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子どもが“手をつなぎたがる”理由は、甘えじゃなく「安心の欲求」だった
こんにちは。
最近、公園でこんな場面を見かけました。
小学生の男の子が「手、つなご?」とママに差し出した手を、
ママが少し照れくさそうに笑って受け取る姿。

微笑ましい♡
でも中には「子どもがずっと手をつなぎたがる」ことに、
「えっ、まだそんなに甘えてくるの?」って焦る親御さんもよくいます。
でも安心してください。
子どもが手をつなぎたがるのには、ちゃんとした“理由”があります。
それは、「甘えたい」よりもずっと深くて、大事な理由なんです。
🔗「育児書通り」でも子どもが泣く理由。ほんとうに必要なのは?
「まだ手をつなぎたがる」子どもに戸惑うとき
「うちの子、もう小学生なのにまだ手をつなぎたがるんです」
「甘えすぎかな?」「友達に笑われないかな?」――そんな声をよく耳にします。
成長とともに少しずつ「自立」を意識する時期に入ると、親の方も「もう手を離してもいいのかも」と思い始めますよね。
けれど、手をつなぎたがる子どもには、実は深い心のサインが隠れていることもあります。
手をつなぎたがる子どもの心理|甘え・不安・成長のサイン
小さな手でぎゅっと握ってくる——
それは、ただの「習慣」ではなく、子どもが安心を求める自然なサインです。
子どもが親の手を求めるのは、単なる甘えすぎではありません。
「安心感」や「信頼関係」を確かめるための自然な行動です。
幼児期や小学校低学年では、心の安定を求める「スキンシップ欲求」が強く残っています。
少し不安なとき、知らない場所に行くとき――そんなときに手をつなぐ行動は、「大丈夫だよね?」というサインなのです。
一方で、幼児の不安行動の一つとして、親への過剰な依存が見られることもあります。
保育園や学校など新しい環境に慣れない時期は、手をつなぎたがる頻度が増えるのも自然なこと。
それは「怖い」「離れたくない」という気持ちの表れでもあるのです。
💡 スキンシップが「自己肯定感」を育てる科学的理由
最近よく聞く「自己肯定感」。
これ、いきなり言葉で育つものじゃないんです。
まずは“体感”が先。

ぎゅっと手を握ってもらった
抱きしめてもらった
自分の気持ちを受け止めてもらえた
こういう「安心の積み重ね」が、自己肯定感の土台になるんですね。
🔗「叱る」より「導く」へ。心理学でわかる子どもの自己肯定感を守る言葉
💞 手をつなぐことで得られる“心の効果”
✓ 「自分は大切にされている」という実感
手をつなぐことで、「守られている」「大事にされている」という安心感が生まれ、自己肯定感の土台になります。
✓ 安心ホルモン(オキシトシン)の分泌
ぬくもりのあるスキンシップで、オキシトシンが分泌。
親子ともにストレスがやわらぎ、穏やかな気持ちを保ちやすくなります。
✓ 危険回避にもつながる
交通量の多い場所や人混みでは、命を守るための大切な手段でもあります。
「安全」と「安心」が同時に守られる行為なのです。
🔗「いい子」でいる子の心の声|親にだけ見せる“安心のサイン”
「手をつなぐ」「だっこする」そんな日常のスキンシップが、子どもの安心感や自己肯定感を育てていく…。 あらためて“手のぬくもり”の大切さを感じさせてくれる一冊です。

幸せになる脳はだっこで育つ。―強いやさしい賢い子にするスキンシップの魔法―
どうすれば?親の関わり方で変わる安心感と自己肯定感
大切なのは、「まだ手をつなぎたいんだね」と一度受け止めてあげること。
スキンシップを通して安心感を満たすことが、自己肯定感を育てる第一歩になります。

「お母さんの手、あったかい?」「手をつなぐと落ち着くね」など、
言葉で気持ちを共有すると、子どもは「自分の気持ちを受け止めてもらえた」と感じます。
それと同時に、少しずつ自立も促していくのが親の腕の見せどころ。
無理に「もう手をつながない練習をしよう」とするよりも、
家庭でのスキンシップを少しずつ「会話」や「ハグ」に移行していくのが自然な流れです。
親子のスキンシップは「甘やかし」ではなく、「自律」につながる力。 観察と声かけの工夫で、子どもの“心の根っこ”を育てたい方におすすめです。

