかったとき(こだわり)
- 自分で靴を履きたかったのに、ママが手伝ってしまった。
- お気に入りのコップが洗濯中だった。
- 公園から帰る時間になった。 大人から見れば「些細なこと」でも、3歳児にとっては「自分の世界(秩序)が崩された大事件」なのです。
2. 身体的な「不快」が重なったとき
- 実はちょっと眠い。
- 実はお腹がすいている。
- 実はどこか体調が悪い。 3歳児は、自分の「疲れ」や「空腹」を自覚して言葉にするのがまだ苦手です。なんだか分からないけどイライラする!という気持ちが、癇癪として爆発します。
3. 外ではいい子、家で爆発(これ、一番多いです!)
保育園や幼稚園では「聞き分けがいい」「お友だちに優しい」と言われるのに、家に帰った途端、些細なことで大爆発。 これは、外の世界で一生懸命「3歳児としての社会性」を発揮して、頑張りすぎている証拠です。家は、その張り詰めた糸を安心して切ることができる唯一の場所。親にとっては大変ですが、それだけ信頼されているということでもあるんですね。
癇癪とあわせて多いのが、3歳の“言うことを聞かない”行動です
癇癪の最中、やってしまいがちなNG対応
あらかじめお伝えしておきますが、ここで挙げる「NG対応」を今までやってしまっていたとしても、自分を責めないでください。それほど3歳の癇癪は、親を追い詰めるものなのですから。

正論で説得しようとする
「さっき約束したでしょ?」「泣いてもバナナは元に戻らないよ」 どれも正しい意見です。でも、脳がオーバーヒートしている状態の3歳児に正論をぶつけるのは、火に油を注ぐようなもの。余計に「分かってもらえない!」という絶望感を強めてしまいます。
すぐに叱る・突き放す
「いい加減にしなさい!」「もう勝手にしなさい!」と突き放すと、子どもはさらに不安になり、その不安を打ち消そうと余計に激しく泣き叫びます。
親も感情爆発してしまう
これが一番つらいですよね。叫び返したり、物に当たってしまったり。 でもね、これ、「それだけ追い詰められている」というあなたの心のサインなんです。あなたが悪いのではなく、それだけ過酷な状況に一人で立ち向かっているということ。まずはその事実を認めてあげてください。
気持ちはあるのに、うまく言葉にできなくて爆発してしまうこと、ありますよね。
『おもちのきもち』は、自分の気持ちをうまく言えないもどかしさを、 やさしい物語で表現した絵本です。 癇癪やトラブルの前に、「こういう気持ちだったんだね」と 親子で気持ちを共有するきっかけになります。
3歳の癇癪、どう対応する?今日からできる関わり方
それでは、具体的にどうすればいいのか。今日から試せるステップをお伝えします。

1. まずは“収める”より“安全を守る”
癇癪が始まったら、無理に泣き止ませようとしなくてOKです。 まずは、子どもが暴れて怪我をしないように、周りの危ないものをどける。外なら、ひとまず安全な場所へ移動する。 「この嵐が過ぎ去るまで、私はここにいるよ」というスタンスで、まずは安全を確保することだけに集中しましょう。
2. 言葉は最小限でいい
嵐の最中、長い説明は一切不要です。 「悲しかったね」「嫌だったね」という短い共感の言葉を、ポツリ、ポツリと、落ち着いた低いトーンでかけるだけで十分です。
3. 落ち着いた後の「答え合わせ」が大切
嵐が過ぎ、子どもが少し落ち着いて、ふぅっと息をついた時。ここが一番の教育チャンスです。 「さっきは、自分でやりたかったんだよね。うまくできなくて悔しかったね」と、子どもの気持ちを言語化してあげてください。 「気持ちはわかるよ。でも、叩くのはおしまいだよ」というふうに、「気持ち」と「行動(叩くなど)」を分けて伝えてあげましょう。
具体的な声かけ例:
「そっか、まだ遊びたかったね。その気持ち、ママも分かるよ」
「今は悲しい爆弾が爆発しちゃったんだね。落ち着くまで待ってるからね」
「癇癪を減らす」より「癇癪に強くなる」考え方
癇癪をゼロにするのは、正直、今の年齢では不可能です。それなら、親側の受け止め方を変えてみましょう。
ゼロにしようとしない
「今日も癇癪があった」=「失敗」ではありません。 「今日も脳の成長痛が起きたな、順調順調」と、少し突き放して考えてみる。癇癪は成長の通過点であり、永遠に続くものではありません。

