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こんにちは、ITTI(いっちー)です。
「昨日まで普通に履いていた靴なのに、今日はこの順番じゃないと絶対にイヤ!」
「ママがドアを開けちゃダメ! 僕がやり直すから一回閉めて!」
3歳を過ぎた頃から、こんな「謎の自分ルール」や「激しいこだわり」に振り回されて、ヘトヘトになっていませんか?
特に、時間のない朝の支度中や、これから出かけようというタイミングでこれが始まると、親の方はもう白目をむきたくなりますよね。

「しつけが足りないのかな?」「もしかして、どこか発達に特性があるの?」と不安になることもあるかもしれません。
でも、安心してください。 3歳のこだわりが強くなるのは、実は「自分という人間」がしっかり育ってきた、とても喜ばしい成長の証なんです。
今日は、3歳児の「謎ルール」の正体と、朝の支度や外出トラブルを少しでもラクに乗り越えるためのヒントを、どこよりもやさしくお伝えしていきます。
第1章|3歳の「謎ルール・強いこだわり」あるある
まずは、全国の3歳児ママ・パパから寄せられる「うちの子の謎ルール」を見てみましょう。「あぁ、うちだけじゃなかったんだ!」と笑ってもらえたら嬉しいです。
- 身支度の順番: 靴下は右足から。ズボンを履く前に帽子を被る。この順番が一つでも狂うと、最初からやり直し!
- ドア・スイッチ担当: エレベーターのボタン、玄関の鍵、車のドア。全部「自分が」やりたい。先を越されると、この世の終わりのような絶叫。
- いつもと同じ: いつもと違う道を通ると「あっちじゃない!」、いつもと違うお皿だと「これじゃない!」。
- 自分でやりたい、でもできない: 「自分で!」と泣き叫ぶので任せてみると、うまくいかなくて結局「ギャー!!」。

2歳の頃の「イヤイヤ」は、ただ感情が爆発している感じでしたが、3歳になると「自分の中に明確な正解(ルール)がある」のが特徴です。そのルールが守られないと、彼らの世界はガラガラと崩れてしまうんですね。
このこだわりが崩れると、癇癪につながることも少なくありません
第2章|なぜ3歳で“こだわり”が急に強くなるの?(発達のヒミツ)
なぜ、3歳になるとこんなにこだわりが強くなるのでしょうか。そこには、この時期ならではの劇的な心の変化があります。
① 自我の確立が一気に進む
3歳は、「自分」と「他人」をはっきりと分けて認識し始める時期です。 「ママがこう言っているけど、僕はこうしたい」という強い意志が芽生えます。こだわりは、彼らが「自分という存在」を周りにアピールするための大切な手段でもあるのです。

② でも、心はまだ不安定
思考(やりたいこと)はどんどん複雑になりますが、感情をコントロールする脳の機能は、まだ未熟です。 いわば、「やりたいことリスト」は100個あるのに、それを処理するメモリが足りない状態。 だから、ちょっとした予定外のことが起きると、すぐに脳がフリーズして、パニック(癇癪)になってしまうんですね。

③ 見通しを立てたい時期(安心したい心)
3歳児にとって、世界はまだまだ分からないことだらけで、少し怖い場所でもあります。 だからこそ、「いつもと同じ」であることに、猛烈な安心感を感じます。 謎のルールを守ることは、彼らにとって「自分を守るための儀式」のようなもの。 「いつも通り=安全」という確認作業をしている最中なのです。
第3章|2歳より論理性がある分「崩れると荒れる」理由
3歳児のこだわりが2歳児より厄介に感じるのは、彼らなりに「論理」があるからです。
2歳児のイヤイヤは「なんとなく嫌!」という直感的なものでしたが、3歳児は「〇〇だから、イヤなの!」という理由を持っています。 本人の中では「靴下を右から履かないと、今日一日がうまくいかない」くらいの切実な理由があったりします。
そのため、親が「そんなのどっちでもいいでしょ」と否定すると、3歳児は「自分の大切な価値観を否定された」と感じ、深く傷つきます。これが、2歳児よりも泣きが長引いたり、説得が難しかったりする大きな理由です。
第4章|なぜ「朝の支度・外出前」に爆発しやすいのか
「3歳 朝の支度 こだわり」「3歳 外出 嫌がる」 そんなキーワードで検索してこの記事にたどり着いた方も多いはず。なぜ、朝や外出前はこれほどまでに地雷原なのでしょうか。

