
「最近、なんだか元気がない気がする」
「学校どう?って聞いても『ふつう』しか返ってこない」
小学校に入学して1ヶ月。
新しい環境、新しい友達、新しいルール…。
大人が思う以上に、子どもたちは頑張っています。
そして、頑張っているからこそ
ふとした瞬間に「なんか元気ないな」と思うこと、ありますよね。
今日は、元教諭の立場から
「小1でよくある“心の疲れ”のサイン」や
「親ができること」について、お伝えします。
🔗「怒らない育児」だけで大丈夫なの? – itti-blog
小1の子どもが“話さなくなる”とき
実は、学校ではニコニコしていたり、
先生の前ではしっかりして見える子ほど、
家ではどっと疲れが出る…なんてこともよくあります。
話してくれないのは「何もない」からじゃなくて
「うまく言葉にできない」だけのことが多いんです。

よくある子どものサインとしては…
- なんとなく元気がない(目がぼんやりしている)
- 「疲れた〜」とため息が多い
- おしゃべりが減った
- ご飯をあまり食べない
- 帰ってすぐ寝たがる
- 学校の話をしたがらない
- 宿題や準備に時間がかかる
これらは、心と体ががんばっているサイン。
「話してくれない」=「信頼されてない」ではないので、心配しすぎなくて大丈夫🌷
🔗「怒らない育児」だけじゃ足りない?小学校で自己主張できない子がつまずくワケと家庭でできること – itti-blog
無理に聞き出さなくていい。「話したくなったら、いつでも聞くよ」
親としては、「どうしたの?何があったの?」と
つい理由を探したくなりますよね。
でも、子どもは「まだ自分の気持ちを整理できていない」ことも多いです。
なので、こんなふうに伝えてみてください。
「学校がんばってるね。疲れちゃう日もあるよね」
「話したくなったら、ママ(パパ)いつでも聞くからね」
“聞く準備があるよ”という姿勢だけで、子どもは安心します。
焦らず、ゆっくり信頼の土台を育てていきましょう。例えば、一緒にテレビを見ているとき、靴を履く瞬間、ふっと「いやなことがあった・・・」と吐き出してくれることがあります。親としても、少し子どもが話しかける隙を作っておくといいかもしれません。
🔗「そんなこと言わないでよ…」小1が言われやすい言葉と、親ができる優しいフォロー – itti-blog
⏰ 小学校1年生は、いつ慣れる?どこで疲れが出やすい?
小1の1年間、子どもの様子には波があります。
タイミングによって、疲れや不安が表に出やすいので、ざっくりした「心の山と谷」もご紹介します👇
時期 | 子どもの様子(目安) |
---|---|
4月〜5月上旬 | 緊張+がんばるモード。笑顔でも張り詰めていることが多い |
5月中旬〜6月 | GW明けにどっと疲れが出やすい。登校しぶりや涙もこの頃に出やすい |
7月 | 暑さと疲れでダウン気味。夏休みまでカウントダウン |
夏休み | ペースが戻りやすい時期だけど、生活リズムが乱れやすい |
9月 | 夏休み明けは不安・泣きが戻る子も多い |
10月〜11月 | ようやく慣れて笑顔も増える時期!でも行事疲れに注意 |
12月〜1月 | 年末年始で生活リズムが乱れがち、寒さ・体調不良が重なる時期 |
2月〜3月 | お兄さん・お姉さん気分に。がんばりの反動で疲れが表に出る子も |
🌱 「慣れる」のは少しずつ。でも確実に成長してる
小学校に慣れるペースは人それぞれ。
でも、1年間かけてしっかり土台を作っていくものです。
「なんとなく元気ないな」「行き渋るな」
そんなときは、「慣れる途中なんだな」と思って、
焦らず寄り添うことが一番の応援になりますよ◎
学校では「しんどそう」に見えない子も
実はおうちで泣いていたり、不安を抱えていたりします。
特に小1のこの時期は、環境に慣れるだけでいっぱいいっぱい。
親の目には“たいしたことじゃない”ように見えても、子どもにとっては大きなハードルの連続なんです。
「きっと、今がんばっている途中なんだな」と思って
“寄り添う時間”を自分にもあげてくださいね。
もしモヤモヤが続くようであれば、
学校の先生や保健室の先生にちょっと相談してみてもOK。
(「ちょっと気になっていて…」の一言で十分です◎)
📞 先生への連絡、どうする?場面別のおすすめ早見表
子どもの様子・内容 | 連絡手段 | 備考 |
---|---|---|
心配なことがある(友達関係・体調・給食など) | 連絡帳 | 簡潔に状況と気になる様子をメモ |
今朝ぐずった・登校しぶりがあった | 連絡帳 | 「ご報告まで」でOK。先生に気にかけてもらえる |
最近の様子が気になる・話し合いたい | 電話 → 面談希望 | 電話でアポイントを取り、面談でしっかり話すのが◎ |
学校でトラブルがあったかも?子の話だけでは不明 | 連絡帳 → 電話 | まずは連絡帳で相談 → 必要に応じて先生が電話してくれることも |
💡ワンポイント:
「心配しすぎかも…」と思ってもOK!
“先生と共有する”ことが安心につながります。
最後に|“話せる場所”があるって、すごく大事
子どもにとって、家庭は唯一「がんばらなくていい場所」。すごく頑張ってきた子ほど、おうちで反動が出ることがあります。
学校で何があっても、
「ママ(パパ)は、いつでも味方だよ」
そんな空気を感じられるだけで、子どもは安心できます。
疲れたとき、言葉にならないとき、
何も話さない時間こそ、そっと見守る大切な時間。
どうか、自分を責めずにいてくださいね。
大丈夫。ちゃんと届いていますよ🍀

🔗🏡【入園・転校・進学】子どもの絵に出る“環境の変化サイン”とは?親が気づけるヒントと寄り添い方 – itti-blog
次に読むべき記事

「叱らなきゃ」と思い込む必要がなくなり、親も心に余裕が生まれる共感育児>>>
おえかき お母さんの絵 お母さんの絵が笑っていない お母さんの絵怖い お父さんの絵 お絵かきワーク お絵描き お絵描きの心理 くれよん イラスト クレヨン クレヨンはみ出す ケーキスマッシュ パパの絵 創造力 友達が小さい 友達の絵が小さい 同じ絵を描く 子どものアート 子どものサイン 子どもの世界 子どもの工作 子どもの才能 子どもの気持ち 子どもの絵 子育て 工作 工作嫌い 工作苦手 想像力 正解がない遊び 残酷な絵 筆圧 筆圧が弱い 絵 絵でわかる 絵でわかる子どもの心理 育児 自己肯定感 色塗り 色鉛筆 造形 黒い絵 黒く塗りつぶされた絵 黒く塗りつぶす心理
Share this content:
itti-blogをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。