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「子どもが欲しいと思えない私」──その気持ちは間違いじゃない
「母になることに焦れない私」はダメですか?
なんとなく周りの空気が気になってしまうこと、ありませんか?
友人が次々と妊娠報告をし、SNSにはかわいい赤ちゃんの写真。
「そろそろ子どもは?」と聞かれて、笑ってごまかしたけど――
本当は、自分でもちょっと焦ってる。
でもそれと同時に、「子どもが欲しいって、心から思えない私って、どこかおかしいのかな?」という不安が、ふと湧いてくる。
この記事では、そんな風に子どもを望まない気持ちにモヤモヤしている女性の心に、そっと寄り添っていきます。
そして、「欲しくない気持ち」にもちゃんと理由があること、どんな選択も“間違い”ではないことを、心理的な視点からお伝えします。
これは、「今すぐ答えを出さなくちゃ」と焦っているあなたが、
少しだけ呼吸をゆるめられる記事です。
なぜ「子どもが欲しいと思えない」のか?
──理由があるから、ちゃんと気持ちが生まれている
「本当は欲しいのに気づいていないだけじゃない?」
「将来後悔するよ」
「育てればかわいくなるよ」
そんな風に“アドバイス”のかたちをして、あなたの気持ちを否定してくる言葉。
でも、あなたの中にはすでに理由があるんです。
誰かに説明しなくても、うまく言葉にできなくても、「欲しくないと思う今の自分」が感じている気持ちは、本物です。
母になることに焦れない人──人生設計をきちんと考えている証
「結婚したら妊娠して、出産することが当たり前」──そんな風に思っている人も多いかもしれませんが、実は、母になることは一大事で、ただ“かわいいから”では済まされません。
子どもを育てるのは、あなた自身。
その重みを感じて、焦らずにきちんと自分の人生設計を考えているのは、とても賢い選択だと思います。

子どもを望まない気持ちは、突発的な気まぐれではありません。
実は、その背景にはいくつかの要因が複雑に絡み合っています。
1. 社会からの無言の圧力
「結婚したら子どもは?」
「年齢的にそろそろ…」
こうした言葉は一見、何気ない会話のように見えますが、本人にとっては大きなプレッシャー。
特に女性に対しては、「子どもを産んで一人前」といった古い価値観が根強く残っており、
“子どもを望まない女性=欠けている人”というようなイメージが、どこかに刷り込まれてしまうのです。
2. 過去の体験や家庭環境
幼少期の家庭があまり安定していなかった。
親との関係がつらかった。
または、育児に苦しむ姿を近くで見てきた。
そうした体験が、「自分には子どもを育てることなんて無理かも」という思いにつながっているケースもあります。
これは決して“逃げ”ではなく、心が自分自身を守るための自然な反応なのです。

3. 経済的・ライフスタイルの不安
今の収入ではとてもじゃないけど子育ては難しい。
パートナーとの価値観も違う。
自分のやりたいことがまだたくさんある──
これらの理由も、ごく自然なものです。
「産んだらなんとかなる」と気軽に言う人もいますが、なんとかしようとするのは自分。
その“なんとか”の重さをきちんと理解しているからこそ、慎重になっているだけなのです。
4. 「母親になりたい」という気持ちが湧かない
“子どもは嫌いじゃないけど、育てるイメージが持てない”
“自分の自由がなくなるのがこわい”
“何かを犠牲にすることに納得できない”
このように、感覚レベルで「なんか違う」と思うことも、立派な理由のひとつです。
無理に“母性”を探し出さなくてもいいんです。
今のあなたの感覚が、そのままで価値のあるものですから。
子どもが生まれたら、かわいいだけでは済まない
「子どもがかわいくて大変で、でも愛おしい」、その感情は確かに大切です。
でも、育児には責任が伴います。子どもが生まれたら、それだけで終わりではなく、実際に育てていくことは日々の積み重ねです。
出産時、助産師さんから言われた言葉が今でもずっと心に残っています。
「子どもが熱を出したら、ママが40℃出てても病院に連れて行かないといけないんだよ!」
その時の言葉が、まるで呪いのようにのしかかっていると感じることもあります。
まさに育児の現実を突きつけられた瞬間で、心の中でずっと重荷として存在しています。
子どもが生まれたらできなくなることランキング
順位 | 子どもが生まれたらできなくなること | 子どもがいる生活 | 子どもがいない生活 |
---|---|---|---|
第1位 | 自由な時間が減る | 趣味や外出、長時間没頭することが難しくなる。急な発熱や学校行事など、予定変更が頻繁に。 | 自由に過ごせる時間が確保できる。計画通りに行動できる。 |
第2位 | 夫婦で旅行やアウトドアが難しくなる | 子どもを預けるのが難しく、海外旅行や長時間の旅行がしづらくなる。 | 夫婦で旅行やアウトドアを自由に計画できる。 |
第3位 | 好きなファッションが楽しめなくなる | 動きやすさや汚れを気にしない服装にシフトする。ヒールやおしゃれな服はあまり着なくなる。 | 自由におしゃれを楽しめる。ファッションに気を使う時間が増える。 |
第4位 | 自分だけの時間を確保することが難しくなる | 自分だけの時間が圧迫され、趣味やリラックスの時間を取ることが難しくなる。 | 自分の好きなことに没頭できる時間が多い。 |
第5位 | 夜更かしや自由な睡眠時間が取れなくなる | 子どもが夜中に起きることが多く、睡眠の質が低下。 | 自分のペースで睡眠時間を決められる。 |
第6位 | 家を自由に片付けることが難しくなる | 子どものおもちゃや道具で家が散らかりやすい。掃除や片付けが頻繁に必要になる。 | 物が少なく、片付けや掃除が比較的簡単。 |
第7位 | パートナーとの時間が減る | 育児中心の生活になり、二人の時間を取ることが難しくなる。 | 自由にパートナーとの時間を持ちやすい。 |
第8位 | 自己投資やキャリアに使える時間が減る | 育児と仕事のバランスを取るため、自己投資の時間が減少。 | 自分のキャリアや学びに多くの時間を割ける。 |
第9位 | 旅行や外出を楽しむ機会が減る | 子どもが小さいうちは旅行や外出が制限されることが多い。 | 旅行や外出の自由度が高く、気軽に出かけられる。 |
第10位 | 家事や育児の負担が増える | 料理や掃除、育児が手間となり、負担が大きくなる。 | 自分のペースで家事をこなせる。 |

