
「また、行きたくないって…」
朝から泣いたり、急にお腹が痛いと言い出したり。
登校しぶりが始まると、親として本当に悩みますよね。
「休ませたらクセになるのかな?」
「甘やかしていることにならない?」
「でも、無理に行かせるのもかわいそう…」
そんな迷いを抱える方に、元教諭の立場からそっとお伝えしたいことがあります。
「登校しぶり」は、どの子にも起こりうること
入学から1ヶ月ほどたち、学校のペースに少し慣れ始めたころ。
子どもたちの中には、じわじわと疲れや不安が出てくる子もいます。
毎日集団の中で、時間割通りに動く。
先生の話を聞いて、きちんと座って、友達ともやり取りして…
大人でも「新しい職場」で1ヶ月がんばったら、そろそろ疲れが出てくる時期ですよね。
子どもも同じです。
「行きたくない」と言うのは、心と体からのサインかもしれません。

「休ませるとクセになる?」の本音
これはとても多くの保護者の方が感じる不安です。
でも、正直に言うと――
無理に行かせるよりも、しっかり“回復させる”方が大事なケースもあります。
登校しぶりにはいろんな背景があります。
- 給食がプレッシャー
- お友達との関係でもやもや
- 授業についていけるか不安
- 集団の空気に疲れた
…などなど。
子どもは理由をうまく言えないことも多いので、親から見ると「わがまま?」と思ってしまうかもしれません。
でも、「行きたくない」という言葉の裏には、ちゃんと理由があるんです。
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元教諭として伝えたい、学校の実情
「一度休ませたら、ずっと行けなくなるんじゃ…?」と心配される気持ちもわかります。
ただ、学校現場では、
「疲れているときにしっかり休んでリフレッシュしてきた子」の方が、
結果的に元気に戻ってくることも多いんです。
担任の先生にとっても、休ませるかどうかの判断に迷っている保護者の方から
「今朝、ちょっとしんどそうで…おうちで様子見ても大丈夫でしょうか?」
と連絡をもらうと、実はホッとすることもあります。

子どもが安心して休める家庭の関わり方
じゃあ、休ませると決めたときに親はどうすればいいのか?
大切なのは、「お休み=安心していいんだよ」と伝えることです。
✅ 体をゆっくり休ませる
✅ 無理に話を聞き出さず、いつも通りに過ごす
✅ 元気が出たら、少しだけ外を歩いたり一緒にお昼を作ったりして気分転換
そしてこんなふうに伝えるのもおすすめです。
「今日はちょっと休んで、また行けそうになったら一緒にがんばろうね」
「学校に行くことだけがえらいんじゃないよ。しんどいときにちゃんと休めるのもえらい」
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休んでよかった、の事例もたくさん
ある子は、2日間だけ休んだことで気持ちが整い、その後すっかり落ち着いて登校できるようになりました。
またある子は、「今日は行けそう?」と毎朝ゆるやかに確認しながら、週3回から少しずつ増やしていったパターンも。
大事なのは、「その子のペースを信じてあげること」です。
まとめ|「登校しぶり=ダメ」ではないよ
登校しぶりは、子どもからのSOSのひとつの形。
必ずしも「休ませる」か「無理に行かせる」かの二択ではありません。
- 様子を見て、小さなサインに気づくこと
- 学校と連携しながら、おうちで安心できる居場所を整えること
- 子どもの心のエネルギーが回復するのを、焦らず見守ること
それが、親としてできるいちばんのサポートです。
迷ったときは、どうかひとりで抱え込まず、先生に相談したり、周りの人に話したりしてくださいね。
子どもを守りたいと思う気持ちがあるあなたは、ちゃんとできています。
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1 thought on “登校しぶり、休ませてもいい?迷う親のための“学校と家庭”のバランス”