目がキラキラ輝く子に育つ自律脳の育て方 ―スキンシップ・観察・伝え方の3つを工夫するだけで大丈夫!―
👣 今日からできる、手つなぎコミュニケーション
- 信号を渡るときに「いっしょに行こうね」と自然に手を出す
- 手をつなぎながら「今日はどんなことがあった?」と会話をする
- 寝る前に手をにぎって「おやすみ、今日もありがとう」と伝える
日常の小さな瞬間が、子どもの心をやさしく包み込みます。
手をつなぐたびに、「あなたを守ってるよ」というメッセージが伝わっています🌙
変化のサイン|手をつながなくなるのはいつ?
「手をつなぐのはいつまで?」という疑問を持つ親御さんも多いでしょう。
一般的には、小学校中学年ごろになると自然に手をつながなくなります。
これは、親子関係の絆が薄れるのではなく、
「安心感が心の中に育った」サインでもあります。

外では恥ずかしがるようになっても、家で甘えたり話しかけてきたりするなら、
それは立派な“つながり方の変化”です。
子どもの心のサインは、手の中だけでなく言葉や表情にも表れていきます。
チェックリスト&Q&A|こんなときどうする?
✅ チェックしてみよう|「手をつなぎたいサイン」出てませんか?
- 初めての場所では手を強く握る
- 離れると泣く・不安がる
- 夜や寝る前に甘えてくる
- 叱られたあと、すぐくっついてくる
👉 こうした行動は「安心したい」「気持ちを受け止めてほしい」サインです。
Q1. 子どもがいつまでも手をつなぎたがるのは、成長が遅いから?
いいえ。手をつなぐ行動は「安心を確認する方法」です。心の土台がしっかりしていく過程で自然に減っていきます。
Q2. 恥ずかしがり屋なのに、なぜ手をつなぎたがるの?
外の世界に不安があるとき、「手をつなぐ=心の安全基地」になります。
Q3. どうすれば少しずつ自立を促せる?
「もう手はつながない?」ではなく「今日はここまで一緒に歩こう」と段階的に安心を減らすのがコツです。
📘おすすめ絵本|不安な気持ちに寄り添う時間に
子どもが「なんだか不安そう」「甘えんぼうになってる?」―― そんなときに読みたい、心がふっと軽くなる一冊です。 親子でページをめくりながら、「不安な気持ちってあってもいいんだね」と 安心感を共有できる絵本です。

不安になっちゃうあなたへ(子どもの気持ちが楽になる絵本シリーズ)
「もう手をつながない!」と言われたときの心のサインと対応法
成長とともに「もうつながない!」という時期もあります。
そんなときは、無理に握るよりも「じゃあ手の代わりに、袖をつかむ?」「一緒に歩こうね」と、
“距離を変えても心はつながっている” というスタンスを伝えましょう。
まとめ|手のぬくもりが教えてくれること
「手をつなぐ」ことは、単なる動作ではなく、
親子関係の中で安心感と自己肯定感を育てる大切なコミュニケーションです。

簡単に言うと、手をつなぐ時間って、
子どもにとっては「心のごはん」みたいなものです。
しっかり満たされた子は、自分で歩き出す準備ができます。
手を離すその日まで、無理に急がなくて大丈夫。
「つないだ手のぬくもり」は、やがて子どもの心の中で、
“自分は愛されている”という確かな土台になります。
行動の裏にある「伝えられない気持ち」へ
自己肯定感を育てる親の声かけ・かかわり方
今日から使える具体フレーズで、叱る前に「気持ちを受け止める」関わりへ。 家の中に「安心できる場所」を増やしましょう。
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📗おすすめ絵本|不安な気持ちに寄り添う“おたすけモンスター”シリーズ
子どもが「心配」「こわい」「うまくいかない」と感じたとき、 その気持ちを受け止めて、前に進む力をくれる絵本です。 読みながら、「大丈夫だよ」「がんばってみようか」と、 親子で安心感を共有できる時間をつくってくれます。

心配ないよ、だいじょうぶ ―子どもが不安を克服するためのガイド〈おたすけモンスター〉シリーズ―
このブログでは、子育て中のちょっとした悩みや工夫、
子どもの行動の心理をわかりやすく紹介しています。
ときには心理診断コンテンツで気分転換も♪
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🖍 子どもの絵でわかる心理チェック
こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです。
このブログでは、子どもの絵から心理を読み取り、心の成長や表現力を親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
「子どもの絵で心を読む専門サイト」として、日々の子育てに役立つ情報をお届けします。

