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筆圧が強すぎる・弱すぎる子に共通する理由と“今すぐできる工夫”
「うちの子、なんか字が薄いなぁ…」
「逆に、力強すぎてノートが破れそう…!」
文字を書くようになってくると、親としてつい気になってくるのが“筆圧”。
筆圧が弱い子どももいれば、強すぎる子もいる。
でも、それって何が原因なんでしょう?
「うまく書けないのは性格?それとも何かの障害…?」
と不安になる前に、
この記事では
「筆圧が弱い・強い」子どもたちの背景や原因、できるサポート方法を
ざっくばらんにご紹介します。
「うちの子、ちょっと変かも…?」なんて思う必要はありません。
それよりも、「今できることってなんだろう?」を一緒に考えていきましょう!
◆そもそも筆圧ってなに?
「筆圧」とは、ペンや鉛筆にかかる力のこと。
強い筆圧は濃くてしっかりした線に、弱い筆圧は薄くて軽い線になります。
でも実はこの“筆圧”って、ただの力加減の話じゃないんです。
体の発達や感覚、心の状態までが影響してくるんですよ。
◆筆圧が弱い子どもには、こんな理由があるかも?
「筆圧が弱い 子ども」は、よくこんな特徴を持っています。
- ペンの持ち方がふわっとしている
- 姿勢が不安定でグラグラする
- 腕や手指の筋力がまだ未発達
- 手先の感覚が鈍い、あるいは過敏
- 緊張しやすい or 慎重派な性格
これらは決して「ダメなこと」ではありません。
でも、「文字をしっかり書く」にはちょっと苦戦する状態なんですね。
◆「発達障害なのでは?」と心配になる前に
検索でもよく見かける「筆圧が弱い 発達障害」というワード。
確かに、発達特性を持つ子の中には筆圧が弱い子もいます。
でもそれだけで判断するのはNG。
体の発達がまだ途中なだけかもしれないし、
その子なりの“今のスタイル”かもしれません。
正しい姿勢・鉛筆の持ち方より先に大切な発達支援
「姿勢が悪いから筆圧が弱いのかな?」
「鉛筆の持ち方がおかしいせい?」
そう思って、お子さんに「背筋のばして!」「もっとこう持って!」って声かけ、
ついしてしまうこと、ありますよね。
(私も、かつてはよく言っていました…)
でも実は、姿勢や持ち方は、ある意味“結果”なんです。
その前に大切なのが、体の中心から整っていること。
たとえば、体幹がしっかりしていないと、イスに座ってもすぐクタッとなってしまったり、
鉛筆を正しく持とうとしても、手や指にうまく力が入らなかったり。
最近、くたっとなっちゃう子、増えてませんか?
だからこそ、書くことを無理に教える前に、
「動き」「遊び」「感覚」の中で、体の感覚を育てることが大切なんです。

🔗絵でわかる子どもの心理シリーズ⑨友達をすごく小さく描くのはどんな気持ち? – itti-blog
文字を書く前に必要な「目に見えない力」とは?
字がうまく書けないと、「もっと練習しなきゃ」と焦ってしまいがちですが……
ちょっとだけ視点を変えてみましょう。
実は、文字を書くには、いくつかの“力”が関わっているんです。
たとえば、
- 手や指の感覚がしっかりしているか
- 体のバランス感覚が整っているか
- 空間認知力(どこにどう書くかの感覚)が育っているか
こういった力がそっと支えてくれるからこそ、
鉛筆を握ったときに「書ける準備」が整ってくるんですね。
「線をなぞる」「字を真似して書く」ことに苦手さを感じている子は、
実はこの“土台となる感覚”がまだ途中なんだよ〜というサインかもしれません。
土台がふわふわのままだと、どんなに書き方を教えても、
お子さん自身も「しっくりこない」「疲れる」「なんだかイヤ」って感じてしまうんですね。
✨補足ポイントとして:
発達支援やリハビリの現場では「感覚統合」や「粗大運動→微細運動」の順番がよく語られます。
お子さんが安心して「書く」ことに向かえるよう、まずはこの“土台の力”を大切にしてあげたいですね。
この場合は、まずは体を使った遊びや、楽しく描ける環境づくりがおすすめです。
小さな成功体験を重ねていくと、「書くのってたのしい!」に変わっていくこともありますよ。
手や腕の力がまだ育っている途中の子には、家の中で体を使った遊びがぴったり。
特に雨の日など、お外に行けないときには、おうちで楽しめる遊びをいくつか知っておくと安心ですよ☔👉雨の日のおうち遊び
◆筆圧が強すぎる子も要チェック!
逆に、「筆圧が強い 子ども」はというと…
- 鉛筆の芯がよく折れる
- ノートの裏に筆跡がつく
- 書くときにすごく疲れている
こういう子は、力のコントロールが難しかったり、気持ちが焦っていたりすることも。
力任せで書いていると、長時間書くのがしんどくなっちゃいます。
🌱筆圧が強い子は…
- 実は、感覚がちょっと鈍くて、強く握らないと“書いてる感覚”がわかりにくいということも
- それか、ものすご〜く集中してがんばってる証かもしれません(えらい…)
この場合は、「筆圧が強い=力任せで困った子」ではなく、
体の感覚を調整する練習中なんだな〜と、あたたかく見守ってあげてくださいね。
すごく集中して書いている子は、気持ちがまっすぐなだけでなく、
実は「思いやりの芽」が育っている途中なのかも…なんてこともあります。
よかったらこちらも読んでみてくださいね → 思いやりはいつ育つ?
筆圧は、その子の育ちのひとコマ。
一緒に暮らしていると見過ごしてしまいそうな“ちょっとしたしぐさ”の中に、
子どもの体と心のメッセージが、そっと隠れているのかもしれません。
◆じゃあどうすればいいの?筆圧を育てるには?
筆圧は、トレーニングで育てられます。
ただし、いきなり「濃く書きなさい!」「もっと力を入れて!」と注意するのは逆効果。
まずは楽しみながら「手指の筋力」や「道具を扱う感覚」を育てるのが◎です。
たとえば:
- 粘土遊びや新聞ビリビリ
- お絵かきや塗り絵(筆圧意識せずOK)
- 太めのクレヨンや色鉛筆を使ってみる
- 重めの筆記具で書く練習をする
- 指先でつまんだり回したりする遊び
楽しく、そしてちょっとずつ慣れていけば大丈夫です。
おうちでできる♪ 筆圧サポートのヒント
ここでは、おうちでできる“やさしい支え方”をいくつかご紹介しますね。
🎈1. ゆったり遊べる「おえかきタイム」
自由にくるくる、線を描いたり、ぐるぐる回したり。
おえかきは、筆圧の練習にもなりますが、
「思いきり描いてもいいんだ」という心の解放タイムにもなります。

