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子どもの描く「水」には気持ちがにじむ
やさしく読み取るためのガイド
子どもが描く絵の中でも「水」は、気持ちの変化が表れやすいモチーフです。
さらっとした水、荒れた波、深い色、濁った色──
そのときの“こころの天気”が、小さなサインとしてにじみます。
とはいえ、難しく考える必要はありません。
「なんでこんなふうに描いたんだろう?」とやさしく想像するだけで十分。
ここでは、水の絵を通して子どもの気持ちをふんわり読み取るヒントをご紹介します。
水の種類で見えてくる気持ち
水の“種類”は、子どもの興味や気分が素直に出る部分です。
- 川 … 何かに挑戦している・変化に向かっている
- 海 … のびのびしたい、自由でありたい
- 池 … 落ち着き・安心がほしい
同じ子でも日によって描くものは変わります。
ちょっとした気分の移り変わりを楽しむ気持ちで見るのがポイント。
水の“状態”は気分のバロメーター
水の表情は心の表情です。

- 穏やかな水面 … 安定・安心
- 波立つ水 … ドキドキ・不安・葛藤
- 濁った水 … ちょっと疲れ気味、もやもや
- 透明な水 … 心が澄んでいる・落ち着いている
濁った水は「悪いこと」ではありません。
心の疲れや出来事がそのまま“色と形”になって出てくるだけです。

色づかいは“気分の温度計”
色はもっとも分かりやすい感情のサインです。
- 明るい青や水色 … リラックス
- 濃い青・紺色 … 集中している、落ち着き
- グレー・茶色 … 少しストレス、心の曇り
- カラフルな水 … 遊び心・空想力
その日の気持ちが、そのまま色に乗って表れます。
声かけで“本当の思い”が出てくることも
水の絵は、気持ちを聞くきっかけにぴったり。
- 「この水、どんな音がする感じ?」
- 「今日はこの色にしたんだね。どんな気分?」
- 「この海の向こうには何があると思う?」
正解を探す必要はありません。
子どもの世界をのぞく気持ちで、興味を向けるだけで十分です。
年齢による“読み取りやすさ”の違い
- 2〜3歳:色や形の遊び。意味づけしなくてOK
- 4〜5歳:水の動きに感情がリンクしやすい
- 6〜7歳:背景や出来事と結びつき始める
- 小学生以上:象徴的な表現が増える
無理に深読みせず「へぇ、今日はこんな水なんだ!」程度で十分です。
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✔ チェックリスト
「ちょっと気にして見てみたいポイント」
水の絵を見たときの“やさしい観察リスト”
- □ 水が穏やか? 波が強い?
- □ 色のトーンがいつもと違う?
- □ 周りに描かれているもの(魚・船・人)は?
- □ 描く水の種類(川/海/池)は最近変わった?
- □ 最近の出来事や遊びとつながっていそう?
- □ 本人が説明する言葉はどんな感じ?(明るい・静か・元気 など)
1つだけ気になる程度なら、ほとんどの場合は自然な揺れです。
複数が長く続くときだけ、少し気に留めると良いかもしれません。
❓ よくあるQ&A
Q1. 濁った水ばかり描くのは問題ですか?
A. すぐに心配する必要はありません。
その日の疲れや、ちょっとした出来事が反映されていることが多いです。
長期間続く場合だけ生活面も合わせて見てみましょう。
Q2. 波がいつも荒れているのはストレス?
A. “変化の途中”のサインかもしれません。
環境が変わったとき、頑張っているとき、ワクワクしているときにも表れます。
Q3. 色が暗い日が続いたら?
A. まずはやさしく気分を聞いてみて。
「疲れた?」「今日はどんな日だった?」と、日常会話でOKです。
Q4. 専門家に相談する目安は?
A. 以下の状態が1〜2ヶ月続くときです。
- 濁った水や沈む描写が毎回続く
- 日常生活で不安・緊張が強い
- 絵が急に極端に変わり、理由が分からない
まとめ
水の絵は、その日の気分がふんわり映る“こころの鏡”のようなもの。
難しく解釈するのではなく、「今日はどんな水なんだろう?」と楽しむ感覚で見てあげるのが一番です。
子どもの絵は、気持ちを語るやさしい窓。ぜひ日々の会話にそっと取り入れてみてくださいね。
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