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こんにちは、ITTIです。
今、この記事を読んでくださっているのは、もしかしたらお子さんの隣で、静かにスマホの画面を見つめている夜でしょうか。
あるいは、なかなか寝てくれないわが子へのイライラと、そんなふうに思ってしまう自分への自己嫌悪で、真っ暗なリビングで一人、ため息をついているところかもしれませんね。
「もう1時間も経つのに、まだ目がランランとしている……」
「さっきまで眠そうだったのに、お布団に入った瞬間にテンションが爆上がり」
「やっと寝たと思ったら、夜中に何度も起きて泣かれる」

2歳。 体力がついてきて、できることも増え、世界がどんどん広がっていく時期。その一方で、寝かしつけのハードルは驚くほど高くなりますよね。 「早く寝てほしい」と願うのは、あなたが自分の時間を作って楽をしたいからではありません。今日一日の疲れを癒やし、明日また笑顔でお子さんと向き合うための、切実で大切な「休息」を求めているからなんです。
急いでいるとき、疲れているときほど、寝ないわが子に対して「いい加減にして!」と言いたくなる。それは、あなたが今日一日を全力で駆け抜けてきた証拠です。
今日は、2歳の「眠り」の背景にある変化を知り、うまくいかない夜も「これでいいんだ」と思えるような、そんな心の処方箋をお届けしたいと思います。
寝かしつけが大変になる時期:2歳児のリアル
「1歳の頃はもっとスムーズだったのに……」と感じるママ・パパは多いものです。2歳になると、寝かしつけがひと筋縄ではいかなくなる、いくつかの「あるある」シーンがあります。

昼寝をした日は夜が遅くなる
保育園でしっかりお昼寝をしてきた日や、お出かけの車で少し寝てしまった日。夜の21時を過ぎても一向に眠る気配がなく、むしろ体力が有り余って部屋中を走り回るわが子。 「早く寝かせなきゃ」という焦りと、「明日も仕事なのに」という不安が混ざり合い、親の心はすり減っていきます。
寝る直前の「遊びたい」「おしゃべりしたい」
さあ電気を消そう、というタイミングで「本読んで!」「これやりたい!」。 やっとお布団に入っても、暗闇の中で今日あったことを一生懸命おしゃべりし始めたり、急にダンスを始めたり。 好奇心が爆発している2歳児にとって、寝る前の時間は「まだ終わりたくない楽しい時間」になってしまうことがあるんです。
電気を消すと嫌がる・泣き出す

これまでは暗くすれば寝ていたのに、急に「暗いのイヤ!」「怖い!」と訴えるようになる。これも2歳頃によく見られる変化です。想像力が豊かになったからこそ、暗闇に対して不安を感じるようになる。これもまた、心の成長のひとつなのですが、親としては「どうしちゃったの?」と戸惑ってしまいますよね。
2歳の睡眠が乱れやすい理由
なぜ、2歳になるとこんなに「眠り」が揺れ動くのでしょうか。そこには、この時期特有の発達が深く関わっています。
身体的な体力がついてきた
0歳や1歳の頃とは比べものにならないほど、体力がついてきます。少しお昼寝をしただけでフル充電されてしまい、夜になっても「まだ動ける!」という状態になりやすいのです。
想像力と思考が活発になる

2歳は「ごっこ遊び」が始まり、目に見えないものを想像する力が育つ時期です。脳が一日中フル回転しているため、寝る前になっても頭の中がワクワクやドキドキでいっぱいで、なかなか「オフ」の状態に切り替えられないことがあります。
分離不安(離れるのが怖い)が出やすい
自立心が育つ一方で、「大好きなママ・パパと離れるのが怖い」という不安も強く出る時期です。「寝る=意識が遠のく=大好きな人と離れる」という感覚を本能的に察知し、寝るのを拒否して繋ぎ止めようとすることがあります。
生活リズムの整え方:理想より「調整」
「理想のリズム」を追い求めすぎると、それができなかった時にまた自分を責めてしまいます。大切なのは、完璧を目指すことではなく、その日の状況に合わせて「調整」することです。
昼寝の時間帯を「少しだけ」見直す
もし夜が極端に遅くなるなら、お昼寝を15分早く切り上げてみる、あるいは午後の活動を少しアクティブにしてみる。それくらいの「ちょこっと調整」で十分です。
寝る前の「入眠儀式」をゆるやかに決める