1. 時間制限とプレッシャー
大人は「あと10分で家を出なきゃ」と逆算して動きます。しかし、3歳児に時間の概念はありません。 大人の焦りやピリピリした空気を感じ取ると、子どもは「なんだか不安だぞ」と感じます。その不安を打ち消そうとして、余計に「こだわりルール」に執着して、安心を得ようとするのです。
2. 切り替えの連続
「遊びをやめる」→「着替える」→「トイレに行く」→「靴を履く」。 外出前は、子どもにとって高度な「気持ちの切り替え」が何度も必要になります。 3歳児にとって、集中していることを中断されるのは、ものすごくエネルギーがいること。 その切り替えのストレスが、こだわりの爆発という形で噴出してしまうんですね。
第5章|親がついやってしまいがちな“逆効果対応”
毎日これに付き合っていると、親だって人間、つい突き放したくなることもあります。でも、以下の対応は、かえってこだわりを強化してしまうかもしれません。
- 「昨日はできたでしょ!」: 3歳児にとって、昨日は昨日。今日、今この瞬間のこだわりこそが彼らのすべてです。
- 「なんでそんなことで泣くの」: 子どもの「切実なこだわり」を「些細なこと」と切り捨ててしまうと、子どもは余計に分かってもらおうと大きな声で叫ぶようになります。
- 無理やり進める: 時間がないと、つい抱えて強制連行したくなりますが、これを繰り返すと「外出=嫌なこと」という記憶が刷り込まれ、翌日のこだわりがさらに激しくなることも。
大丈夫ですよ。 毎朝こんなバトルをしていたら、優しくなれないのが普通です。自分を責めず、「あ、今は脳が切り替えに苦戦中なんだな」と一歩引いて見てみましょう。
第6章|3歳のこだわりと“うまく付き合う”具体的な関わり方
それでは、具体的にどうすれば少しでもラクになれるのでしょうか。今日から試せる4つのコツを紹介します。
① 先に「見通し」を渡す
「次はこれをやるよ」という予告を、実況中継のように伝えます。 「タイマーがピピってなったら、ズボンの時間だよ。どっちの足から履くか、決めておいてね」 というふうに、「次に起こること」を前もって知らせるだけで、パニックを半分くらい減らせます。
② 選択肢は「2つまで」

「どれにする?」という自由すぎる質問は、3歳児の脳を混乱させます。 「青いズボンと、赤いズボン、どっちがいい?」 「ママが履かせるのと、自分でやるの、どっちにする?」 自分で選んだという「自己決定感」を持たせてあげることで、こだわりルールをうまく回避できることがあります。
③ 崩れたら“修正”より“回復”
こだわりが崩れて爆発してしまったら、もう説得は通じません。 「やり直したかったね」「嫌だったね」と、まずはその崩れた気持ちに共感するだけに留めます。 一旦落ち着いてからでないと、どんな正論も子どもの耳には届かないのです。
④ 毎回100点を目指さない
「今日はもう、パジャマのまま保育園に行ってもいいや」「靴が左右反対だけど、まあ歩けるならいいか」 そんなふうに、大人の側の「こだわり(こうあるべき)」を捨てることが、一番の解決策になることもあります。
「ダメ」と言うほど、わざとやっているように見えること…ありますよね。
『ぜったいに おしちゃダメ?』は、「禁止されるほどやりたくなる」 子どもの心理を、笑いながら体験できる参加型絵本です。 言うことを聞かない背景にある自己主張や試したい気持ちを、 親が少し客観的に受け止める助けになります。
第7章|それでもつらい日に、親へ伝えたいこと
3歳児のこだわりに向き合うのは、精神修行のような毎日ですよね。 思い通りにいかない子どもにイライラして、つい強い言葉を投げかけてしまう日もあるでしょう。
でも、忘れないでください。 子どもが「こだわり」を持っているのは、あなたの育て方が間違っているからではありません。 その子は今、一生懸命に「自分」という城を築こうとしている、小さな建築家なのです。
あなたが今日、一回でも深呼吸をして、一回でも「そうなんだね」と頷いてあげられたなら、それだけで十分。 100点満点の対応ができなくても、明日、また朝が来ればやり直せます。
まとめ|3歳のこだわりは“安心したい心”の裏返し
3歳の謎ルールは、子どもが世界に馴染もうとして必死に作った「安全ベルト」のようなもの。 今はそのベルトがきつすぎて、親も子も苦しい時期かもしれません。
でも、成長とともに言葉が増え、感情のコントロールが上手になれば、この激しいこだわりは少しずつ「自分の信念」や「マナー」といったポジティブな力に変わっていきます。
「今のあなたと、今の子どもで、ちゃんと大丈夫。」

いつか「あの時は靴下の向きだけで30分泣いたよね」と、笑って話せる日が必ず来ます。
次の一歩として:
こだわりが強くて、質問も止まらない……というダブルパンチでお疲れの方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
👉 [関連記事:3歳の「なんで?」攻撃が親を追い詰める理由と、全部答えなくていい向き合い方]
3歳の思考の仕組みがわかると、毎日の謎行動が少しだけ「愛おしい謎解き」に変わるかもしれません。
あわせて読みたい|3歳育児の関連する悩み
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元教諭(15年+)&プロカメラマン。
わが子の発達グレーやきょうだい育児に悩み、試行錯誤する現役ママです。
教育現場を知っているからこそ「正解」を押しつけず、
親子の心がふっと軽くなる材料を届ける伴走者でありたいと思っています。
- 子どもの絵から読み解く心のサイン
- 不登校・発達グレーとの向き合い方
- じっとしていられない子もOK!な個性派撮影
「一人で抱え込まなくて大丈夫」。
今日をやり過ごすヒントを一緒に探しましょう。