ぬりえやスタンプ遊びもおすすめ。
紙の感触を楽しみながら、手の力の加減が育っていきます。

線をはみ出したり、色が紙から飛び出しちゃっても…実はそこにも意味があるんです。
「ダメ」と言いたくなる前に、こんなお話もぜひ🍀

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🧺2. 手・腕をしっかり動かす「おうちしごと」
おしぼりをぎゅっとしぼる、お米をとぐ、洗濯物を干す——
一見、筆圧とは関係なさそうに見えますが、
指先〜腕〜体幹までが連動する大事な動きなんです。
ちょっとしたお手伝いが、実は立派な発達支援になることも。
🐾3. 四つん這いやハイハイ、トンネルくぐりなどの「感覚あそび」
体をじっくり使うあそびは、
姿勢の安定にもつながりますし、筆圧の“土台作り”にもぴったり。
新聞紙を丸めてボール投げ、雑巾がけレース、風船バレー……
おうちの中でできるあそびでも、十分なんですよ。
「がんばって書かせよう」と力むより、
“気づけば書きやすくなってた”くらいのほうが、実はうまくいくことが多いんです。
まずは、「おうち時間でちょっとやってみようかな」と思えるものからで大丈夫です🍀
◆筆圧が弱い子どもにおすすめの練習方法は?
「筆圧が弱い子ども 練習」や「筆圧が弱い トレーニング」で調べている方も多いはず。
でも、やみくもに字を書かせるのはNG。
まずは“書く前の準備運動”が大事なんです。
◎ 1. 手指の力を育てる遊び
筆圧が弱い子どもにとっては、手のひらや指先の筋肉がしっかり働くことが大切。
- 小麦粉粘土・スライムで遊ぶ
- 新聞紙をくしゃくしゃに丸めてボールにする
- 洗濯ばさみで物をはさむゲーム
- おはじきやビーズを指でつまんで仕分け
こんな「つまむ」「握る」「ちぎる」動きが、実は“書く力”につながっています。
◎ 2. 姿勢や机・椅子の高さを見直す
筆圧が弱い原因の一つに、姿勢の安定感のなさがあります。
椅子が高すぎたり、机が遠すぎたりすると、力が入れにくいんです。
✅ 足の裏が床につくように調整
✅ 机とおなかの間にこぶし1個分くらいの余裕
✅ 背筋がまっすぐになるようにサポート
書く前の“体の準備”も、見落としがちな大事なポイントです。
◎ 3. 書く道具を変えてみる
「筆圧が弱い人のペン」や「シャーペン 筆圧 弱い おすすめ」などのキーワードでもわかる通り、道具の相性って本当に大事。
✨ 筆圧が弱い子におすすめの筆記具
- 芯が柔らかめの鉛筆(2B〜4B)
- 太めで持ちやすいクレヨンや色鉛筆
- グリップ付きのえんぴつ
- 筆圧が弱くても発色が良いボールペン
「楽しく書けた!」という体験が、書く力そのものを後押しします。
◆親が気をつけたい声かけ
筆圧が弱い子に「もっと濃く書いて!」と言っても、
どうしていいかわからず、ますます自信を失ってしまうことも。
そんなときはこう声をかけてみてください。
- 「この線、やさしいね。ふわっとしてていい感じ」
- 「この線をもう1回なぞってみると、もっときれいに見えるかも」
- 「この鉛筆、ちょっと試してみる?」
“改善”よりも“工夫”に目を向けると、子どもの表情がぐっと明るくなります。
◆成長とともに変わっていくものだから、大丈夫。
「筆圧が弱いのはダメなこと」と思ってしまいがちですが、
実は多くの子が年齢とともに自然と変化していきます。
小学校に入る頃には姿勢も安定し、道具の扱い方にも慣れてきて、
筆圧もしっかりしてくることが多いんです。
だからこそ、焦らず、比べず、その子のペースを大切にしてあげてくださいね。
🔚まとめ:筆圧は「その子のリズム」を映す鏡
- 筆圧が弱い・強いは、その子の発達や感覚の表れ。
- 早期から無理に直そうとせず、遊びの中で力を育てよう。
- 姿勢や道具も、大きなサポートになる!
- 一番のカギは、親の「見守る力」と「声かけの工夫」
筆圧が強い、弱い——
それは単なる「書く力」の問題ではなく、
