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こんにちは、ITTI-BLOGへようこそ!
1歳を過ぎたころから、急に始まる「食べない」「遊ぶ」「ひっくり返す」のフルコース……。
毎日一生懸命ご飯を作っているパパやママ、本当にお疲れ様です。
離乳食初期の「パクパク期」が嘘のように、1歳を過ぎたあたりから食事の時間が戦場に変わること、ありますよね。キッチンで頭を抱えたり、「もう作りたくない」と投げ出したくなったりするのは、あなたが一生懸命な証拠です。
今日は、1歳の食事で起きがちな「あるある」なお悩みを整理して、少しでも心が軽くなるような記事をお届けします。この記事が、毎日頑張るあなたの「安心の土台」になれば嬉しいです。
1歳のご飯が「カオス」になるのはなぜ?
そもそも、なぜ1歳児の食事はこんなにも思い通りにいかないのでしょうか。 それは、お子さんが「自分」という人間を、外の世界に向かって一生懸命アピールし始めているからかもしれません。
昨日は食べたのに今日はポイ。 スプーンを渡せば振り回す。
これらは単なるワガママではなく、彼らにとっての「実験」や「自己主張」の始まり。 成長の証だと頭では分かっていても、片付ける側としては思わず白目を剥きたくなりますよね。
まずは、よくあるお悩み別に、その背景と向き合い方を見ていきましょう。
「食べない」「食べムラ」の不思議
「さっきまでお腹空いたって言ってたのに!」
せっかく作ったハンバーグを一瞥して「プイッ」。 大好きなはずのバナナさえ拒否。 そんな日が続くと、「どこか具合が悪いの?」「このまま大きくならなかったらどうしよう」と不安になりますよね。
【考えられる背景】
1歳児の胃袋は、実は大人の握りこぶし1つ分くらい。私たちが思っている以上に小さいんです。また、この時期は「遊びたい欲」が食欲を上回ることもよくあります。 さらに、味覚が敏感になってくる時期なので、昨日までは平気だった「ちょっとした苦味」や「食感の変化」に気づいて警戒しているのかもしれません。
【向き合い方のヒント】
- 「1日」ではなく「1週間」で考える: 1食食べなくても、次の食事や翌日に帳尻が合えば大丈夫。
- 「食べない=嫌い」ではない: 気が乗らないだけ、ということも多いです。
- 盛り付けを極少にする: 「完食できた!」という達成感を親子で味わうのも一つの手です。
※「食べない」時の具体的なメニューの工夫や、心の持ち方はこちらの詳細記事を参考にしてくださいね。(食べない・食べムラ対策編)
偏食が始まった? 特定のものしか食べない
「白いご飯しか勝たん!」状態のとき
野菜を細かく刻んで混ぜても、魔法のようにそれだけをペッと吐き出す。 結局、白いご飯かパン、うどんしか食べてくれない。 「栄養バランス」という言葉が、呪文のようにママの心を締め付けることがあります。
【考えられる背景】
これは「新奇恐怖(ネオフォビア)」という、生き物として大切な防衛本能の一つかもしれません。「見たことがないもの」「怪しいもの」を口にしないことで、自分を守ろうとしている時期なんですね。 また、1歳児にとって白い炭水化物は、味も食感も一定で「安心できる味」なんです。
【向き合い方のヒント】
- 食卓に並べ続ける: 食べなくても「これは食べられるものだよ」と見せ続けるだけで、脳内では「安心リスト」に登録されやすくなります。
- 「いつか食べる」と割り切る: 偏食は一生続くものではありません。今は「食べられるものがあるだけですごい!」と自分を褒めてあげてください。
遊び食べ・立ち歩きに困ったら
ダイニングが運動場に……
一口食べたら椅子から脱走。 スプーンをマイクにして歌い出す。 「座って食べなさい!」と100回くらい言っている気がして、食事の時間が苦痛になってしまいますよね。
【考えられる背景】 1歳児にとって、食事の時間は「栄養を摂る時間」であると同時に、「重力や感触を学ぶ科学実験の時間」でもあります。 また、集中力が続くのは長くても10~15分程度。大人と同じように30分じっと座っているのは、彼らにとっては至難の業なのです。
【向き合い方のヒント】
- 時間を区切る: 「20分経ったら終わり」と決めて、食べなくても下げてしまう勇気を。
- 足がつく椅子にする: 足がぶらぶらしていると落ち着かない子も多いです。足置きがあるかチェックしてみましょう。
- 「ごちそうさま」を: 立ち上がったら「おしまいなのね」と声をかけ、メリハリをつけます。
手づかみ食べの「拒否」と「卒業できない」悩み
手が汚れるのが嫌? それともずっと手づかみ?