予測と準備で回避できるものもある
- 見通しを伝える: 「あと10分で帰るよ」ではなく、「時計の針がここに来たら帰るよ」「あと3回滑り台を滑ったらおしまいね」と視覚的に伝えます。
- 選択肢を与える: 「服を着なさい」ではなく、「青いシャツと赤いシャツ、どっちがいい?」と自分で選ばせる。 これだけで、3歳児の「自分で決めたい!」という欲求が満たされ、爆発を防げることもあります。
親の心が限界なときのために
ここ、一番大事なセクションです。一番伝えたいことです。

怒ってしまったあと、どうしたらいい?
「もう限界!」と怒鳴ってしまったあと、激しい自己嫌悪に襲われることがありますよね。 そんな時は、落ち着いてから子どもに「さっきは怒鳴りすぎてごめんね。ママもイライラしちゃったんだ」と素直に謝れば大丈夫です。
親が失敗して、それをリカバーする姿を見せることも、子どもにとっては大切な「人間関係の学び」になります。完璧な親よりも、失敗しても仲直りできる親の方が、子どもは安心するんですよ。
親も感情を持つ人間
「ママなんだから我慢しなきゃ」なんて思わないでください。 3歳児のエネルギーを一人で受け止めるのは、24時間全力疾走しているようなものです。 疲れたら、テレビに頼ってもいい。お惣菜で済ませてもいい。あなたが笑顔でいられるための「手抜き」は、子どもにとってもプラスになります。
言葉でうまく説明できない気持ちが、行動や癇癪になって出ているのかも…と感じることはありませんか?
この本は、お絵かきを通して0〜3歳の気持ちや成長のサインをどう受け取るかを、 とても具体的に教えてくれます。 「うまく言えない気持ち」を描く・表すという形で見守る視点は、 癇癪や反発に悩む時期の親にとって、大きなヒントになります。
それでも不安なとき、気にしてほしいサイン
基本的には「成長の過程」ですが、もし以下のようなことが続く場合は、自治体の相談窓口や園の先生に話をしてみてもいいかもしれません。
- 毎日、数時間にわたって泣き叫び、日常生活が送れない。
- 自分や他人を傷つける行為(自傷や他害)が激しすぎる。
- 目が合わない、言葉の遅れが顕著など、他の面でも気になることがある。
相談することは、恥ずかしいことではありません。「一人で抱え込まないためのツール」として、専門家の知恵を借りるのはとても賢い選択です。
3歳の癇癪は、心が育っている証拠
最後に、これだけは覚えておいてください。 癇癪を起こすということは、その子の中に「強い意志」や「自己」が育っているということです。
今はそのパワーが制御できなくて暴走していますが、数年後、その強い意志は「自分の力で物事を成し遂げる力」へと変わっていきます。 今の激しいエネルギーは、将来の大きな才能の種。 今は、その種に「大変だねぇ」と水をやりながら、一緒に嵐をしのいでいきましょう。
「どう褒めて、どこまで叱ればいいのか…」と迷うこと、ありませんか?
モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育の視点から、「叱らなくても育つ関わり方」を丁寧に解説した一冊です。 3歳の自己主張や反発に振り回されているときこそ、親の軸を整えるヒントになります。
まとめ|3歳の癇癪は「失敗」ではない
3歳の癇癪は、育児の「失敗」ではありません。 それは、子どもが一生懸命に大人になろうとしている、たくましい成長の産声です。
今日、子どもと一緒に泣いてしまったあなた。
「もう無理」と天井を仰いだあなた。 本当に、本当によく頑張っています。

「完璧に寄り添うこと」よりも、「親であるあなたが壊れないこと」の方が、子どもにとっては100倍大切です。
できない日があってもいい。明日また、少しだけ優しくなれたらそれでいい。 この嵐は、いつか必ず止みます。
「今のあなたと、今の子どもで、ちゃんと大丈夫。」

そんな気持ちで、今日は温かい飲み物でも飲んで、早めに休んでくださいね。
次の一歩として:
もし「家では激しいのに、園ではいい子」というギャップに悩んでいるなら、ぜひこちらの記事も読んでみてください。
👉 [関連記事:外ではいい子、家で爆発する理由] その理由を知るだけで、今日のお迎えの後の気持ちが少し軽くなるかもしれません。
あわせて読みたい|3歳育児の関連する悩み
こちらもおすすめ
このブログはPRを含みます
元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい育児に悩み、試行錯誤する現役ママです。
教育現場を知っているからこそ「正解」を押しつけず、
親子の心がふっと軽くなる材料を届ける伴走者でありたいと思っています。
- 子どもの絵から読み解く心のサイン
- 不登校・発達グレーとの向き合い方
- じっとしていられない子もOK!な個性派撮影
「一人で抱え込まなくて大丈夫」。
今日をやり過ごすヒントを一緒に探しましょう。