体や心の状態がそっと表れているサインでもあるんです。
つい、「練習すればなんとかなるはず」と思いたくなるけれど、
お子さん自身も、「うまくできないな」「つかれるな」って感じているかもしれません。
そんなときは、「この子なりにがんばってるのかも」と、
いったん深呼吸して、そばで見守ってあげてくださいね。
書くことは、一生続くものだからこそ、
ゆっくりでも“心地よく書ける感覚”を育てていくことが大切です🍀
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→ 「うまく描けない」に寄り添う、おっとりサポート術。
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📒将来に役立つ習い事って?
→ 書く力や集中力、子どもの“好き”がぐんぐん伸びるきっかけに。
📒家庭でできる工作10選
→ 筆圧の土台を育てる、手先あそびをまとめてチェック♪
✉️ さいごにひとこと…
お読みくださって、ありがとうございます。
もしも「うちの子、書くのがちょっと苦手かも」と思う場面があったら、
「うまく書けない子」ではなく、「まだ成長途中♪」として見てあげてくださいね。
今日も、やさしい目で見つめるあなたと、がんばっているお子さんに、
小さなエールが届きますように🌷
鉛筆硬さ表
芯の硬さ | 特徴 | おすすめの子ども |
---|---|---|
H系(H, 2H など) | ✦ 芯が硬く、筆圧が弱いと薄くなりがち | ✦ 筆圧が強い子向け |
HB | ✦ 標準的な硬さで、多くの場面で使いやすい | ✦ バランスよく書きたい子向け |
B系(B, 2B, 4B など) | ✦ 芯が柔らかく、筆圧が弱くても濃く書ける | ✦ 筆圧がまだ安定しない小学校低学年向け |
2B(小学校推奨) | ✦ 軽い力でもはっきり書け、消しやすい | ✦ 筆圧が未発達な子向け |
筆圧が強い子 | ✅ HBやBに変更すると、ちょうどよくなる | ✅ 2Bだと減りが早い子向け |
筆圧を鍛えたい子 | ✅ 4Bや6Bでスケッチ遊び、クレヨンや太い鉛筆で練習 | ✅ 筆圧をコントロールする力をつけたい子向け |
ところで「文字の書き方」って性格が出る気がしませんか?
実は、筆圧も性格にある程度の関連があると言われています。ただし、これはあくまで傾向であり、すべての人に当てはまるわけではありません。参考までに♪
筆圧が強い人の特徴と性格傾向
✅ 粘り強い・意志が強い → しっかりとした筆圧は、意思の強さや忍耐力を反映していることが多い
✅ 感情が豊か・エネルギッシュ → 気持ちがこもりやすく、感情表現がはっきりしている
✅ ストレスを感じやすい → 力を込めて書くことで、無意識にストレスを発散していることも
✅ 完璧主義の傾向がある → 文字をしっかり書こうと意識しすぎる場合も
筆圧が弱い人の特徴と性格傾向
✅ 繊細・慎重 → 力を入れすぎず、バランスをとろうとする傾向
✅ リラックスしている・マイペース → 力まず書く人は、落ち着いていて焦らない性格のことが多い
✅ 自信がない・遠慮がち → 人目を気にして、控えめになっている場合も
✅ ストレスが少ない or 疲れやすい → 筆圧が弱いのは、リラックスしている証拠とも言えるが、体力が落ちている場合も

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こんにちは!ITTI-BLOG(イッチーブログ)を運営している、いっちーです!
教諭として15年以上勤務した後、カメラマンとして独立。
教育と写真、どちらも「子どもと向き合う」ことを軸に歩んできました。
そんな経験をもとに、
子どもの心と表現の成長を、親子で一緒に楽しむヒントを発信しています。
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