「手づかみ食べをさせましょう」と育児書には書いてあるけれど、うちの子は手が汚れるのを極端に嫌がる。 あるいは、いつまでも手づかみばかりで、スプーンを使ってくれない。 どっちのパターンでも、「これでいいのかな」と迷ってしまいます。
【考えられる背景】 手が汚れるのを嫌がる子は、感覚がとても繊細なのかもしれません。逆に、ずっと手づかみの子は、自分の手の方がスプーンよりも確実に口に運べる「有能な道具」だと知っている賢い子とも言えます。
【向き合い方のヒント】
- 汚れるのが嫌な子: フォークを添えてあげたり、おにぎりを海苔で巻いてベタつかないようにしたりして、「自分で食べる楽しさ」を優先しましょう。
- スプーンを使わない子: ママやパパが隣で美味しそうにスプーンを使っているところを見せつつ、本人が「やってみたい」と思うのを待ちましょう。
※手づかみ食べのメリットや、スプーンへの移行タイミングについてはこちらをどうぞ。(手づかみ・道具の使い方編)
投げる! こぼす! ぐちゃぐちゃにする!
毎食後の床掃除でHPはゼロ
お皿をひっくり返し、汁物を床に流し、満足そうに笑う我が子。 「わざとやってるよね?」と怒りが湧いてくるのは、あなたが真面目に取り組んでいるから。けっして心が狭いわけではありません。
【考えられる背景】 1歳児にとって、床に物が落ちる様子や、液体が広がる様子は「面白い現象」です。音がしたり、形が変わったりするのが不思議でたまらないんですね。 「ダメ!」と言われることすら、構ってもらえているようで嬉しくなってしまうこともあります。
【向き合い方のヒント】
- 環境でガードする: 新聞紙やレジャーシートを敷き、「汚されてもいい状況」を作って自分の心を守ります。
- お皿を固定する: 吸盤付きのひっくり返らないお皿を使うのも、賢い選択。
- 「あ、落ちたね」と淡々と: 過剰に反応せず、静かに片付ける方が早く落ち着く場合もあります。
「食べる量が少ない」気がする
母子手帳の曲線と見比べてはため息
隣の子はもっと食べているのに。 うちはこんなに少なくて大丈夫? 「これしか食べてない」という事実に、自分の頑張りが否定されたような気持ちになることもあります。
【考えられる背景】 成長のスピードには個人差があります。1歳を過ぎると身長や体重の増え方は緩やかになるので、実はそんなに多くのエネルギーを必要としていない時期なのかもしれません。 元気があって、機嫌よく遊べていれば、それがその子にとっての「正解の量」であることが多いです。
【向き合い方のヒント】
- トータルの元気を見る: 食事の量だけでなく、排泄や睡眠、遊びの様子を観察しましょう。
- おやつも食事の一部: おやつでお芋や果物を食べていれば、1日の栄養としては十分なことも。
- 「食べること=楽しい」を優先: 量にこだわって無理強いするより、最後は笑顔で終わることを目標にしてみませんか。
親子で「食事を楽しむ」ためのマインドセット
ここまで1歳児の食事の困りごとを網羅してきましたが、最後に一番大切なことをお伝えします。
それは、「完璧を目指さない」ということです。
SNSを開けば、彩り豊かな幼児食プレートが並んでいます。それを見て「うちは茶色いし、しかも食べない……」と落ち込む必要はありません。 1歳児の育児は、生きているだけで100点満点。その子にご飯を食べさせようとしているあなたは、120点満点です。
困った時のチェックリスト(魔法の合言葉)
- 「元気ならOK!」 1食くらい食べなくても大丈夫。お水や牛乳が飲めていれば、今日はよしとしましょう。
- 「そういう時期だよね」 どんな悩みも、実は成長の過程で起きる「一時的なブーム」であることがほとんどです。
- 「手抜きは愛情」 市販のベビーフードや、冷凍食品。これらはママの余裕を作るための「味方」です。罪悪感ではなく、感謝して使い倒しましょう。
まとめ:あなたの悩みは、お子さんの成長そのもの
1歳の食事に関する困りごとは、実は「自立しようとする力」と「豊かな感受性」が育っている証拠でもあります。
- 食べないのは、自分の意思が出てきたから。
- 遊ぶのは、世界の仕組みを知りたいから。
- 投げるのは、原因と結果を学んでいるから。
そう思うと、少しだけ「まあ、いっか」と思えてきませんか?
もちろん、そうは言っても毎日のこと。イライラするし、悲しくなることもあります。そんな時は、この記事を読み返して、「みんな同じなんだな」と肩の力を抜いてください。
今日のご飯の時間は、ちょっとだけ笑って過ごせますように。 あなたの「困った」が、いつか「あんなこともあったね」という笑い話に変わる日を応援しています。
次の一歩として、もっと詳しく知りたい項目はありますか?
「うちは特に『遊び食べ』がひどくて……」という方は、具体的な防止テクニックをまとめたこちらの記事も読んでみてくださいね。
(1歳の遊び食べ・立ち歩きを卒業する!具体的ステップ5選)
また、メニュー作りに疲れたら、こちらの「1分で準備完了!鉄板の非常食リスト」もおすすめです。
(作るのやめた!1歳児が絶対食べる、神食材&市販品まとめ)
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