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夜、静かになった部屋で、一人でスマホを眺めているあなたへ。
今日もお疲れ様でした。
本当に、本当にお疲れ様でした。
一日中、子どものこと、家のこと、そして「ごはんのこと」で頭がいっぱいだったのではないでしょうか。それなのに、目の前にあるのは、せっかく作ったのに床に転がっているハンバーグや、一口もつけられなかったお皿。
「せっかく作ったのに」「なんで食べてくれないの?」
そんなやり場のない気持ちを抱えながら、今この画面を開いてくれたあなたに、少しだけ寄り添わせてください。
「食べない」は、ママへの拒絶じゃない
1歳を過ぎたあたりから、食事の時間は「団らん」ではなく「戦場」に近いものになりますよね。
昨日までパクパク食べていたアンパンマンポテトを、今日は見た瞬間に「イヤ!」と払いのける。
栄養バランスを考えて、細かく刻んで、彩りも良くしたはずの野菜スープは、一口も運ばれることなくこぼされる。
そんな時、心がポキッと折れる音が聞こえる気がします。
「私の作り方が悪いのかな」「味付けが気に入らないのかな」と、自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、まずはこれだけは伝えさせてください。
お子さんがごはんを食べないのは、ママへの拒絶ではありません。あなたの努力が足りないせいでも、料理が下手なせいでも、絶対にありません。
それは、お子さんが「自分」という存在に気づき、世界に対して「僕はこうしたい!」「私はこれがいい!」と一生懸命に手を伸ばしている、成長の証でもあるんです。……なんて、頭では分かっていても、目の前でひっくり返されたお皿を見れば、悲しくなるのが当たり前なんですけどね。
1歳児ごはん「あるある」選手権
「うちだけじゃないんだ」と思ってもらえるように、全国のママたちが今日この瞬間も直面している「あるある」を集めてみました。
① 「昨日は食べた」は、今日の正解じゃない
昨日、あんなに美味しそうに完食したから、今日も同じものを作った。それなのに、今日は皿を見ただけで首を振る。 「えっ、昨日あんなに喜んでたじゃん!」というツッコミは、1歳児には届きません。彼らの食欲は、まるで山の天気のように変わりやすいのです。
② 椅子は座るものではなく、脱出するもの
ベルトを締めても、いつの間にか器用に抜け出し、椅子の上に立ち上がる。あるいは、床に降りておもちゃを追いかけ始める。 「座って食べて!」と100回くらい言っている間に、こちらの心拍数は上がり、ごはんはどんどん冷めていきます。
③ 床は「ゴミ箱」だと思っている
スプーンで一生懸命すくったかと思えば、そのままポイッ。口に入れたかと思えば、ベーッ。 床に散らばったお米や、べったり張り付いたうどんを見つめる時、一瞬遠くを見つめてしまいたくなりますよね。
④ 「口を閉ざす」という鉄壁の防御
スプーンを近づけた瞬間、一文字に結ばれる口。あるいは、プイッと顔を背ける。 あの小さな口に、どうやって栄養を滑り込ませればいいのか。絶望的な気持ちになります。「成長」という名の、ちょっと困ったプロセス。
少しだけ、視点を変えてみましょう。 なぜ、1歳の子どもたちはこんなにも食事を「難航」させるのでしょうか。
実はこの時期、彼らは「自律性」という素晴らしい力を育てています。 これまでは、口に運ばれたものをそのまま受け入れていただけだったのが、「自分で選びたい」「自分の意志を通したい」という欲求が出てきているのです。
- 立ち歩くのは: 周りの世界に興味が溢れて、じっとしていられないほど好奇心が育っているから。
- 投げるのは: 「離したらどうなるか」という物理の実験をしているから(ママにとっては大惨事ですが……)。
- 食べないのは: 「いらない」と言うことで、自分の意思が伝わることを確認しているから。
そう、彼らは今、人生で初めての「自分探し」の真っ最中。 そう思うと、少しだけ「まあ、成長中だしな……」と(ほんの1ミリくらいですが)思えるかもしれません。
今日を乗り切るための、ゆるい「処方箋」
毎日を完璧にこなそうとすると、心が持ちません。
もし、どうしても辛い時は、こんな風に考えてみてもいいかもしれません。
- 「白いごはん」か「パン」さえ食べてれば100点 おかずを食べてくれなくても、炭水化物でエネルギーが摂れていれば、人間そう簡単には倒れません。「今日も生きている、それだけでOK」とハードルを地面まで下げてしまいましょう。
- 「ピクニック作戦」で場所を変えてみる どうしても椅子に座らないなら、たまにはリビングの床にレジャーシートを敷いて食べてもいい。あるいは、ベランダで食べてみる。環境が変わるだけで、ケロッと食べることもあります。
- 「食べさせる」を諦めて「置く」だけにする 追いかけて食べさせるのを一度やめて、一口サイズの小さなおにぎりをテーブルに置いて、ママも隣で自分のごはんを食べる。「食べたくなったら食べてね」というスタイルにすると、意外と自分から手を伸ばすことも。
どれも正解ではありません。 「こうしてみたら、少しは楽になるかもね」という、気休めのような提案です。
夜、ひとりで頑張っているあなたへ
SNSを開けば、彩り豊かな「幼児食プレート」や、お行儀よく食べているよその子の動画が流れてくるかもしれません。 それを見て、「うちは全然ダメだ」なんて思わないでください。
その写真の裏側には、写っていない食べこぼしや、泣き叫ぶ子ども、そして途方に暮れるママがいるはずです。
あなたが今日、一日の終わりにスマホを見ているのは、それだけ今日一日を全力で駆け抜けた証拠です。 「食べなかった」という結果だけを見れば、失敗のように感じるかもしれませんが、あなたは今日、何度も何度もスプーンを運び、何度も床を拭き、何度も声をかけましたよね。
その「過程」こそが、愛そのものです。
明日の朝、また「食べない」が始まるかもしれません。 でも、そんな時は今日この話を思い出してください。 「あ、また実験が始まったな」「今日も自由だな」と。
そして、どうしても無理な時は、レトルトでも、パンだけでも、バナナだけでもいいんです。 ママが笑顔で(あるいは、死んだ魚のような目をしていてもいいから)隣にいる。それだけで、お子さんは十分幸せなんです。
最後に
今夜はもう、 温かい飲み物でも飲んで、少しだけ自分のために時間を使ってください。
あなたは、本当によくやっています。 1歳の子どもの食事なんて、うまくいかなくて当たり前。 「今日も一日、無事に終わった。それだけで満点!」
そう自分に言い聞かせて、ゆっくり休んでくださいね。
おやすみなさい。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
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