「産まない選択」もまた、大切な人生の選択肢
──“しない”ことで、自分らしく生きるという道もある
私たちは、何かを「すること」ばかりが評価されがちです。
でも、人生の中には「しないこと」を選ぶ勇気もあります。
・子どもを産まない
・産むかどうかを迷っているまま時間が経っている
・「誰かと生きる」より「自分で生きる」がしっくりくる
そんな選択にも、意味と価値があります。
「子どもが好きでも、育てたいと思えない」って矛盾?
──愛情は“母親になること”だけじゃなく表現できる
よく、「子どもが好きって言ってたのに、なんで欲しくないの?」と問われることがあります。
でもそれ、全然矛盾していません。
「子どもを可愛いと思う」気持ちと、
「人生をかけて育てたいと思う」気持ちは、別物です。
たとえば――
保育の仕事をしているけれど、自分では育てたいと思わない。
甥っ子姪っ子と遊ぶのは大好き。でも、毎日の子育てを想像すると気が遠くなる。
そんな気持ち、とてもよくわかります。
「母性」って、もっと自由でいい
私たちは無意識のうちに、「女性なら母性があって当然」というイメージを植えつけられがちです。
でも、母性は“役割”や“義務”ではなく、自然に生まれる感情であってほしい。
母にならなくても、
誰かを見守る力も、
優しさも、
愛も、
十分にあなたの中にある。
それをどう生かすかは、人それぞれのかたちであっていいのです。
子どもと関わらない人生にも、やさしさと意味がある
──“何も生み出さない”なんてことは、ひとつもない
「産んで育てていない私は、誰の役にも立っていないのかな…」
ふと、そんな風に思ってしまう日もあるかもしれません。
でもね、それは大きな誤解です。
自分の人生を丁寧に生きることが、まわりへの優しさにもなる
あなたが仕事で頑張っていること、
誰かの相談にのったこと、
自分の健康や心を大事にしていること――
それは、誰かの親になることとは別のかたちで、
確かに社会とつながっている生き方。
子どもと関わる道も、血縁だけじゃない
もし将来、子どもに関わりたい気持ちが芽生えたとしたら──
それは血のつながりに限らず、さまざまなかたちが選べます。
・教育や福祉の仕事に関わる
・地域で子どもと接する活動をする
・大人同士の会話の中で、子育て世代に共感を届ける
「自分は親ではないけど、子どもや社会に関わっている」と実感できる場面は、意外と身近にあります。
自分の気持ちを責めてしまうあなたへ──届けたい言葉
「子どもを欲しくない気持ち」や、「迷っている自分」を責めたくなる瞬間があるかもしれません。
周りの声や、社会の期待に押しつぶされそうになることもありますよね。でも、あなたが今感じている気持ちは、決して間違っていません。
今のままでいいんです。
焦らなくて大丈夫。
自分の気持ちを大切にすることが、実は一番大事なことだと思います。
自分の人生をどう生きるかを選ぶのは、あなたの自由ですし、その選択には価値があるんです。
今、「子どもを望む気持ちが湧かない」というそのままでいいんです。
無理に答えを出さなくても、あなたの心が納得するタイミングがきっと訪れるはずです。
心の中の「迷う気持ち」を大切にして
迷いながら生きていることに、成長があることを忘れないでください。
どんな選択をするにしても、自分の気持ちを大切にすることで、他の誰かの期待に応えようとするよりも、もっと大きな幸せが待っているかもしれません。
誰かの基準で自分を測らないで。
あなた自身が心地よいと感じる道を歩んでいけるように、少しずつ心を開いてみてください。
最後に伝えたいこと
「子どもを産まないこと」に罪悪感を感じる必要なんて、全くありません。
あなたが進む道には、他の誰にもできない素晴らしさがあります。
今の自分を大切にして、素直な気持ちで生きることこそが、未来に繋がっていく力になる。
そのことを心から伝えたいと思います。
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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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