「絵本を2冊読む」「パジャマを着てギュッとする」「明日の予定を一つお話しする」。 毎日同じ流れを作ることで、お子さんの脳に「あ、これから寝る時間なんだな」という心の準備をさせてあげます。もちろん、できない日があってもOKです。
刺激を減らす工夫
寝る30分前からは、少しずつ照明を落とし、静かなトーンで話すようにします。大人のスマホの光やテレビの音も、この時期の子どもには強い刺激になります。家族みんなで「夜の空気」を作っていけると理想的ですね。
寝かしつけで大事にしたい関わり
寝かしつけにおいて、最も親の心を楽にする考え方は、「寝かせようとしすぎない」ことです。
寝かせようとすると、焦りが伝わる
子どもは驚くほど敏感に親の感情を察知します。「早く寝て!」という焦りやイライラは、お子さんにとっては「ママ・パパが怖い」「なんだか落ち着かない」という不安に変わり、皮肉にもさらに眠りを遠ざけてしまいます。
「同じ時間を過ごす安心感」をゴールにする
「21時に寝かせる」ことをゴールにするのではなく、「今、この子と一緒にお布団でゴロゴロしている」ことをゴールにしてみませんか。 「寝なくてもいいよ、ただここで一緒にいようね」という安心感を与えてあげると、不思議とお子さんの体の力がふっと抜けて、眠りに落ちやすくなることもあります。
寝る=一人になる寂しいこと、ではなく、「ママやパパを独り占めできる幸せな時間」だとお子さんが感じられたなら、その日の寝かしつけはそれだけで大成功です。
うまくいかない日もOKな考え方
どんなに工夫しても、寝ない日は寝ません。 そんな夜、自分を責めてしまいそうな時は、こう考えてみてください。
「今日はこういう日だった」と割り切る
「私のやり方が悪いんだ」ではなく、「今日はこの子の脳が活発な日なんだな」「今日は寝るよりおしゃべりしたい日なんだな」と、事象として捉えてみます。 毎日同じように眠れなくて当たり前。大人だって、眠れない夜はありますよね。
寝不足でも、関係は壊れない
もし寝かしつけでイライラして、強く当たってしまったとしても、それでこれまでの絆が消えることはありません。明日、目が覚めた時に「おはよう」と笑顔で抱きしめてあげれば大丈夫。取り戻せるチャンスは何度だってあります。
まとめ
2歳の睡眠リズムは、波のように揺れ動くものです。 今、この嵐の中にいるあなたにとっては、終わりのない苦行のように感じるかもしれません。

でも、今夜あなたが暗闇の中でお子さんの背中をトントンしたこと。 眠たくてたまらないのに、お子さんのとりとめもないおしゃべりに相槌を打ったこと。 その一つひとつの優しさは、確実にお子さんの心の奥深くに「自分は大切にされている」という安心の種を植えています。
今日も、ここまで本当によくやりました。 お子さんが寝た後は、どうぞ自分のためだけに時間を使ってください。

温かい飲み物を飲んで、好きな本を読んで、あるいは何もせずにただぼーっとして。
「今日も、頑張ったね」 寝顔のわが子に言う前に、まずは鏡の中の自分に、そう言ってあげてくださいね。
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2歳の「全部イヤ!!」に心が折れそうなあなたへ|感情と言葉のつながり
今夜のラストステップ: もし今、まだお子さんが起きていたら、無理に目を閉じさせようとするのを一回だけやめて、「今日、〇〇したの楽しかったね」と、楽しかった思い出を一言だけ耳元で囁いてみませんか?穏やかな記憶が、眠りの扉をそっと開けてくれるかもしれません。
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